数あるフーコーの入門書の中でも、これほど分りやすい入門書は、ポールストラザーンの90分でわかるシリーズを除いてありません。
勿論、フーコーの思想の奥深さは、実際にフーコーの著作を手にとってみなければわかりませんが、それでもセンセーショナルなフーコーの思想の一部に触れることはできるはずです。
私個人としては、フーコーにこだわっている分、本書の荒削りなフーコー解釈に不満を感じますが、それでも、これだけ簡略にフーコーの思想の全体像を纏め上げた人がいるでしょうか?
この90分でわかるシリーズを機に、フーコーの思想に触れる人が数多く生まれることを切に願います。
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90分でわかるフーコー 単行本 – 2002/2/1
- 本の長さ125ページ
- 言語日本語
- 出版社ネオテリック
- 発売日2002/2/1
- ISBN-104899980302
- ISBN-13978-4899980308
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「狂気の歴史」「言葉と物」「監視と処罰」「性の歴史」…。既成の枠組みや常識に挑戦し続けたタフで過激な思想家フーコー。あまりにセンセーショナルなその思想、人生に迫る。
登録情報
- 出版社 : ネオテリック (2002/2/1)
- 発売日 : 2002/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 125ページ
- ISBN-10 : 4899980302
- ISBN-13 : 978-4899980308
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,179,139位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 929位フランス・オランダの思想
- - 2,280位西洋哲学入門
- - 309,656位文学・評論 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年5月22日に日本でレビュー済み
同じシリーズのデリダを読んだことがありますが
90分でわかるデリダ
それに比べ明快です。フーコーの思想をコンパクトにまとめ、かつその限界も指摘しています。
ホモセクシャルとしてカミングアウトしていた性癖にもかなり紙幅が割かれています。少し書きすぎのきらいもあるくらいで、その分、フーコーの思想をもう少し深く掘り下げて(例えばドゥルーズとの関係とか)書かれてあればよかったかとも思います。
今でも様々なシーンで影響を与え続けているフーコーです。現代を考える上で、彼の考えを知っておくことは必須でしょう。フーコーの著作に直接あたるのが一番良いのは当然ですが、本書がそのきっかけになる可能性は高いと思います(あくまでもストラザーンの解釈であることを念頭に置きながら)
ホモセクシャルとしてカミングアウトしていた性癖にもかなり紙幅が割かれています。少し書きすぎのきらいもあるくらいで、その分、フーコーの思想をもう少し深く掘り下げて(例えばドゥルーズとの関係とか)書かれてあればよかったかとも思います。
今でも様々なシーンで影響を与え続けているフーコーです。現代を考える上で、彼の考えを知っておくことは必須でしょう。フーコーの著作に直接あたるのが一番良いのは当然ですが、本書がそのきっかけになる可能性は高いと思います(あくまでもストラザーンの解釈であることを念頭に置きながら)