とりあえずはドラクエへの愛情がいかほどのものか、は後書きまで読んでなるほどと納得。細かい話、諸説あるとしても 出てくる歴史の時系列がおかしい点もあったりして。(ネタバレは書きません)それはそれとして、いのまたむつみさんの絵の表紙でハードブックのこのシリーズを揃えたかったので、文庫ではないこちらを購入。(昔持っていたが紛失した)
とりあえず作中、次の目的地にいくだけでも随分日数がかかるという表現が多いので「広大な世界を旅した」という気分は味わえた。
また、様々な職業の人間がどんどん出てくるのは面白かった。賛否両論ある作品のようだが、これはこれとして読んでよかった。
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小説ドラゴンクエスト3 下: そして伝説へ (エニックス文庫 33) 文庫 – 1991/9/1
- 本の長さ221ページ
- 言語日本語
- 出版社スクウェア・エニックス
- 発売日1991/9/1
- ISBN-104900527734
- ISBN-13978-4900527737
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登録情報
- 出版社 : スクウェア・エニックス (1991/9/1)
- 発売日 : 1991/9/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 221ページ
- ISBN-10 : 4900527734
- ISBN-13 : 978-4900527737
- Amazon 売れ筋ランキング: - 763,177位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1950(昭和25)年、福井市生れ。早大中退後、渡仏。エール・フランス勤務、帰国後のフランス語教師などを経て、エッセイを書きはじめる。1986年『野望のラビリンス』で小説デビュー。1995(平成7)年、『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会特別賞受賞。1997年の『樹下の想い』で恋愛小説にも新境地を開き、2001年『愛の領分』で直木賞を受賞した。他の作品に『リミックス』『乱調』などがある。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年10月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2019年8月3日に日本でレビュー済み
文章もそんなに上手くないし、(ノベライズによくある「○○は走り出した」 「○○は悲鳴を上げた」 「かすかに微笑んだ」 とかが並んでるレベルの文章。)
内容も、原作ゲームの設定を改変してしまって、作者オリキャラの美少女・美女姉妹(勇者の仲間 & 悪の女幹部)のことにばかりで、
そしてそれにもあんまり魅力がなくて、なんだかな……となった。
(そもそもドラクエ3の世界観で「悪の女幹部」とかを出してくること自体、なんか当時の量産型アニメみたいで陳腐に感じる)
ドラクエ3はもともと、仲間が「汎用キャラ」の作品だから、遊ぶ側、作る側、それぞれの自分の中の物語があるの自体はいい、
でもこれはその範囲を逸脱してるし、そのせいで本来やるべきことすらやってないというか。
当時・80~90年代に多かった、原作を平気な顔で改変したアニメ版の、そういう中で、いまみんなの記憶に残ってないほうの
ダメだった出来のを彷彿とさせるつくり。
30年後のいまなお 多くの人に愛されるドラクエ3の素晴らしい世界を、小説で追体験したくて読んだのだが、
あとがきでは、それを全否定して俺のオリジナルのドラマをやらないと意義がないみたいな意識というか、
でこんな内容やって、「苦悩して外国に行くの遅れた」みたいな自分に酔ったこと(知るか)を書いてて引いた。
(長々と「航空券やホテルの予約を全部キャンセル~~」とか言う必要ある? それには「俺は大変なんだ、だから原作ゲーム信者は批判するなよ」みたいな意味合いもあったんだろうけど だからこそ容赦なく批判します。5とかの小説版と違ってファンの間でぜんぜん話題にならないのも納得)
内容も、原作ゲームの設定を改変してしまって、作者オリキャラの美少女・美女姉妹(勇者の仲間 & 悪の女幹部)のことにばかりで、
そしてそれにもあんまり魅力がなくて、なんだかな……となった。
(そもそもドラクエ3の世界観で「悪の女幹部」とかを出してくること自体、なんか当時の量産型アニメみたいで陳腐に感じる)
ドラクエ3はもともと、仲間が「汎用キャラ」の作品だから、遊ぶ側、作る側、それぞれの自分の中の物語があるの自体はいい、
でもこれはその範囲を逸脱してるし、そのせいで本来やるべきことすらやってないというか。
当時・80~90年代に多かった、原作を平気な顔で改変したアニメ版の、そういう中で、いまみんなの記憶に残ってないほうの
ダメだった出来のを彷彿とさせるつくり。
30年後のいまなお 多くの人に愛されるドラクエ3の素晴らしい世界を、小説で追体験したくて読んだのだが、
あとがきでは、それを全否定して俺のオリジナルのドラマをやらないと意義がないみたいな意識というか、
でこんな内容やって、「苦悩して外国に行くの遅れた」みたいな自分に酔ったこと(知るか)を書いてて引いた。
(長々と「航空券やホテルの予約を全部キャンセル~~」とか言う必要ある? それには「俺は大変なんだ、だから原作ゲーム信者は批判するなよ」みたいな意味合いもあったんだろうけど だからこそ容赦なく批判します。5とかの小説版と違ってファンの間でぜんぜん話題にならないのも納得)
2016年2月17日に日本でレビュー済み
もしかして全3巻の予定だったのを、急に2巻にしろって言われたんじゃないか?そう疑いたくなる端折り感だ。
その上オリキャラのチコの活躍にばっか尺を取ってるし。2のガルドよりはマシだが。
「ゾーマを倒せば元の世界に帰れなくなる」と聞いて、ショックを受けている戦士と僧侶をほっといてスタスタと進んでいく勇者には「これのどこが度量のある男だ?」と怒鳴りたくなる。
しかしそんなことよりも何よりも、作者に尋ねたいことがある。「なぜそこまでヒミコをいじめたがるのか?」
恋人を殺され、記憶を消され、化け物に改造され、そして娘であるヒロインからも「あんな妖怪が母親だなんて」「バラモスの手下の邪悪な連中」と罵られる。
ヒミコは元々善人と悪人のどっちだったのかは不明だが、扱いがここまで来ると不快感さえ漂ってくる。
というか娘、母親が悪の手先になったのは全部バラモスのせいだと聞かされていたはずなのに、なぜその辺の事情を一考だにせず憎むのか?
これでは自分の悲劇に酔ってるだけの「私って不幸でしょ女」だ。彼女に対し愛憎入り混じっていた敵のチコの方が、まだ人間的に見える。
こんな魅力の無いウザい女がヒロインだなんて。傑作RPGのドラクエ3を汚してくれたとすら思える。
その上オリキャラのチコの活躍にばっか尺を取ってるし。2のガルドよりはマシだが。
「ゾーマを倒せば元の世界に帰れなくなる」と聞いて、ショックを受けている戦士と僧侶をほっといてスタスタと進んでいく勇者には「これのどこが度量のある男だ?」と怒鳴りたくなる。
しかしそんなことよりも何よりも、作者に尋ねたいことがある。「なぜそこまでヒミコをいじめたがるのか?」
恋人を殺され、記憶を消され、化け物に改造され、そして娘であるヒロインからも「あんな妖怪が母親だなんて」「バラモスの手下の邪悪な連中」と罵られる。
ヒミコは元々善人と悪人のどっちだったのかは不明だが、扱いがここまで来ると不快感さえ漂ってくる。
というか娘、母親が悪の手先になったのは全部バラモスのせいだと聞かされていたはずなのに、なぜその辺の事情を一考だにせず憎むのか?
これでは自分の悲劇に酔ってるだけの「私って不幸でしょ女」だ。彼女に対し愛憎入り混じっていた敵のチコの方が、まだ人間的に見える。
こんな魅力の無いウザい女がヒロインだなんて。傑作RPGのドラクエ3を汚してくれたとすら思える。