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何も共有していない者たちの共同体 単行本 – 2006/2/1
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すべての「クズ共」のために
どこから来たかではない
なにができるかでもない
私たちと何も共有するもののない――人種的つながりも、言語も、宗教も、経済的な利害関係もない――人びとの死が、私たちと関係しているのではないか?
何かが一人の官能の共犯者から
別の共犯者へと伝わる。
何かが理解されたのである。
共犯者の間で使われるパスワードが
認識されたのだ。
あなたを同じ仲間の
一人の共犯者に仕立てる何かが
語られたのだ。
ケツァール鳥、野蛮人、原住民、
ゲリラ、遊牧民、モンゴル人、アステカ人、
スフィンクスの。
「侵入者」では、他者性――私たちと対面するときに、私たちに訴えかけ、私たちに異議を申し立ててくるもの――の輪郭を描いている。
「顔、偶像、フェティッシュ」では、真の価値はなぜ、私たちが共有しているものではなくて、個々人を個別化し、彼または彼女を互いに他者にするものの方にあるのかを説明する。
「世界のざわめき」が示そうとしているのは、言語とはたんに、私たちの経験を同等で交換可能なものとして扱えるように平準化する、人間の約束によって制定された一つのコードではなく、むしろ、自然のざわめき――動物の、最終的には、存在し反響するすべての物のざわめき――から生じるものと考えられるべきだ、ということである。言語というコードを鳴り響かせるとき、私たちは、人間の解読者とだけではなく、自然界が奏でる歌、不平、雑音とも意思を疎通させているのである。
「対面する根源的なもの」では、語られる内容よりも、私がその場に存在して語ることの方が本質的となるような状況を検討する。
「腐肉の身体・腐肉の発話」は、ある特殊な言語状況で生まれる拷問を扱っている。その犠牲者は、彼または彼女が語り、信じたことのすべてが嘘であり、自分は真実を語ることができないと無理矢理に自白させられてしまう。
最後に、「死の共同体」は、人が死にゆく人と形づくる共同体を考察している。
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社洛北出版
- 発売日2006/2/1
- ISBN-104903127028
- ISBN-13978-4903127026
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商品の説明
著者について
リトアニア系移民の農民の子どもとしてアメリカで生まれる。ベルギーのルーヴァン大学で哲学の博士号を取得。ピッツバークのドゥケーン大学で教鞭をとった後、現在はペンシルヴァニア州立大学の哲学教授。
世界のさまざまな土地で暮らしながら、鮮烈な情景描写と哲学的思索とが絡みあった著作を発表しつづけている。
メルロ=ポンティ『見えるものと見えないもの』、レヴィナス『全体性と無限』、『存在するとは別の仕方で、存在の彼方へ』、クロソフスキー『わが隣人サド』の英訳者でもある。邦訳書籍に、『汝の敵を愛せ』、『何も共有していない者たちの共同体』(以上、小社より刊行)、『異邦の身体』(河出書房新社)、『信頼』(青土社)がある。
1956 年生。上智大学大学院文学研究科前期課程修了。博士(文学)。現在,神戸大学国際文化学部教授。専門は英文学,宗教文化論,多文化共生論。著書に,『J.H.ニューマンの現代性を探る』(共著,南窓社,2005年),『ポッサムに贈る13のトリビュート――T.S.エリオット論集』(共編著,英潮社,2004年)などがある。訳書にノーマン・タナー『教会会議の歴史――ニカイア会議から第2バチカン公会議まで』(教文館,2003年),ノーマン・サイクス『イングランド文化と宗教伝統』(開文社,2000年)など。
1974年生。大阪大学大学院医学系研究科博士課程。倫理学,生命・医療倫理,障害学。論文に,「生命をめぐる政治と生命倫理学――出生前診断と選択的中絶を手がかりに」(『医療・生命と倫理・社会』第2号,2003年),「障害の政治経済学が提起する問題」(『医学哲学医学倫理』第22号,2004年),「国民国家の没落と政治の再開」(『情況』第3期第5巻第9号,2004年10月号),「遺伝子介入とインクルージョンの問い」(『障害学研究 1』,2005年)など。
1960年生。専門はセクシュアリティと「政治的なるもの」の理論。
著書に『ジェンダー/セクシュアリティ』(岩波書店,2000年),『売る身体/買う身体:セックスワーク論の射程』(編著,青弓社,1997年),『歴史とは何か』(共著,河出書房新社,1998年)などがある。論文に「無能な者たちの共同体」(『未来』,未來社)など。
世界のさまざまな土地で暮らしながら、鮮烈な情景描写と哲学的思索とが絡みあった著作を発表しつづけている。
メルロ=ポンティ『見えるものと見えないもの』、レヴィナス『全体性と無限』、『存在するとは別の仕方で、存在の彼方へ』、クロソフスキー『わが隣人サド』の英訳者でもある。邦訳書籍に、『汝の敵を愛せ』、『何も共有していない者たちの共同体』(以上、小社より刊行)、『異邦の身体』(河出書房新社)、『信頼』(青土社)がある。
1956 年生。上智大学大学院文学研究科前期課程修了。博士(文学)。現在,神戸大学国際文化学部教授。専門は英文学,宗教文化論,多文化共生論。著書に,『J.H.ニューマンの現代性を探る』(共著,南窓社,2005年),『ポッサムに贈る13のトリビュート――T.S.エリオット論集』(共編著,英潮社,2004年)などがある。訳書にノーマン・タナー『教会会議の歴史――ニカイア会議から第2バチカン公会議まで』(教文館,2003年),ノーマン・サイクス『イングランド文化と宗教伝統』(開文社,2000年)など。
1974年生。大阪大学大学院医学系研究科博士課程。倫理学,生命・医療倫理,障害学。論文に,「生命をめぐる政治と生命倫理学――出生前診断と選択的中絶を手がかりに」(『医療・生命と倫理・社会』第2号,2003年),「障害の政治経済学が提起する問題」(『医学哲学医学倫理』第22号,2004年),「国民国家の没落と政治の再開」(『情況』第3期第5巻第9号,2004年10月号),「遺伝子介入とインクルージョンの問い」(『障害学研究 1』,2005年)など。
1960年生。専門はセクシュアリティと「政治的なるもの」の理論。
著書に『ジェンダー/セクシュアリティ』(岩波書店,2000年),『売る身体/買う身体:セックスワーク論の射程』(編著,青弓社,1997年),『歴史とは何か』(共著,河出書房新社,1998年)などがある。論文に「無能な者たちの共同体」(『未来』,未來社)など。
登録情報
- 出版社 : 洛北出版 (2006/2/1)
- 発売日 : 2006/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 281ページ
- ISBN-10 : 4903127028
- ISBN-13 : 978-4903127026
- Amazon 売れ筋ランキング: - 90,715位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 180位哲学・思想の論文・評論・講演集
- カスタマーレビュー:
著者について
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2023年11月19日に日本でレビュー済み
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ここには、レヴィ・ストロース、ミッシェル・セール、ニーチェ、ハイデガー、メルロ・ポンティがいる。
2021年3月23日に日本でレビュー済み
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読んでいて、イヴァン・イリイチのことを思い出しました。少数者のためのアポロジイを、別に該当者たちから求められているわけでもないのに、施します。
末尾にある「死の共同体」は、ヤン H.ヴァン・デン・ベルクによる『病床の心理学』を想起させました。
面白い試みでした。
末尾にある「死の共同体」は、ヤン H.ヴァン・デン・ベルクによる『病床の心理学』を想起させました。
面白い試みでした。
2022年9月3日に日本でレビュー済み
あるますので、定価で買えました。
難解な内容のようですが、読んでおきたい1冊です。
難解な内容のようですが、読んでおきたい1冊です。
2006年5月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者は、メルロ=ポンティやレヴィナスの英訳者として知られたアメリカの哲学者である。そこからも予想されるとおり、本文はなかなか難解であり、読み進めるにはそれなりの忍耐とアタマとを要する。ただ、幸いなことに巻末に2本の解説と「訳者あとがき」が収録されていて、これらを参考にすることができる(このうち、田崎英明の解説はこの人らしく訳のわからないものであり、堀田義太郎のそれは若々しく実に律儀なものである)。
リンギスがこの本の中で語っているのは、合理的な共同体を撹乱する「もう一つ別の共同体」であり、合理的理性によっては消去されてしまっているノイズであり、さらには合理的主体の中に侵入してくる根源的な他者である。近代的・合理的・理性的・啓蒙的である限り取りこぼさざるを得ないこうした諸々を掬い上げようとするリンギスの営みは、死や死者についてもそもそと思索しようとしている私にとって充分に刺激的であった。その内容を咀嚼しきったとはとても言えないが、もうしばらく反芻してみたい。
リンギスがこの本の中で語っているのは、合理的な共同体を撹乱する「もう一つ別の共同体」であり、合理的理性によっては消去されてしまっているノイズであり、さらには合理的主体の中に侵入してくる根源的な他者である。近代的・合理的・理性的・啓蒙的である限り取りこぼさざるを得ないこうした諸々を掬い上げようとするリンギスの営みは、死や死者についてもそもそと思索しようとしている私にとって充分に刺激的であった。その内容を咀嚼しきったとはとても言えないが、もうしばらく反芻してみたい。
2006年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ここ最近読んだ中ではもっとも夢中になって一気に読みきった書物である。例えば死を迎える他者を前にして一緒にいるとはどういうことか、など身近に遭遇する場について我々が通常抱いている考えとは異なる考えを提示する。しかしながらそれらはどれも我々がうすうすそうと感じているものばかりなのである。言葉を使って考える行為により漏れ落ちてしまうさまざまな「noise」を復古しようとする試み。言葉で考えるのでは汲み尽くせない「世界のざわめき」に耳を傾ける試み。彼は言葉を「もともとものを讃えて力を与えるために発したもの」としているが、彼自身の言葉がさまざまな感慨を我々に呼び覚まし、力を与えている。時々論理だけが突っ走ることもあるが、後で読み返してみて筋が通っている。こむつかしい思想書というよりさまざまな感慨を我々に提示してくれる詩のような書物である。その一方で論理の飛躍を排し、一つ一つ丁寧に説明する姿勢も兼ね備えている。そして何よりも説得力があり、それは世界各地にしっかりと身を置きものを感じたリンギスならではのものなのだろう。書物の中にはいくつも心をうたれるフレーズがある。挿絵として入っている彼自身が撮影した写真のメッセージもすばらしい。
2012年3月25日に日本でレビュー済み
力強く、かつしなやかな思考の滴。
どのように歳を重ね、どこで死ぬかは人間の永遠のテーマだが、リンギス自身がその一つのよい例かもしれない。
世界を転々としながら、肌で物事を考えてゆく。
内容は少々難解だが、文体が自然で落ち着いている。
翻訳のおかげかもしれないが、まるで隣に彼が佇んでいるかのような気がする。
合理性によって構築されている世界に対しての彼の言葉は、その価値を落とすことなく、
息の長いものだと思う。
上述のようにすばらしい本なのだが、放浪の先で死にそうなところを現地の人に助けられるという
エピソードをさらりと記述している部分がある。
文体が落ち着いているから、こっちもそんなリズムでいるのだが、「えっ、なに落ち着いてるの、あなた!!」と声が出そうになる。
リンギスさん、旅先では気をつけて。
どのように歳を重ね、どこで死ぬかは人間の永遠のテーマだが、リンギス自身がその一つのよい例かもしれない。
世界を転々としながら、肌で物事を考えてゆく。
内容は少々難解だが、文体が自然で落ち着いている。
翻訳のおかげかもしれないが、まるで隣に彼が佇んでいるかのような気がする。
合理性によって構築されている世界に対しての彼の言葉は、その価値を落とすことなく、
息の長いものだと思う。
上述のようにすばらしい本なのだが、放浪の先で死にそうなところを現地の人に助けられるという
エピソードをさらりと記述している部分がある。
文体が落ち着いているから、こっちもそんなリズムでいるのだが、「えっ、なに落ち着いてるの、あなた!!」と声が出そうになる。
リンギスさん、旅先では気をつけて。
2011年12月21日に日本でレビュー済み
時に詩的に、時に厳格に、私たちが初等教育から着々と(各々のペースで)身につけている「合理性」は、確かに私たちのコミュニケーションを円滑にし、物事の効率性を上げる。
要するに、人々が合理的になればそれだけ物事は「うまくいく」。
しかし人生とは、世界とは、合理性だけで説明されるものではない。そもそも全てを合理的に説明することなど不可能だ。なぜなら、生きていう意味を知っているものなど一人もいないからだ。
リンギスは我々のコミュニケーションを支配する合理性の外側に目を向け、「言葉の内容」ではなく言葉を発すること、発するリズム、発する時の表情といった、合理的共同体においては捨象されてしまう様々な要素に目を向ける。
要するに、人々が合理的になればそれだけ物事は「うまくいく」。
しかし人生とは、世界とは、合理性だけで説明されるものではない。そもそも全てを合理的に説明することなど不可能だ。なぜなら、生きていう意味を知っているものなど一人もいないからだ。
リンギスは我々のコミュニケーションを支配する合理性の外側に目を向け、「言葉の内容」ではなく言葉を発すること、発するリズム、発する時の表情といった、合理的共同体においては捨象されてしまう様々な要素に目を向ける。