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慈経: ブッダの「慈しみ」は愛を越える (「パーリ仏典を読む」シリーズ vol. 1) 単行本 – 2003/9/11

4.2 5つ星のうち4.2 12個の評価

付属資料:コンパクトディスク(1枚)
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商品の説明

出版社からのコメント

お釈迦さまの「慈しみ」を実践するためのCDブック
本書は、スリランカ出身の僧侶アルボムッレ・スマナサーラ長老が、スッ タニパータにも掲載されている「Metta Sutta」を一偈づつ解説された本です。

これまで も、故・中村元博士をはじめ、仏教学者による経典解説書は数多く出版されてきました。いやむしろ日本においては、原始仏教の解説に関しては僧侶より「仏教学者」の独壇場だったと言えるでしょう。

しかし、お釈迦さまの実践の伝統を今に伝えるテーラワーダ仏教の長老、いわば「臨床仏教者」が解き明かす「慈悲」論は単なる教養や「へぇ」では済まない迫力と説得力をもって、私たちのこころを揺さぶってくれるはずです。

パーリ語の原文対訳を読みながら日常生活でお経を口ずさみ、また慈悲の教えを実践してもらえるようにと、パーリ語の読経(スリランカ録音。『ブッダの安らぎの声』より抜粋)と「慈悲の冥想」に関するスマナサーラ長老の法話(ビデオ『ヴィパッサナー実践&慈悲の瞑想』より抜粋)を収録したCDも付録しました。

すでに般若心経のCDブックは何冊か出ていますが、原始仏教経典を解説したCD付の本というのは初めてではないかと思います。そういう珍しいところも、楽しんでもらえればと願っております。

内容(「MARC」データベースより)

最高の悟りを得たお釈迦さまは、一切の生命への「慈しみ」を繰り返し説いた。時代をこえて、平和と安らぎを求めるすべての人類に託されたブッダのことば。付属CDには慈経読経(スリランカ録音)と「慈悲の瞑想」法話を収録。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 日本テーラワーダ仏教協会 (2003/9/11)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2003/9/11
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 157ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4902092018
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4902092011
  • カスタマーレビュー:
    4.2 5つ星のうち4.2 12個の評価

著者について

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アルボムッレ・スマナサーラ
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スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。スリランカの国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭を とった後、1980年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事。全国で 講演やセミナーなども行い、ブッダの根本の教えを説き続けている。また、朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務める(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『くじけないこと 角川SSC新書』(ISBN-10:4047315354)が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
12グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2011年6月6日に日本でレビュー済み
『慈経』は、『スッタニパータ』の「第一 蛇の章」の第8節「慈しみ」を抜粋した経典である。『慈経』の趣旨を理解するためには、是非とも『スッタニパータ』を読む必要がある。
というのも、「第一 蛇の章」の第5節「チュンダ」において、「四種の修行者=(1)道による勝者、(2)道を説く者、(3)道において生活する者、(4)道を汚す者」が説かれ、後の節でそれらの修行者について論じているからである。
実際に、第6節「破滅」と第7節「賤しい人」は「(4)道を汚す者」という修行者の立場を述べたものであり、釈尊が教導する際に<凡夫に仏法を学ぶ機が熟しているかどうかを判断する>対機説法に対応する。つまり、「邪見」が除去できそうかを見極める「施論」「戒論」「生天(因果応報)論」と「我見」を離れることが出来そうかを見極める「欲と離欲の正信論」に対応しているのである。
また、第9節「雪山に住む者」と第10節「アーラヴァカという神霊」は「(2)道を説く者」という修行者の立場であり、第11節「勝利」と第12節「聖者」は「(1)道による勝者」という仏陀の立場である。
さて、本書に対応する『スッタニパータ』の第8節「慈しみ」は「(3)道において生活する者」という修行者の立場を述べたものであり、すでに「(4)道を汚す者」という修行者の立場から成長している。実際に、本書の第2偈を読めば、八正道の正業・正命および六波羅蜜の持戒・忍辱に対応することが分かる。また本書の第3偈は、一切の生類に「幸福であれ、安穏であれ、安楽であれ」と慈しむべきこと(誓い)を述べているが、これは六波羅蜜の布施に相当し、八正道の正思惟(正志)に相当する。
本書の第6〜8偈では、慈しむ方法を述べているが、基本は六波羅蜜の「布施」の心であり、八正道の「正思惟(正志)」の心(誓い)である。その実践に不可欠なものが六波羅蜜の「持戒・忍辱」であり、八正道の「正語・正業・正命」なのである。

以上の様子は私が「道諦と八正道に対応づけた六波羅蜜」を整理した次の相互関係を見れば一目瞭然である。
------------------------------
法の体: 慧1  ⇒  信  ⇒     戒     ⇒   勤   ⇒   念   ⇒   定   ⇒  慧2
道 諦: 身1(色)⇒感情1(受)⇒   心1(想)   ⇒ 感情2(受) ⇒ 身2(色) ⇒心2(行・識)⇒ 無明
八正道: 正見1 ⇒ 正思惟 ⇒正語・正業 ・ 正命⇒  正精進  ⇒  正念  ⇒  正定  ⇒ 正見2
             (正志)  ┗━┳━┛                ┗━━━┳━━━┛
波羅密:(智慧1)⇒  布施  ⇒  持戒  ⇒ 忍辱 ⇒   精進   ⇒      禅定      ⇒ 智慧2
             (誓い)
-------------------------------
上座仏教が『慈経』を重視する理由は、道諦である八正道や六波羅蜜そのものだからである。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
パーリ語のカタカナ表記とパーリ語が並記されている点はパーリ語への関心をもたらすのに役立つと思います。
その上で、本文構成上の工夫として、日本語訳を並記して頂けていたら、尚読み易いのに、と感じた次第です。
2008年9月8日に日本でレビュー済み
慈しみの心を養うための方法を、基礎(土台となる部分)から順序だてて
説明してくれる、歴史と国境を越え受け継がれてきた洗練されたマニュアルです。

道徳でこのようなことを一切、学ばないというのは、教育と宗教云々の問題という
より、人類にとっての大きな損失であると思いました。

CDもついて、この価格はとてもお買い得ですね。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年9月9日に日本でレビュー済み
この慈経を読んで実践してみてください。
あなたのやる気次第で「一番苦手な人」さえあなたに微笑みかける可能性
をもたらしてくれます。
私はいつも噛み付かれそうになる犬にもなつかれました。
奇跡とは「神」とか「霊」とかわけのわからんものが起こすものではなく
自分の心次第でどうにでもなるものだと理解出来ます。
26人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年10月2日に日本でレビュー済み
『慈経(Metta Sutta)』は、テーラワーダ仏教で最も大切とされている経典の一つです。
その『慈経』を日本在住の高僧、スマナサーラ長老が縦横無尽に解説したものが本書です。
この本を読んで感じたことは、慈悲とは空理空論でなく、実践を通じて理解できるものであるということです。
慈悲の瞑想は、仏教徒に限らずどなたでも実践できるものです。
付属としてついてくるCDにも慈悲の瞑想の解説が収録されているので、大変お買い得な一冊となっています。
21人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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