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好きなことだけやればいい 単行本 – 2002/4/1

3.7 5つ星のうち3.7 10個の評価

商品の説明

商品説明

世界で初めて高輝度青色発光ダイオード(青色LED)の製品化に成功した中村修二の名は、約20年在籍していた日亜化学を退職後に大学教授として渡米したことや、特許の帰属を巡って起こした訴訟により、一般に知られることとなった。同時に、会社員の生き方を問い直す格好のケーススタディーとして報道される機会も多くなっている。

その中村自身が、自らの考えや主張を明らかにしているのが本書である。日亜化学時代の研究生活を中心に、学生時代のエピソードも交えながら、自身の主張である「好きなことだけをやればいい」という持論を展開している。

中村の半生を俯瞰するうえで重要なのが、常に「怒り」が行動の原点になっていたというポイントである。会社の生き残りをかけ、寝ずの研究開発を行っていた中村だが、しだいにサラリーマン研究者の立場の弱さに怒りを覚える。さらに追い打ちをかけたのが、日本の学会の現実だ。アメリカ留学においてプライドを引き裂かれた中村は、日本人の研究者として、あえてアメリカの学術誌ではなく、日本の学術誌に論文を投稿する。しかし、ある権威的存在の論文を引用していないという理由だけで、日の目を見ることはなかった。一部の権威に牛耳られている学会の現実を知り、中村は、またもや怒りを覚える。

中村の行動に、日本からの頭脳流出を懸念し、会社を裏切ったと非難する声も聞かれるが、本書を読むと、日本の大学教育や学会、ひいては企業体質のゆがみに気づく。実は誰もが感じているものの、見ないふりをして封じてきた矛盾に、あらためて向き合わせるような力を持った本であるといえよう。

強いて言えば、同じ内容が何度も繰り返されている点がくどい印象を与えるが、それも、プロが無難にまとめた半生記ではなく、本人の主張が込められた読み物ならではの力強さと捉えることもできる。今の自分に疑問を持っている会社員はもちろんだが、高校生や大学生に、ぜひ読んでもらいたい1冊である。(朝倉真弓)

メディア掲載レビューほか

好きなことだけやればいい
中村修二氏は、青色発光ダイオード(LED)の発明によって「ノーベル賞に最も近い日本人」の1人と言われている。現在は米国の大学に招聘され教鞭を執るが、かつて勤務した徳島県の日亜化学工業を相手取り、発明特許権の返還を求める裁判を起こしたことでも知られている。逆に同社からは秘密保持義務違反で訴えられている注目の人物だ。

そんな中村氏が、会社に不満を抱えるサラリーマンに「今すぐ辞めてやりたいことをやれ」と檄を飛ばす。嫌いなことを克服する人間も稀にはいるが、エネルギーのムダだと言い切る。特に理系の研究者は「ロボット並みの冷遇」に耐える必要なしと言う。世界的発明に会社から示された対価が2万円という経験から、「イチローが2万円でプレーするか」と吠え、勝負を賭けるなら米国の大学を目指せと言う。米国の学生は富を得るために研究に没頭し、成果を高く売ろうとする。そして優秀な研究者ほど、フリーランス的な生き方をし、組織に縛られない。

一方、日本の学生にありがちな専門性のないフリーランス思考を「子供並み」と切り捨てる。単なる自慢話に聞こえてこないのは、日本社会の中でもがき、遠回りをした体験談が率直に語られているからであろう。


(日経ビジネス2002/4/22Copyright©2001日経BP企画..Allrightsreserved.)
--
日経BP企画

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ バジリコ (2002/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 213ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4901784005
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4901784009
  • カスタマーレビュー:
    3.7 5つ星のうち3.7 10個の評価

著者について

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中村 修二
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2014年、ノーベル物理学賞受賞。

1954年、愛媛県生まれ。徳島大学工学部電子工学科卒。79年、日亜化学工業株式会社に入社。開発課で、半導体の研究開発を開始。93年、20世紀中には不可能といわれた高輝度青色発光LEDの世界初の実用製品化に成功。その業績に対して、本田賞、朝日賞、仁科賞、ベンジャミン・フランクリン・メダルなど、国内外で数々の科学賞を受賞している。2000年2月より、カリフォルニア大学サンタバーバラ校教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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