もともと、図書館の奥の方、古い紙の香りのするあたりが好きでした。
そんな理由で手にとってしまったのですが。
このお話はその図書館のいわば舞台裏、受け入れ態勢が整う前の
本が置かれている集密書庫が舞台です。
学生時代、師事していた教授の計らいで1度だけ集密書庫にも
入ったことがあります。
その時の独特の雰囲気が本を読んでいてよみがえって来ました。
普段、特定の人間しか出入りしない場所だからでしょうか
秘密めいた事をするにはうってつけかもしれません。
暗い部屋、あたりを埋め尽くす本と、古い紙の匂い。
そんなものがお好きな方には舞台設定だけでオススメしたいです。
お話の方も、心の見えない部分にトラウマを抱え、
恋愛なんて必要ない、体が満たされればいいという深津と
心が満たされる恋愛がしたいという宮本のやりとりが
切なくてとてもよかったと思います。
派手なシチュエーションではありませんが
しっとりとした雰囲気を味わいたい方は是非手にとってみてください。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
集密書庫の情事。 (i novels) 新書 – 2005/7/20
- 本の長さ241ページ
- 言語日本語
- 出版社雄飛
- 発売日2005/7/20
- ISBN-10490254329X
- ISBN-13978-4902543292
登録情報
- 出版社 : 雄飛 (2005/7/20)
- 発売日 : 2005/7/20
- 言語 : 日本語
- 新書 : 241ページ
- ISBN-10 : 490254329X
- ISBN-13 : 978-4902543292
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
2グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。