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決断の本質 プロセス志向の意思決定マネジメント (ウォートン経営戦略シリーズ) 単行本 – 2006/7/24
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- 本の長さ352ページ
- 言語日本語
- 出版社英治出版
- 発売日2006/7/24
- ISBN-104901234943
- ISBN-13978-4901234948
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出版社より


成功の鍵は「結論」よりも「正しいプロセス」
なぜ、判断を誤るのか。なぜ、決めたことが実行できないのか。真に重要なのは「結論」ではなく「プロセス」だ。ケネディの失敗、エベレスト遭難事件、コロンビア号の爆発事故など多種多様な事例をもとに「成功する意思決定」の条件を探求。人間性の本質に迫る、画期的な組織行動論・リーダーシップ論。
[著者]ロベルト,マイケル・A. ハーバード・ビジネススクール教授。経営学総論、経営意思決定、ビジネス戦略のコースで教鞭をとる。特に注力している研究テーマは、戦略的意思決定プロセスとトップマネジメント・チーム。ハーバード・ビジネスレビュー、リーダーシップクォータリーなどに寄稿多数。また、モルガン・スタンレー、ノバルティス、世界銀行をはじめ多数の組織でリーダーシップ開発プログラムを実施しているほか、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ロッキード・マーティンなどの顧問を務めている。ハーバード大学経営学修士号およびハーバード・ビジネススクールの博士号を取得。修士課程に在籍時、学部生に経済理論入門コースを教え、優秀な教育指導者に贈られるオーリン・ヤング賞を2度受賞した。
商品の説明
抜粋
とはいえ、決断しなければならない。思い切って自分の判断を述べる。一方で、妥協案かな、と心の中で薄々感じている自分がいる。参加者たちは黙っている。なんだか不服そうな表情も見えるが、口は開かない。だが、気にしている時間があるか?
とにかく採決をとったら、皆も納得したようだ。決定事項を確認し、なんとか会議を終えることができた。もっとも、その翌日には、議論を蒸し返すメールが何通も送られてきたのだが……。
決められない。決めたことが実行できない。そんな悩みに直面したことが、ビジネスパーソンであれば、きっと誰にもあるだろう。そのとき、あなたは、周囲の皆は、どのように対処しただろうか。
「優れたリーダーの不在」が嘆かれて既に久しい。
企業の不祥事や、政界の混乱、プロ野球やサッカーの試合模様など、さまざまな出来事の中に、私たちは「リーダーの不在」や「間違った決断」を見出す。そして同様の問題が自分の身の回りにもあることに気づき、ため息をついたりする。
だが、「優れたリーダー」や「正しい決断」とは、どのようなものなのか?
織田信長や西郷隆盛、『三国志』の曹操や劉備、チャーチル、吉田茂、アルフレッド・スローン、等々の名を私たちは「偉大なリーダー」として挙げることができる。誰より明晰で先見性があり、「正しい決断」を下して困難な状況を打開し、先が見えない情勢の中で進むべき道を照らし、組織を混迷から救い出す。そして、強力なリーダーシップで、決断したことを実行に移す。そんなリーダー像を思い描くことができる。
このように、偉人や著名なリーダーの言動からリーダーに求められる資質を導き出そうとしたのが、伝統的なリーダーシップ論であった。彼らに共通する何かを探り、それをいかなる状況でも指導力を発揮するための条件だとする考え方である。
これに対して、状況に応じて意思決定のスタイルや重視するものは異なるべきであるとする、状況対応型のリーダーシップ論がある。組織には、効率化・合理化が求められる時期と、過去の成功モデルの見直しと大きな変革が求められる時期がある。そのような組織状態の変化に応じて求められるリーダーシップも異なるという考え方だ。また近年では、部下を支援するサーバント型、組織活性化を促すファシリテーター型のリーダーシップも提唱されている。
だが、それらのリーダーシップ論を実践に応用しようとするとき、それは往々にしてイメージばかりの精神論や、いわば小手先の会議テクニックに終始してしまう。
いずれにしても、不確定要素が複雑に絡み合い、変化の激しいこの時代において、一人で正しい決断を下すのは容易ではない。また、不確定要素が存在するということは、その時点での意思決定に唯一絶対の解はありえず、そのような解を追求すること自体に無理があるのだ。
では、何をもって「自分は正しい決断をした」と言えるのか?
本書の著者は、リーダーにとって重要なことは、どんな決断を下すかではなく、どうやって決断を下すか、その意思決定のプロセスを決め、自制心をもって運営することであると説く。つまり、偉大なリーダーの「決断の本質」とは、その決断の「内容」ではない。はじめから自分の答えを押しとおすのではなく、同僚や専門家から多様な意見を引き出すための「プロセス」を準備し、様々な技術・手法を用いながら、最後の決断に至るまでの過程を正しく運営することなのだ。
本書が興味深いのは、企業における意思決定のみならず、NASAのスペースシャトル・コロンビア号の大惨事やエベレスト登山隊の悲劇、ケネディ大統領の失策などの事例について研究し、意思決定を難しくする人間の心理・行動や組織文化についての洞察と、本来リーダーが手を打つべき具体的な手段を明らかにしている点だ。それらは民間企業や公共機関などに限らず、すべての組織を率いる者にとって明確な指針となるだろう。
もう一度、自分達が行った過去の意思決定を振り返ってみてほしい。自信をもって「正しい決断をした」と言い切れるだろうか。部下は意思決定の結論に納得していただろうか。皆のコンセンサスを得て、決めたことはうまく実行されただろうか。
本書に従えば、決断の内容に反対していた人でさえ、その実行に同意し、組織全員が実現にむけて一体となって取り組むことができるようになる。現代のリーダーに求められているのは、そのような意思決定手法を組織全体に浸透させることなのだ。
(「日本語版 訳者まえがき」より)
著者について
登録情報
- 出版社 : 英治出版 (2006/7/24)
- 発売日 : 2006/7/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 352ページ
- ISBN-10 : 4901234943
- ISBN-13 : 978-4901234948
- Amazon 売れ筋ランキング: - 46,852位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 269位オペレーションズ (本)
- - 2,411位ビジネス実用本
- - 3,235位投資・金融・会社経営 (本)
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著者について

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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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リーダーが決断を下す場面において重要なことは、どんな決断を下すかではなくどうやって決断を下すかであるとの前提に立ち、スペースシャトル・コロンビア号の打ち上げ失敗や第二次大戦におけるノルマンディー上陸作戦などの場面で行なわれてきた意思決定プロセスの分析を通して、プロセスの妨げとなる衝突や優柔不断、偏った認知を解消する道筋を示しています。
その上で、困難な意思決定を迫られたリーダーに積極的に主導権を握る姿勢を求めながらも、「急いで適切な答えに飛びつこうとするときよりも、難しい意思決定をどのような方法で行なうかを慎重に考えるときのほうが、真の決断力に富んだリーダーシップを発揮できるようである」としています。
それは、意思決定の方法を決定することによって、その組織におけるさまざまな能力や専門知識を有効利用することを可能にし、また採択した行動指針を効果的に実施せしむるというのが筆者の見解です。
結論として、リーダーに求められる資質を、明確なビション(指導性)を持つ一方で「恐れを感じずに他人の意見を受け入れる能力」、そして議論を押し潰す“答え”ではなく、新たな対話の領域を切り拓く“問い”を発する能力であるとした筆者の結論は、優れた決断の<本質>が決してリーダーのカリスマ性や決断力にないことを明確に表しています。
人間が意思決定プロセスを公正だと感じる場合
' 自分の意見を述べ、他の意見に同意しない理由を話し合う機会が充分に与えられた場合。
' 意思決定プロセスが透明だったと感じる場合。
' リーダーが意思決定する前に自分の意見を注意深く聞き、それを慎重かる真剣に検討してくれたと思う時。
' リーダーの最終決定に実際に影響力を与える機会があったと感じる場合。
' 最終決定に理論的根拠が明快に理解できる時。
ベンジャミン・フランクリン
「準備を怠るのは、失敗の準備をしているようなものだ」
ピーター・ドラッカー
「経営者が意思決定において過ちを犯す最も多い原因は、正しい質問ではなく、正しい答えを見つけることに重点を置く事である」
敢えて自身ではなく、周りに決断させる立場ないしその立場を目指す人が読む本です。
著者は、あなたは最終的にその決断を受けれいるよりないと説きます。
あなたの意に沿った決断をさせたいのであれば、いかにして周りに決断させるかが重要です。
空気を読むという表現があります。
日本固有の文化であり、誤った方向に流れがちと揶揄されますが、勝負はその空気作りにあります。
あなたの意に沿った空気を作ること、これが組織の決断を支配する要諦であると解いています。
そういった文脈で、帝王学に属する書なのだろうと私は思いました。
「なぜ危機に気づけなかったか」という別の著書が、私には身近な題材でした。
ふむふむPSUでなくUペンね
(Amazonではなくてごめんなさい)
さて
決断は正しいプロセスで決定されるべきと学べる。また決裁者でなくても役割があるので悪魔の代弁士が不在な場合は買って出ろ!
KYとか気にするなら議事録だけもらい会議を欠席した方が時間効率にも、決裁プロセスにも健全に働くだろう。
テレカンも増えサイレントマジョリティの会議は意味など無い。コロナ禍やアフターコロナの視点で再読しても発見がある。
日本の部長職は重要な決断が多いが、勉強していない為、正しく判断ができないのではないか?
コンサルや取り巻きと飲む時間があったら、批判的なメンバーから本音を聴く飲みニケーションをするか、たまにはこの本を読んでみたらどうだ。本のレビューも読まないか、、
もし、このレビューを若い貴殿が読んだなら老眼になる読んだ方が良い。身につけるべき内容なので早い方が良いだろう
機会があれば推奨する図書の一冊で、もっと知られるべき具体的事例の記載がある名著だ
Unlocking Creativityを手にし
マイケルの紹介を読むと
HBS卒でした
翻訳本なので少々書きぶりが堅いが中々面白かった。
組織のマネジメントやリーダーを主な読者に想定しており、リーダー論、マネジメント論の本として読んでも良いと思う。 また、膨大な量の事例研究や引用が行われており、単に思いつきや経験則で書かれてい無い事も好感が持てる。
班長や課長など小さな組織でも役立つ本だと思うので、興味があれば一読する価値はある。
をめぐる短編小説のように「読みふけって」しまった。ケネディ
大統領のキューバ侵攻事件の失敗や、スペースシャトル・コロン
ビア号の空中分解事故など、関係者へのリアルなインタビューに
もとづいた斬新な分析に引き込まれる。
なぜ人は、まちがった決断をくだすのか。正しい決断をくだす秘
訣はあるのか。この本では、正しい決断は「ない」、あるいは
「わからない」と指摘する。つまり、ある決断の結果を判断する
こと自体に長い時間がかかるので、無意味だというのだ。そうで
はなく、決断に至る「正しいプロセス」に注目せよと指摘する。
思ってもみなかった明快な視点だ。
ふと、前に見たTVドキュメンタリーで、星野リゾートの星野社
長が会議しているシーンが頭に浮かんだ。そのとき星野社長は、
自分では何も「決めず」、幹部たちの議論にいろいろアドバイス
を与えながら、ある時点で議論を打ち切り、結論を出すようにス
タッフたちを促す。そして、最後に「あなたたちが充分議論して
決めたことだから、みんなで実行してください」というようなコ
メントを加えていた。
この本では、ますます複雑化する世界では、もはや、カリスマ性
をもった強力・強烈なリーダーは通用しにくくなっていると指摘
する。みんなで議論し、決定し、それを全員で納得して実行に移
すための決断の「プロセス」こそが、いま求められているようだ。
内容自体は、それほど目新しくはありません。
しかし過去の事例の分析は非常に興味深いものがありました。
特に、キューバ危機を乗り越えたケネディ大統領が、それ以前に失態を演じており、判断の誤りに至ったプロセスを徹底的に洗い出したという記述は一読の価値があります。
第一部で枠組みを説明した後、次第に深堀をしていく構成をとっており、理解しやすかったです。
難点は以下。
・これだけの内容を本当に実践できるのかやや疑問
・当たり前のことを無理やり図表にして、却って分かりにくくしている
自社の会議が形骸化しているとお悩みのリーダーの方には、是非お読み頂きたいと思います。