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若者を見殺しにする国 私を戦争に向かわせるものは何か ペーパーバック – 2007/10/25
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赤木智弘の衝撃的な論考が、月刊誌「論座」2007月1月号に掲載された。
フリーターである自分が、なぜ戦争に希望を見いだすにいたったのか。
それは、俗流若者論を通して、社会全体がすべてを「若者がおかしいから悪いのだ」というイメージで了解していること。
バブル崩壊後に何の責任もとらず、正社員として安定した生活を送ってきた「おとな」たち。彼らが、一部の世代を見殺しにしている現状から、必死に目を背け続けていること。
見殺しにされている団塊ジュニア世代の自分が、人間としての尊厳を得るためには、まず国民全体に「見殺しの罪」を直視させなければならない。
赤木は、若者を見殺しにするこの国の現状を、右派も左派も含めたかたちで、徹底的に批判する。そして、彼に説教をする知識人に対して、こう訴える。
説教するなら、職をくれ!
ひっそりと「声を押し殺して生きる若者」たち。その当事者のひとりが声をあげた。
その声が、行き詰まる若者の姿を、私たちの目に見えるようにした功績は大きい。
「論座」に掲載されたふたつの論文のほかは、すべて書き下ろしで構成。
赤木智弘。32歳、フリーター。希望は、戦争。
衝撃のデビュー作。
- 本の長さ349ページ
- 言語日本語
- 出版社双風舎
- 発売日2007/10/25
- ISBN-104902465124
- ISBN-13978-4902465129
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商品の説明
出版社からのコメント
だからこうやって悪あがきをする。それはかっこ悪くてみっともないことだけど、しょうがないですよ。こうやってかっこ悪いことを書いて、それが他人に伝わるかはわからない。伝わったとしても誤読されるかも知れない。また、伝わっても、何もしない人ばっかりかも知れない。
それでも一縷の望みをつなごうと必死なのです。
赤木智弘。32歳、フリーター。分厚い記述に、魂を込めて!
(「あとがき」より)
著者について
登録情報
- 出版社 : 双風舎 (2007/10/25)
- 発売日 : 2007/10/25
- 言語 : 日本語
- ペーパーバック : 349ページ
- ISBN-10 : 4902465124
- ISBN-13 : 978-4902465129
- Amazon 売れ筋ランキング: - 382,840位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 47,512位社会・政治 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
なぜなら、私に『新たな視点』を与えてくれたからです。
具体的には『男女平等における新たな視点』を与えてくれたためです。
著者は第二章の「私は主夫になりたい!」の中で以下の主張をしています。
それは、"男性と同じ収入があるなら、女性も男性と同じ社会的責任を負え"です
これには、驚きました。
何に驚いたかというと、著者の主張は、指摘されてみれば至極当然のことなのに、そのことを今まで意識してこなかったからです。男性と同じぐらいの収入があるのであれば、男性と同じぐらい収入に見合う責任を負え、という主張はとても全うではないでしょうか。
それなのに、今まで女性の地位向上は声高に唱えられても、女性の負担増を申し立てる言説は見たことも、読んだこともありませんでしたし、自分自身も考えたことがありませんでした。
現状で、女性の立場が、男性の立場と、全く同等だとは思いません。
ただ、一方的な地位向上だけが、平等の観点から正しいことではないことに、気付かされました。
私は、この『新たな視点』を与えてくれたことに対して、著者にお礼を言いたいし、それがこの本を高く評価する理由です。
著者がこの本の中で主張したい本論を別にあることは、重々承知していますが、こういった点から評価する人がいても良いと考え、レビューとして掲載します。
生きたいっていうのが、よくわかんないですね。
死が差し迫ってくれば自分も、変節するとは思いますけどね。
多くの論者が本書を批判していると言われる。読んでいて当然だと思う。それこそが著者の狙いであるからだ。本書が黙殺されたとしたら それが著者にとって最悪の事態であることの裏返しであるからだ。
批判のかなりの部分が著者への批判になっていると聞く。これは 著者の罠に掛かったようなものではないかと思う。本書を論じるに際し 著者の資質に話しを展開することは余り意味が無いと思う。そうではなくて 幾分偽悪的な著者から離れて その主張を その論者が自分の立ち位置を明快に定義した上で 論じるべきなのだ。
本書は「格差社会」を論じている。バブル以降の社会が 若年層への皺寄せで成立しているのではないかという指摘は 本書が嚆矢ではない。新聞の論説にも出てきている話で新しい話ではない。
本書の「新しさ」は 究極的には「戦争を希望する」という 戦後の日本で守られてきたタブーに挑戦した「話し方」にあると僕は考える。これは「暴論」であることが 誰よりも著者がわかっていると思う。
一方 多くの論者が この罠に掛かって まさしく著者の期待している通り「著者への批判」に落ち込んでいっているような気がしてならない。
繰り返すが 本書を論じるに際し 自分の立ち位置を確認し公表する必要がある。それが 実は一番自分にとって刺激的なのだ。読み終わった今、普通のサラリーマンの僕にして それがのしかかってきている。いや 著者に言わせれば 僕も十分「安定労働層」なのだ。既得権を守っているのは 僕自身なのかもしれないのだから。
意見してもらうべき課題の提起がされています。
アメリカで黒人に対する人種差別があったように(今もあるように)、
今、日本にフリーターに対する差別が起こっている。
そして問題は、多くの人々は「フリーターとは働く能ない怠け者」、
「フリーターは一般人に何をするかわからない」、「フリーターを見つ
けたら皆で逃げよう」、「我々の安全のためにフリーターを隔離しよう」
という意見がまかり通り、拡大していること。
「フリーター」を「黒人」に変えるとアメリカになる。
「フリーター」は自己責任の問題ではなく、社会のひずみが問題で生まれた
社会的階層である。そういった視点で社会を見直し、作り直さないと、社会
崩壊が起こると警告している。
そもそも「高度成長期をぬくぬくと過ごしてきた」世代など、よく書けたもの。そのあたりが子供だった頃は食うや食わずだったし、彼らが馬車馬の如く働いてきたモチベーションは「保障された老後」で、それが崩壊してきたから現在立腹しているぐらい、わからないのか?
だからタイトルは、「若者も見殺しにする国」ってほうが妥当ではないかいな。
それに「戦争」は「釣り」として効果的ではあったが、そこまで。他の人も書いているが、著者の底の浅さを露呈しただけ(皮肉を書けば、左翼陣営のバカバカしく、見苦しい論調が現れたのが評価できる点かな)。むしろ、
「難病の子供を救うため1億円かけるならば、何人の失業者を防げるか」
「後期高齢者の医療保障をどれだけ減額すれば、何人の自殺者を助けられるか」
などと、安手のヒューマニズム=現代日本に渦巻くホンネとタテマエに一石投じたほうが、よっぽど著者の書きたい主題に近いのではあるまいか?
評価できる点もなきにしもあらずだし、次作が出るなら目は通してみたいが、赤木智弘自身の「甘え」が文からにじみ出すぎている。
彼が目を覚ましてくれるのであれば、私は彼をひっぱたきたい。
それから元ネタ(『丸山眞男をひっぱたきたい』は彼のデビュー論文)の意味も理解しないで批判票を投じるのは、やめてくれないかな?
大方やっているのは、赤木とは思想こそ異にするが、深層心理は同一の「馬鹿戦記オタク」どもだと思うけどさ。
文章は素直で論理的に矛盾している点がないと思いますし、著者は好んで戦争をしたいというわけでもなく、戦争は著者のような階層・世代の現状を解決する方法だと言っているわけです。右傾化すると宣言しているわけでもありません。
これが正論だと思えないのは、反論する著名人たちはあまりにも現代史を浅くしか勉強していないからです。反論が紋切型・ステレオタイプです。
本書の中盤を読んでいて、反論が著者のねらいどおりという感じがします。
ついでに言うと、カイカク・ネオリベラリズムでセイフティネットが破壊され、社会不安が高まり、結果として生存権の要求と一緒に右傾化がすすむのは、どの国でも同じで、著者のような右傾化しない戦争論推進者もアメリカでは911以降たくさんいるわけです。経済的に切羽詰まって軍事に参加するしかなくなるわけですから。
つまり、インテリは911以降の状況も見ていないし、就職氷河期も真剣に考えていないのです。単純に憲法9条から論理を展開しすぎなんです、法的に徴兵制をなくそうとするだけではもうだめで、憲法25条の生存権をきちんと議論すべきはずなのに、できていないことがイライラさせるのです。米国に遅れて、経済的な徴兵制に移行している現実から認識すべきなのです。
この本の内容ではありませんが、知識人は「年次改革要望書」という米国の圧力に言及できなければ、新自由主義という言葉にも言及せず、この論を批判する。それでは、ダメで、公営住宅の廃止が、水道局の民営化や、郵便局の私物民営化につながり、それが、公営「かんぽの宿」の私物化的売却を生み出す、かたや派遣切りも生まれるのだということに論理的推論が及ばない。
知識人が腐っている。日本の左翼思想は腐ってきている。右翼思想家は硬直してきている。人々は推論ができていない。知識人さえもである。
憲法25条崩壊の問題。それが徴兵制への推進力となるということ。
著者は、逆説的に、皮肉的に語る。我々はこの皮肉の論に対してカウンターアタックを真剣に考えるべきだと思えます。
1.決定的な解決策は提示されていないが、全体としては、説得力のある「恨みごと」であるところ。
2.個別には2つ。まず、なぜ若者が右傾化したとされるのかの背景がよくわかるところ。
3.次に左派の主張・反論のまずさを指摘できているところ(安定労働層の利益だけを追求、「希望は戦争」の真意を汲まずにヒステリックに「戦争反対」を叫んでいるにすぎない反論、など)。
この本の短所
ところどころ展開がまずいところがある。たとえば、(1)不安定な状況は、日本の政府や企業、安定労働層のせいだけではないこと(技術革新など)。(2)著者の主張は実現不可能かもしれないところ(可能な限り全員が仕事をするならば、安定は不可能だと思うし、需要を掘り起こせるかも未知数だから(昔は需要があったから安定的に仕事ができたのでは?))。(3)やはり戦争はまずいだろう。罪のない外国人を悲惨のどん底に陥れるものだから。まだ、食べ物がなくて万引きしたり、やけになって人殺しをしたりする人の方がわかる(これらは絶対にやってはいけないが)。
結論―長所星5つ。短所で星1つ減らして、星4つ。でも、この時代を読み解くには価値のある書物である。