内容はとてもとてもシンプルだが、楽しませる要素もちゃんと入っていてとても読みやすい。
早ければ3~40分で読了するのでサッと読んで感想文をすらすらと書けば幸せになれるかもしれない。という本。
読んでみると「・・・これだけ?」とも思うのだが、どこか憎めない何かがあるようにも感じる。悪い本ではない。
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「希望」という名の船にのって 単行本 – 2010/7/1
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本格ジュブナイルSF登場!!
二○XX年、地球に正体不明の病原体が広まり、人類は絶滅の危機におちいっていた。病原体から逃れるべく、いつ終わりを迎えるかわからない旅に出発した人々がいた───。ヒロシは、地球のことを知らない「船生まれ」の子ども。 午前中は教室で勉強し、午後は農場で食糧となる作物を育てる、自給自足のシステムが整った船内では、それがあたり前の日常だった。 だがある日、立入禁止の部屋の窓から見たものは、ヒロシがそれまで考えもしなかった、驚くべき光景だった……。
二○XX年、地球に正体不明の病原体が広まり、人類は絶滅の危機におちいっていた。病原体から逃れるべく、いつ終わりを迎えるかわからない旅に出発した人々がいた───。ヒロシは、地球のことを知らない「船生まれ」の子ども。 午前中は教室で勉強し、午後は農場で食糧となる作物を育てる、自給自足のシステムが整った船内では、それがあたり前の日常だった。 だがある日、立入禁止の部屋の窓から見たものは、ヒロシがそれまで考えもしなかった、驚くべき光景だった……。
- 本の長さ239ページ
- 言語日本語
- 出版社ゴブリン書房
- 発売日2010/7/1
- 寸法13.5 x 1.9 x 19.5 cm
- ISBN-104902257203
- ISBN-13978-4902257205
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商品の説明
著者について
1951年、高知県生まれ。SF作家、評論家。東京大学文学部心理学科卒。79年、短編「プアプア」で「SFマガジン」よりデビュー。著書に『コスモス・ホテル』(早川書房)『天国の切符』(新潮社)『現代SF最前線』(双葉社)『思考する物語─SFの原理・歴史・主題』(東京創元社)などがある。
登録情報
- 出版社 : ゴブリン書房 (2010/7/1)
- 発売日 : 2010/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 239ページ
- ISBN-10 : 4902257203
- ISBN-13 : 978-4902257205
- 寸法 : 13.5 x 1.9 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 425,837位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 37,954位絵本・児童書 (本)
- - 116,769位文学・評論 (本)
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トップレビュー
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2017年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に面白かったです。
近未来的背景なので、SF苦手という人も世界観についていけないなんて事ありません。
現実のやや延長上にあるような技術、人物像、思想、世界観です。
設定(※)が推理小説みたいに細かく、一部図解もあるため、内容の捉えやすさに感嘆しました。
(例:潜水艦の外観図や見取り図、人物の設定(学者、船員、医師、通信士、栄養士...etc)等)
子供視点で綴られるので、船の中の生活がやけにリアルに伝わってきます。
(例:ハッチが開かないおかげで酵母が動かなくて食料の生産量が落ちているとかなんとか)
最後まで「希望」を捨てずにいる子供たちに、遠慮なく「絶望」が降りかかりますが、
違和感ないので共感できます。
希望とは何か、如実に考えさせられる本作品に脱帽です。
森下先生、有難う御座いました。
近未来的背景なので、SF苦手という人も世界観についていけないなんて事ありません。
現実のやや延長上にあるような技術、人物像、思想、世界観です。
設定(※)が推理小説みたいに細かく、一部図解もあるため、内容の捉えやすさに感嘆しました。
(例:潜水艦の外観図や見取り図、人物の設定(学者、船員、医師、通信士、栄養士...etc)等)
子供視点で綴られるので、船の中の生活がやけにリアルに伝わってきます。
(例:ハッチが開かないおかげで酵母が動かなくて食料の生産量が落ちているとかなんとか)
最後まで「希望」を捨てずにいる子供たちに、遠慮なく「絶望」が降りかかりますが、
違和感ないので共感できます。
希望とは何か、如実に考えさせられる本作品に脱帽です。
森下先生、有難う御座いました。
2010年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヒロシたちが乗る『希望』という名の船は「新しい地球」を見つけるために、ずっと旅をしていた。そう信じていた。しかし、それは……。
物語の随分と早い段階での意外な展開に、まず驚きます。それを知ってから本の見返しに描かれているイラストを見直すとちょっと意味が変わって、なるほどと思います。
ジュヴナイル(児童向け)SFらしく、子供が主人公で、子供が活躍して、子供目線で書かれています。でも、大人が読んでも充分、面白い。むしろ、大人が読むべきだと思います。なにしろ著者はベテランSF作家の森下一仁さんですから、設定や根拠に手抜きはありません。
楽しいSFを読みたいと思っている子供から、子供のころに図書館でジュヴナイルSFを読んできた大人まで、おすすめです。
物語の随分と早い段階での意外な展開に、まず驚きます。それを知ってから本の見返しに描かれているイラストを見直すとちょっと意味が変わって、なるほどと思います。
ジュヴナイル(児童向け)SFらしく、子供が主人公で、子供が活躍して、子供目線で書かれています。でも、大人が読んでも充分、面白い。むしろ、大人が読むべきだと思います。なにしろ著者はベテランSF作家の森下一仁さんですから、設定や根拠に手抜きはありません。
楽しいSFを読みたいと思っている子供から、子供のころに図書館でジュヴナイルSFを読んできた大人まで、おすすめです。