経済財政政策に通ずる者として有名な（→政権交代後はモラトリアムだの郵政だのの関係で露出が増えましたね）、大塚耕平（参・民）議員のコラム集。
基本的な考え方を書き下ろした第１章は、経済ニュースを読むベースとなる知識・情報を判りやすく解説しており、社会人一年生は一読して損はない。また、第２章以降に収録されているコラムは単純時系列ではなく、金融・経済・財政・外交と氏が得意とされる分野毎に編集されており、文体も読みやすい。
「まえがき」で筆者自身が述べているとおり、コラムは2006〜2008年のニュースが題材で、その点で賞味期限が切れているが、ざっと当時をおさらいするとか、固い文章を読む前の助走にするには良いかも。
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