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フィルス 単行本 – 1999/6/1
- 本の長さ493ページ
- 言語日本語
- 出版社アーティストハウスパブリッシャーズ
- 発売日1999/6/1
- ISBN-104901142100
- ISBN-13978-4901142106
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「人生はゲーム。勝者はだだひとり。それはオレ」 女性・同性愛者・人種差別主義、特技は同僚や友人を陥れるための裏工作と残業の不正申告-無敵のブルース・ロバートソン部長刑事が巻き起こす事件とは。
登録情報
- 出版社 : アーティストハウスパブリッシャーズ (1999/6/1)
- 発売日 : 1999/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 493ページ
- ISBN-10 : 4901142100
- ISBN-13 : 978-4901142106
- Amazon 売れ筋ランキング: - 891,075位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
面白い内容の本で、人気が出てきたのか、最近また新版が出ています。
2013年3月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジェームズマカヴォイさんが主演で映画化されると知り、興味を持ちました。ダーティーな警官が、それでも事件を解決するアンチヒーローの物語だろうと勝手に想像していたので、ページ数が少なくなっていくにつれどこにたどり着くのか最後まで興味が尽きる事なく読めました。このどうしようもない悪徳警官が何故だか嫌いになれない。ブルースロバートソンの本質は、往来で必死に救命処置を施していた姿だと信じたい。久し振りに読了後に眠れぬ夜を過ごしました。それにしてもマカヴォイさんがどう演じるのか…日本公開が楽しみです。
2014年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨年公開の映画版を見た後、購入いたしました。旧翻訳版や本著者の他作品は未読です。あしからず。
映画版も強烈な表現と展開が印象的でしたが、この原作はもっとドギツイです。このブルースは股間に湿疹を持っています。その上よく掻くもんだから状況の悪化に同調してタマ袋にまで広がってゆきます。
ブラック・コメディのような調子で進行した映画版と違い、ブルースのより多くのクセモノだらけな人間関係やスコットランドの社会背景に対する強い不信感を伺わせる描写のため、より現実味のあるクズ男の物語として受け止められました。
映画版でのリアリティはジェームズ・マカヴォイら俳優陣の演技に支えられていたとすると、小説版では一見放埒な進行に見えて実は緻密な描写(そのせいで全体の分量はかなりありやや読みにくい)がその役を担っているのでしょう。例えば、ブルースの定番オカズは「サン」誌3面のヌード写真連載であることを知ることができます。
また、恐らくスコットランド訛りの口語で綴られた原作のトーンがそのまま翻訳されているので、全体的に登場人物達の口も悪く感じられます。それらのことがより殺伐とした世界観を形成し、ブルースの最後の選択をよりやむを得ないものに感じさせます。
強度のネタバレのため伏せますが、小説でのブルースはいわゆる「一線」を超えています。
その一線を超えた状態、いわゆる詰み状態で物語は始まるので、ブルースは初めからこの悲惨な結末を意識し、じわじわと終わりへ歩んでいったのではないかと今は思います。
これは映画版との決定的な違いです。映画を観られた方は是非一読の上再びもだえ苦しんで下さい。救いはありません。
映画版も強烈な表現と展開が印象的でしたが、この原作はもっとドギツイです。このブルースは股間に湿疹を持っています。その上よく掻くもんだから状況の悪化に同調してタマ袋にまで広がってゆきます。
ブラック・コメディのような調子で進行した映画版と違い、ブルースのより多くのクセモノだらけな人間関係やスコットランドの社会背景に対する強い不信感を伺わせる描写のため、より現実味のあるクズ男の物語として受け止められました。
映画版でのリアリティはジェームズ・マカヴォイら俳優陣の演技に支えられていたとすると、小説版では一見放埒な進行に見えて実は緻密な描写(そのせいで全体の分量はかなりありやや読みにくい)がその役を担っているのでしょう。例えば、ブルースの定番オカズは「サン」誌3面のヌード写真連載であることを知ることができます。
また、恐らくスコットランド訛りの口語で綴られた原作のトーンがそのまま翻訳されているので、全体的に登場人物達の口も悪く感じられます。それらのことがより殺伐とした世界観を形成し、ブルースの最後の選択をよりやむを得ないものに感じさせます。
強度のネタバレのため伏せますが、小説でのブルースはいわゆる「一線」を超えています。
その一線を超えた状態、いわゆる詰み状態で物語は始まるので、ブルースは初めからこの悲惨な結末を意識し、じわじわと終わりへ歩んでいったのではないかと今は思います。
これは映画版との決定的な違いです。映画を観られた方は是非一読の上再びもだえ苦しんで下さい。救いはありません。
2013年11月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
明日、映画を見に行くが、どういう風に実写と変わるかが見ものでしょう!
2010年7月15日に日本でレビュー済み
なんだこの本。表紙の豚にひかれて読みだしたら、主人公のブルースはアル中でヤク中でセックス中毒で、権力をかさにきた警察官。
さらに人種差別主義者だが、頭がよくて、自分の出世のために同僚に嘘を吹き込み、なんのためかもわからないが、友人を陥れて逮捕させる。しかも絶対に自分が悪人にならない方法で。
ユーモアかと誤解しそうなほど軽快な語り口もだんだんと姿を消し、ブルースの腹の中のサナダ虫まで彼の暗い過去を語りだす。
ブルースをいまだに苦しめる過去は、ひとつどころかいくつもとびだしてくる。
その過去が現在のブルースと結び付き、さらには彼が手がける事件の真相も明らかになる。
POPな表紙にだまされたけど、この本はウィリアム・バロウズ作品と肩を並べる、
れっきとしたどん底文学だ。底に辿り着いたと思っても、地面にずぶずぶとのみこまれてゆく。
さらに人種差別主義者だが、頭がよくて、自分の出世のために同僚に嘘を吹き込み、なんのためかもわからないが、友人を陥れて逮捕させる。しかも絶対に自分が悪人にならない方法で。
ユーモアかと誤解しそうなほど軽快な語り口もだんだんと姿を消し、ブルースの腹の中のサナダ虫まで彼の暗い過去を語りだす。
ブルースをいまだに苦しめる過去は、ひとつどころかいくつもとびだしてくる。
その過去が現在のブルースと結び付き、さらには彼が手がける事件の真相も明らかになる。
POPな表紙にだまされたけど、この本はウィリアム・バロウズ作品と肩を並べる、
れっきとしたどん底文学だ。底に辿り着いたと思っても、地面にずぶずぶとのみこまれてゆく。