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教養主義復権論―本屋さんの学校2 単行本(ソフトカバー) – 2009/12/24
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思想は硬めくらいがちょうどいい!?
教養の崩壊、学問の衰退、そして大学の失墜—— 大学の外部から、今後の《教養》のあり方を発信する仲正昌樹の3つのライブを完全再現。
気鋭の若手研究者との対話も収録。
2010年代は本格的《教養》の時代だ!!
教養主義の復権宣言!!
- 本の長さ219ページ
- 言語日本語
- 出版社明月堂書店
- 発売日2009/12/24
- ISBN-104903145263
- ISBN-13978-4903145266
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商品の説明
著者について
登録情報
- 出版社 : 明月堂書店; 第1版 (2009/12/24)
- 発売日 : 2009/12/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 219ページ
- ISBN-10 : 4903145263
- ISBN-13 : 978-4903145266
- Amazon 売れ筋ランキング: - 289,087位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 50,459位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
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浜野喬士(はまのたかし)。1977年生。
早稲田大学文化構想学部現代人間論系助教。日本映画大学講師。哲学、環境思想史、社会思想史。
http://twitter.com/hamano_takashi
http://jglobal.jst.go.jp/detail.php?JGLOBAL_ID=200901031029924091
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主な仕事
・『日本人が知らないウィキリークス』(共著:小林恭子、白井聡、塚越健司、津田大介、八田真行、浜野喬士、孫崎享) 洋泉社新書、2011年
・「カニバリズムの楽園:動物と人間の境界をめぐる思想的問題」『自由と自律:叢書アレテイア12巻』(仲正昌樹・橋本努・石黒太・福原明雄・中山尚子・菊地夏野・高原幸子・高橋慎一・堀江有里・ギブソン松井佳子・田代志門・清家竜介・白井聡・浜野喬士)、御茶の水書房、2010年
・『エコ・テロリズム』洋泉社新書、2009年
・『教養主義復権論』(共著:仲正昌樹、大澤聡、白井聡)明月堂書店、2009年
・「<反省概念の多義性>節の位置と意義」『日本カント研究7:ドイツ哲学の意義と展望』理想社、2006年
他
・『〈建築〉としてのブックガイド』(項目執筆:藤原ちから&辻本力編)明月堂書店、2011年
・「Rekonstruktion der Antinomie des Geschmacks」『philosophia』98号、2010年
・「<カニバリズムの楽園>へようこそ!? 結局のところ『ザ・コーヴ』はいったい何に怒っているのか?」『映画秘宝』(16/8、26)、2010年
・マティアス・ルッツ=バッハマン「暴力と新軍事力の脅威:国際公法を挑発するもの」(翻訳)『メタフュシカ 』39号、2009年
・「グリーン・ニューディールとエコ・テロリズム :リベラリズムはハイポリティクス化する環境問題に対していかなる役割を果たすか」『表現者』25号、2009年
他
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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最初は、教養という言葉の歴史的経緯のはなし。アーレントの思想が「ヒューマニズム」に批判的という話から、「ヒューマニズム」と「教養」、「人文」がどんな関係にあるのかを整理していく。
二回目は、人文というのがどういうことなのかを掘り下げる。教養が体系知であることがどういうことなのかを、人文という学問がテクストの受け渡しからなっているということから説明し始める。テクストがどうつながっているか、ということをイメージさせてくれて面白い。
最後は、日本とドイツを比較して教養がどう日本に輸入されどう衰退したのか、またマルクス主義が教養にどのように影響を与えたのかを明らかにする。
教養とはどうあるべきか、だけではなく、どうあったのか、という話が盛り込まれていて勉強になる。そして、衰退した教養とその権威が落ちたことを、「これまで批判的、左翼的な人たちは、マルクスとか丸山とか吉本とかの権威の上にあぐらをかいて、知的研鑽や理論的洗練をおこたってきた。そういうのを清算して、出直すのはいいことでしょう」と、ある意味では悪くない、ともいっている。
また、筆者は、昔も教養があった人はそんなにいなかったのだ、とすらいう。でも、教養に権威があったころは無くてもふりをする人がいたのだけれど、今は権威が落ちてそういう人すらいなくなったのだ、と。
でも、そもそも教養に権威(=教養主義)がなくなって何が問題なんだろう。著者は、難しい本に手を出さないことをあげている。でも、それが一体何が問題なんだろう。難しい本を読むと何ができるんだ?本書は、それで教養がつく、と説く。教養とは、テクストとテクストの関係性をなんとなく分かっていて、なおかつどのテキストから影響を受けるか受けないかを選択して、知識を運用できる能力と主体的な知性のありかたを学ぶことなんだ、という。そして教養主義は、教養を持っているフリをさせ、教養へ向かわせる学生の動機付けになっていた。だけど、教養主義が没落した今、そういう学問をやる上での基礎的なことがなくなって、教養を本来であれば持っていたはずの層が、それを失っていることを例として散りばめる。院生のレベルも落ちたし、「一冊でわかる○○」みたいのがはびこって難しいテクストへ向かわせないし、アホな新自由主義批判とかひどい臓器移植に対する技術的理性批判とか、ただの感情の発露でしかない左翼の共感とか出てくるし・・・。
じゃあ、これからどうするの?著者は、教養主義について、教養が権威を再び持つことは難しくってそのためには「難しい人文主義的テクストの読む技法のようなものを再発見・開拓し、それを広め、多くの人と共有するための地道な努力を続けるしか」ない、という。ああ、地道にね。