筆者さんのように、エホバの証人ではない母親ですが、凄い勢いで読み、絶賛していたと同居している姉から聞き、直感的に自分も読みたいと思って購入しました。まだ4分の1程度ですが、当時6歳位の筆者が、両親のやり取りを克明に覚えていて、その空気感まで描写している部分は圧巻でした。
改めて、読書って良いな~と感じさせてくれた本でした。
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ライオンに立ち向かって: ナチ占領下で良心に従って生きた少女の記録 単行本 – 2003/7/25
シモーヌ A.リープスター
(著),
麻布プロデュ-ス翻訳出版部
(翻訳)
ナチ占領下となったフランス・アルザスに住むシモーヌ・アルノルドとその家族は、聖書研究者(Bibelforscher)として、ナチ体制とナチズムに同化されることを拒み、ナチ国家からの厳しい弾圧を受けることになった。父親の逮捕、放校処分、ナチスの再教育施設への強制送致・・・・・・。恐れと憎しみが支配した時代にあって、自らの良心にしたがって生き抜いた少女時代を今振り返る。
- 本の長さ572ページ
- 言語日本語
- 出版社麻布プロデュース
- 発売日2003/7/25
- ISBN-104900710024
- ISBN-13978-4900710023
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商品の説明
著者からのコメント
-日本語版の読者の皆さまへ-
英語版のFacing The Lion が米国で出版されてから三年が経ちました。その間に、本書はヨーロッパで出版され、今こうして日本語版が出版されることを、私はほんとうに嬉しく思っています。こうした物事の進展は、ずいぶん昔のことになりましたが、まだ子どもだった私が"ライオン"の前に立ったときには想像もできなかったことです。私はこの本を書くことで過去に引き戻され、当時の記憶と感情をすべて思い起こしていきました。過去をさかのぼって自分の内奥で経験したことを探っていくうちに、両親に対する愛と感謝の気持ちがより深いものになりました。家族の試練の時に、両親が私を巧みに導いてくれていたことを実感したからです。血気盛んな女の子だった私が不公平に直面して怒りを燃え上がらせたときにも、母は私が道を誤らないよう助ける方法を知っていました。こうした訓練が私の生涯を通じて役に立ってきたのだと、今よく分かります。
私の訪れたことのない国でこの体験談を読んでいただけるのはたいへん光栄なことです。文化の違いがあったとしても、本書が読者の皆さんに、自分にとっての"ライオン"に立ち向かう勇気と強さを与えるものとなるよう、私は心から願っています。
英語版のFacing The Lion が米国で出版されてから三年が経ちました。その間に、本書はヨーロッパで出版され、今こうして日本語版が出版されることを、私はほんとうに嬉しく思っています。こうした物事の進展は、ずいぶん昔のことになりましたが、まだ子どもだった私が"ライオン"の前に立ったときには想像もできなかったことです。私はこの本を書くことで過去に引き戻され、当時の記憶と感情をすべて思い起こしていきました。過去をさかのぼって自分の内奥で経験したことを探っていくうちに、両親に対する愛と感謝の気持ちがより深いものになりました。家族の試練の時に、両親が私を巧みに導いてくれていたことを実感したからです。血気盛んな女の子だった私が不公平に直面して怒りを燃え上がらせたときにも、母は私が道を誤らないよう助ける方法を知っていました。こうした訓練が私の生涯を通じて役に立ってきたのだと、今よく分かります。
私の訪れたことのない国でこの体験談を読んでいただけるのはたいへん光栄なことです。文化の違いがあったとしても、本書が読者の皆さんに、自分にとっての"ライオン"に立ち向かう勇気と強さを与えるものとなるよう、私は心から願っています。
著者について
1930年、フランスのアルザス生まれ。1940年のドイツによるアルザス占領後、聖書研究者(Bibelforscher)としてナチスの迫害を受けた。父と母は強制収容所に入れられ、本人も良心に従ってナチ式敬礼を行わなかったために中等学校から放校処分を受け、その後ナチスの再教育施設であるヴェッセンベルク教護院に強制送致された。そして、1945年に解放されるまでの約2年、施設での厳しい生活を生き抜いた。戦後、渡米して知り合ったマックス・リープスターと1956年に結婚。現在フランスに在住。
登録情報
- 出版社 : 麻布プロデュース (2003/7/25)
- 発売日 : 2003/7/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 572ページ
- ISBN-10 : 4900710024
- ISBN-13 : 978-4900710023
- Amazon 売れ筋ランキング: - 470,587位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2015年11月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
探していた本です。状態も良かったので 満足です。本の内容も良かったです。
2014年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子どもであっても強い良心に基づいて行動でき、周りの状況に流されやすい日本人にとって、非常に考えさせられる生き方の見本だった。
集団の影響で良くも悪くも価値観が変わってしまう世の中で、揺らぐことのない善良とは何かを学び、それを人生で貫き通せるなら、本当に美しい生き方ではないかと感じた。
集団の影響で良くも悪くも価値観が変わってしまう世の中で、揺らぐことのない善良とは何かを学び、それを人生で貫き通せるなら、本当に美しい生き方ではないかと感じた。
2006年6月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もう何回読み返したのか分からないほど読み返して、好きなところには赤線引いて、あちこち赤線だらけ・・・ (^^;
「ライオンに立ち向かって」と聖書の通読は、毎日欠かせない日課となりました♪
斬首刑になっても、死に至るまで忠実だったマルセル兄弟の模範・・・
そして、マルセル兄弟が、処刑の数時間前に書いた最後の手紙がいつも心に焼き付いています。
心が高揚して、ほんわか温かくなるシモーヌ姉妹の体験記を、遺産として受け継いでゆけるように、ひと言でも多く心に刻んでおきたいです。
クリスチャンの方で、まだお読みになっていない方がおられるなら、ぜひ、死ぬ前に一度はお読みになってみてください♪
強制収容所で、体がぼろぼろになっても、決してあきらめなかった兄弟姉妹の模範を読んでいると、勇気と力がわいてきます。
ベルゲンバッハや星の湖、ボーデン湖やゼンティス山・・・美しい雄大な光景も、心の中に広がります! (*^o^*)
「ライオンに立ち向かって」と聖書の通読は、毎日欠かせない日課となりました♪
斬首刑になっても、死に至るまで忠実だったマルセル兄弟の模範・・・
そして、マルセル兄弟が、処刑の数時間前に書いた最後の手紙がいつも心に焼き付いています。
心が高揚して、ほんわか温かくなるシモーヌ姉妹の体験記を、遺産として受け継いでゆけるように、ひと言でも多く心に刻んでおきたいです。
クリスチャンの方で、まだお読みになっていない方がおられるなら、ぜひ、死ぬ前に一度はお読みになってみてください♪
強制収容所で、体がぼろぼろになっても、決してあきらめなかった兄弟姉妹の模範を読んでいると、勇気と力がわいてきます。
ベルゲンバッハや星の湖、ボーデン湖やゼンティス山・・・美しい雄大な光景も、心の中に広がります! (*^o^*)
2004年4月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
良心というのは誰でも持っていると信じているけれど、
それを損なうことなく生きるのは
実は誰にとってもとても大変なことだと思う。
「偉人」と言われるような人ではなくて、
普通のある家族ががんばれたことを知ることができてよかった。
親の立場で子どもと向き合う時の態度がとても参考になった気がする。
この両親は主人公の少女に自分達の信仰を押し付けるどころか、
ちゃんと比較検討して自分で宗教を選ぶように繰り返し勧めているし、
この家族に関わる宗教をどう思うかは人それぞれだけど、
ホロコーストに巻き込まれながらがんばってきた人たちであり、
その件に関して復讐心を持つことなく平和に暮らそうとしてきた人たちであることを考えると
星5つはまちがってないと思う。
それを損なうことなく生きるのは
実は誰にとってもとても大変なことだと思う。
「偉人」と言われるような人ではなくて、
普通のある家族ががんばれたことを知ることができてよかった。
親の立場で子どもと向き合う時の態度がとても参考になった気がする。
この両親は主人公の少女に自分達の信仰を押し付けるどころか、
ちゃんと比較検討して自分で宗教を選ぶように繰り返し勧めているし、
この家族に関わる宗教をどう思うかは人それぞれだけど、
ホロコーストに巻き込まれながらがんばってきた人たちであり、
その件に関して復讐心を持つことなく平和に暮らそうとしてきた人たちであることを考えると
星5つはまちがってないと思う。
2004年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ナチ占領下を生き抜いた人々の著書の中で、最も有名なものは、「アンネの日記」であるが、アンネより少し年少の少女の記録である本書は、著者が、当時を耐え忍びながら、確固とした希望を保ち、難しい時代を生き抜いたこと、そして現在も同じ信念を保ちながら生活していることが異なった点だと言えるかもしれない。
自分自身の持つ信条と照らし合わせて「果たして自分が当時の彼女の年齢で同じ状況に耐え忍ぶことができただろうか?いや、今もし急に体制が変化した場合にどうするのだろうか?」と考えさせられました。
『まだまだ平和だ』とどこか安心しきっている日本人にとって老若男女を問わず、よく黙想する機会を与えてくれる内容の本だと感じました。
自分自身の持つ信条と照らし合わせて「果たして自分が当時の彼女の年齢で同じ状況に耐え忍ぶことができただろうか?いや、今もし急に体制が変化した場合にどうするのだろうか?」と考えさせられました。
『まだまだ平和だ』とどこか安心しきっている日本人にとって老若男女を問わず、よく黙想する機会を与えてくれる内容の本だと感じました。