東京や東京近郊で働き暮らす事は、便利で刺激的ではるあるけれど、ストレスフルであったりもします。そんな中、気持ち良い風に吹かれた気持ちにさせてくれる本でした。読み終えてほっと息がつけます。
そして、白金台のCFAの閉店を残念に思っていた方(たくさんいるはず!)は、特に読んでみることをお勧めします。閉店に際してのパトリスさんの気持ちが伝わってきて、私は「閉店」を納得することが出来ました。プラベイト写真も載っていて、ばななさん、パトリスさん好きにはたまらない1冊です。
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News from Paradise 単行本 – 2005/6/1
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社にじゅうに
- 発売日2005/6/1
- ISBN-104902577003
- ISBN-13978-4902577006
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登録情報
- 出版社 : にじゅうに (2005/6/1)
- 発売日 : 2005/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 240ページ
- ISBN-10 : 4902577003
- ISBN-13 : 978-4902577006
- Amazon 売れ筋ランキング: - 505,049位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 8,349位近現代日本のエッセー・随筆
- - 50,041位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年、東京生まれ。
詩人・思想家の吉本隆明の次女。日本大学芸術学部文藝学科卒業。
87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『キッチン』で第16回泉鏡花文学賞、同年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、89年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞(安野光雅・選)を受賞。
著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで、93年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞<Under35>、99年マスケラダルジェント賞の三賞を受賞している。他の著作に『アルゼンチンババア』『王国』シリーズ『デッドエンドの思い出』『イルカ』『ひとかげ』『まぼろしハワイ』『サウスポイント』『彼女について』『アナザー・ワールド 王国その4』など多数がある。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2008年1月24日に日本でレビュー済み
最近よしもとばななさんにはまっていて
「何でも読んでやろう!」と手にしたのですが、
中ではこれは秀逸!
小説などの「よしもとばなな一人語り」もいいですが、
パトリス・ジュリアンさんとの「二人語り」も
とてもいいです。
疑問を投げかけたり、投げかけられた質問に答えたり。
「好きな異性のタイプは?」なんて
簡単な質問ではなく、どれも答えに窮してしまうような
難しくて鋭い質問ばかり。
それをまた鋭く切り返している、というか
丁寧に丹念に答えている様子がとてもよかったし、
これから生きていく上で糧となるような
言葉もたくさんありました。
パトリスさんは見かけのいい
モテおじさんか、くらいしか思っていませんでしたが(失礼)、
ゴミの捨て方に対するところを読んで
見方が一変しました。
見かけ、体裁をさらっと見た目よくすることは
誰でも出来ることです。
でもゴミ捨てとかそういうことになると
本当のその人の姿が出る、と本の中にもあったような。
私自身もそう思っていたので、
余計共感してしまいました。
オススメの本です。
どちらのファンの方も、またそうでない方も
ぜひ読んでみてください。
「何でも読んでやろう!」と手にしたのですが、
中ではこれは秀逸!
小説などの「よしもとばなな一人語り」もいいですが、
パトリス・ジュリアンさんとの「二人語り」も
とてもいいです。
疑問を投げかけたり、投げかけられた質問に答えたり。
「好きな異性のタイプは?」なんて
簡単な質問ではなく、どれも答えに窮してしまうような
難しくて鋭い質問ばかり。
それをまた鋭く切り返している、というか
丁寧に丹念に答えている様子がとてもよかったし、
これから生きていく上で糧となるような
言葉もたくさんありました。
パトリスさんは見かけのいい
モテおじさんか、くらいしか思っていませんでしたが(失礼)、
ゴミの捨て方に対するところを読んで
見方が一変しました。
見かけ、体裁をさらっと見た目よくすることは
誰でも出来ることです。
でもゴミ捨てとかそういうことになると
本当のその人の姿が出る、と本の中にもあったような。
私自身もそう思っていたので、
余計共感してしまいました。
オススメの本です。
どちらのファンの方も、またそうでない方も
ぜひ読んでみてください。
2005年6月28日に日本でレビュー済み
恐らくご本人たちは意識されていたわけではないと思うが、ストイックでおのれの美意識にこだわりを持つパトリスさんと、こだわりはあるが美意識やライフスタイルに固持しないばななさんの違いが、顕著にわかる本のような気がした。
どちらが良い悪いはないけれど、いかに素晴らしい美意識やライフスタイルを持っていても、それはあくまでもその人のものであって、それ以外の人がそれを理想にしたところで大きな矛盾を生むものなんだということを、この本では何気なく、でもものすごくはっきり見せてくれている。
パトリスさんのようにしっかりとこだわり続けるのか、ばななさんのように抜けた感じでいくのか、人それぞれと思うが、それはもしかしたらフランス人と日本人の違いということも言えるのかもしれない。
本に話題になっているパトリスさんの店に行ったことがあるが、大変良い店だった。しかし、本に記述されていることを実際目にしていたら、恐らくまったく違った印象を持っていただろう。
そういう部分をひきだしたのは、ほかならぬばななさんだったのも面白いところかも。
どちらが良い悪いはないけれど、いかに素晴らしい美意識やライフスタイルを持っていても、それはあくまでもその人のものであって、それ以外の人がそれを理想にしたところで大きな矛盾を生むものなんだということを、この本では何気なく、でもものすごくはっきり見せてくれている。
パトリスさんのようにしっかりとこだわり続けるのか、ばななさんのように抜けた感じでいくのか、人それぞれと思うが、それはもしかしたらフランス人と日本人の違いということも言えるのかもしれない。
本に話題になっているパトリスさんの店に行ったことがあるが、大変良い店だった。しかし、本に記述されていることを実際目にしていたら、恐らくまったく違った印象を持っていただろう。
そういう部分をひきだしたのは、ほかならぬばななさんだったのも面白いところかも。
2007年10月15日に日本でレビュー済み
想像以上に素晴らしい本。
今この瞬間を生きること。
闇雲に追いかけないこと。
自分の心の声に耳を傾けること。
・・・そういった、みんな本当は大切だと思ってることや忘れかけてること、実は思い出すのが怖いだけ(?)のようなこと・・・が、お互いへの手紙という形で書かれています。
どのページにも、付箋をつけたくなるような名言があります。
自分の調子がいまいちだな、と思ったときに読み返したい本です。
それから「手紙って素敵だな」と思いました。
今この瞬間を生きること。
闇雲に追いかけないこと。
自分の心の声に耳を傾けること。
・・・そういった、みんな本当は大切だと思ってることや忘れかけてること、実は思い出すのが怖いだけ(?)のようなこと・・・が、お互いへの手紙という形で書かれています。
どのページにも、付箋をつけたくなるような名言があります。
自分の調子がいまいちだな、と思ったときに読み返したい本です。
それから「手紙って素敵だな」と思いました。
2005年7月16日に日本でレビュー済み
ばななさんファンです。パトリスさんのことはほとんど知りませんでした。
なので読み始めはばななさんの文章ばかりが面白かったです。
が、ごみの話の段になってパトリスさんすごい!と感嘆しました。
自分の行動を「意識」し、その「行動」に責任を持つこと。-はい。
お二人とも今の人間社会と自然と文化文明のなかで
人がどういう意識でもって生きるのがより最善かということを、
とても正直に、科学や迷信に偏ることなく、
その落としどころをとてもセンスよく模索し続け提案してくれています。
この提案する内容と提案の仕方は私の好みもあってかスッと入ってきてくれる。
哀しいのは、そういう人たちの絶対数が少ないこと。
でも先進国の、情報が豊かな国の人たちの意識の重心は
絶対にいいほうにいいほうに移っていっているとおもう。
より進んだ高級な製品がコモディティ化するように、
より進んだよい意識もコモディティ化するとおもうし。
それにはくり返しくり返し模索して
くり返しくり返し伝えていかないとならないけれど。
なので読み始めはばななさんの文章ばかりが面白かったです。
が、ごみの話の段になってパトリスさんすごい!と感嘆しました。
自分の行動を「意識」し、その「行動」に責任を持つこと。-はい。
お二人とも今の人間社会と自然と文化文明のなかで
人がどういう意識でもって生きるのがより最善かということを、
とても正直に、科学や迷信に偏ることなく、
その落としどころをとてもセンスよく模索し続け提案してくれています。
この提案する内容と提案の仕方は私の好みもあってかスッと入ってきてくれる。
哀しいのは、そういう人たちの絶対数が少ないこと。
でも先進国の、情報が豊かな国の人たちの意識の重心は
絶対にいいほうにいいほうに移っていっているとおもう。
より進んだ高級な製品がコモディティ化するように、
より進んだよい意識もコモディティ化するとおもうし。
それにはくり返しくり返し模索して
くり返しくり返し伝えていかないとならないけれど。
2006年1月18日に日本でレビュー済み
パトリス・ジュリアンさんとよしもとばななさんの往復書簡集。
パトリスさんは、日本でフランス料理の本を出したり、すばらしいお店を経営した経験を持つライフスタイルプロデューサー。
暮らすこと、もてなすこと、愛することetc...についてのエッセンスがたくさんつまった、宝物みたいな本です。
パトリスさんの情熱的で率直、妥協しないのにゆとりのある文章が、ばななさんの確信と信念に満ちたやわらかい文体に絡んで、絶妙な味わい。
あんまりいい本なのでお風呂に持ち込んで何度も読み返していたら、せっかくのすてきな装幀がふにゃふにゃになってしまいました。くやしい!
パトリスさんは、日本でフランス料理の本を出したり、すばらしいお店を経営した経験を持つライフスタイルプロデューサー。
暮らすこと、もてなすこと、愛することetc...についてのエッセンスがたくさんつまった、宝物みたいな本です。
パトリスさんの情熱的で率直、妥協しないのにゆとりのある文章が、ばななさんの確信と信念に満ちたやわらかい文体に絡んで、絶妙な味わい。
あんまりいい本なのでお風呂に持ち込んで何度も読み返していたら、せっかくのすてきな装幀がふにゃふにゃになってしまいました。くやしい!
2005年7月23日に日本でレビュー済み
このレビューのタイトルが、パトリスさんによるばななさんの第一印象だそうです。なんという率直さ!
しかし、そこは我らがばななさん。最後には、パトリスさんに「バナナは(中略)中身は甘くてねっとりおいしい。」を言わしめております。
あるがままを受け入れようとするところから出発しているばななさんと、コントロール、意識、責任という言葉が行動パターンを作り上げていると思われるパトリスさん。この本のキャッチフレーズ「愛をもって闘おうー自分のパラダイスを守るために。」のとおり、お二人に共通の目的は、自分のパラダイスを守ることなのですが、「愛」と「闘う」の意味、方法論がスリリングな調子でやりとりされています。
名シェフでもあるパトリスさんを料理してしまうばななさんの凄腕とパトリスさんの西洋と日本両方を知る鋭い視線。楽しい本ながら深みがあります。
しかし、そこは我らがばななさん。最後には、パトリスさんに「バナナは(中略)中身は甘くてねっとりおいしい。」を言わしめております。
あるがままを受け入れようとするところから出発しているばななさんと、コントロール、意識、責任という言葉が行動パターンを作り上げていると思われるパトリスさん。この本のキャッチフレーズ「愛をもって闘おうー自分のパラダイスを守るために。」のとおり、お二人に共通の目的は、自分のパラダイスを守ることなのですが、「愛」と「闘う」の意味、方法論がスリリングな調子でやりとりされています。
名シェフでもあるパトリスさんを料理してしまうばななさんの凄腕とパトリスさんの西洋と日本両方を知る鋭い視線。楽しい本ながら深みがあります。
2005年8月6日に日本でレビュー済み
まさにオリーブ少女だった10代のころよりなんとなくずっと気になっている2人が本を書いたとのことでおしゃれな感じの本と思い早速購入しました。
読み始めたら日々の当たり前の生活のことなのだけど視点がするどくて、生きている喜びも悲しみもあり止まらなくなり一気に読んでしまいました。
ごみの話、東京の狂気についての話、セクシュアリテイについてなど・・なんか変な感じと思っていることを非常にわかりやすく文章にされていて、面白いです。
読み始めたら日々の当たり前の生活のことなのだけど視点がするどくて、生きている喜びも悲しみもあり止まらなくなり一気に読んでしまいました。
ごみの話、東京の狂気についての話、セクシュアリテイについてなど・・なんか変な感じと思っていることを非常にわかりやすく文章にされていて、面白いです。