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〈リア充〉幻想―真実があるということの思い込み 単行本(ソフトカバー) – 2010/3/2
仲正 昌樹
(著)
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幸福はどこにある?
あふれる言葉や情報の渦の中で、いったい私たちは何を求めて生きればよいのか? 「真の○○」があるという幻想に囚われた現代ニッポンの閉塞情況を仲正昌樹が解体する!
〈孤独〉であることを怖れないための入門書。
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- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社明月堂書店
- 発売日2010/3/2
- ISBN-104903145298
- ISBN-13978-4903145297
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商品の説明
著者について
仲正昌樹(なかまさまさき)
1963年広島県呉市生まれ。
1996年東大総合文化研究科地域文化専攻博士課程修了(学術博士)。現在金沢大学法学類教授。著書に『貨幣空間』『ポストモダンの左旋回』(共に世界書院)、『デリダの遺言「生き生き」とした思想を語る死者へ』(双風舎)、『集中講義! 日本の現代思想』『集中講義! アメリカ現代哲学』(共にNHKブックス)など多数。
1963年広島県呉市生まれ。
1996年東大総合文化研究科地域文化専攻博士課程修了(学術博士)。現在金沢大学法学類教授。著書に『貨幣空間』『ポストモダンの左旋回』(共に世界書院)、『デリダの遺言「生き生き」とした思想を語る死者へ』(双風舎)、『集中講義! 日本の現代思想』『集中講義! アメリカ現代哲学』(共にNHKブックス)など多数。
登録情報
- 出版社 : 明月堂書店 (2010/3/2)
- 発売日 : 2010/3/2
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 240ページ
- ISBN-10 : 4903145298
- ISBN-13 : 978-4903145297
- Amazon 売れ筋ランキング: - 205,198位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 287位近代西洋哲学
- - 38,338位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年11月6日に日本でレビュー済み
著者は哲学関係の著書が多いのですが、この本は哲学という感じではありません。事例を通して考えを披瀝している本です。ですからあまり難しい言葉もでてこなくて、比較的読みやすいと思います。特に「人間力」のところはわかりやすく面白かったです。試験で学力が足りずに落とされるのと違い、人間力といわれるものを調書や面接などではかって落とされると、確かに身も蓋もないですね。人格を否定されたら立ち直りようがありません。学力試験ならまた勉強をして挑戦できますが、人間力といったもので落とされたら、どうすればいいのってなります。
2013年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
仲正さんは政治思想の世界で非常に有名な研究者だと思いますし、日本人のリア充への
飽くなき欲望、羨望というテーマは重要でしょう。
しかし、この本には現代社会分析の「基礎の基礎」しか述べられておらず、やや不満でした。
古市さんの『絶望の国の~』で社会学的な世界に初めて興味をもったくらいの方にはちょうどいいかも。
大澤真幸、見田宗介らの名を知っている人は退屈でしょうか。
この本よりは、宇野常寛さんの著作や活動の方がオススメになりますかね……。
飽くなき欲望、羨望というテーマは重要でしょう。
しかし、この本には現代社会分析の「基礎の基礎」しか述べられておらず、やや不満でした。
古市さんの『絶望の国の~』で社会学的な世界に初めて興味をもったくらいの方にはちょうどいいかも。
大澤真幸、見田宗介らの名を知っている人は退屈でしょうか。
この本よりは、宇野常寛さんの著作や活動の方がオススメになりますかね……。
2013年4月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
社会や文化がこれまで提供してきた伝統的規範や価値観に拠ることが出来なくなった(特に)若い世代の思考や行動パターンを分析している、特定セグメントの日本人論。人間性について掘り下げられた解釈がなされている。そうした彼らの奇異な言動の表出の理由とその意味を論じている。内容をひと言で表すとすれば、本書は自己同一性の問題を取り扱っているのだと思う。パッチワークのような価値観が彼らの継ぎはぎのアイデンティティをかろうじて形成させている、と言いたいのではないかと私には思われた。そして同一性の問題はそもそも個人の問題であって他者のものではないにも関わらず、彼らはそのことをあたかも認識していないかのように振る舞うことを指摘する。そうした「壊れた」人々についての論だと読了後に思った。表紙のマンガの絵から受ける印象とは異なり、一回よんだだけでは内容の全体像を掴むのは難しい内容だと思う。
2010年3月21日に日本でレビュー済み
面白かったです。
秋葉原通り魔事件を題材に、
格差社会、モテ/非モテ、人間力、友達といった若者を取り巻くキーワードについて、
編集者と対話を進めていきます。
仲正先生の現代を観る眼の比較対象は、
彼の若者時代である1980年代です。
ですから、読み方によっては、
1980年代論とも読むことができ、
日本社会の変遷を理解することもできます。
若者論としては、
ニートフリーター論、
格差社会論など、
今の日本社会を論じてきた大きな議論を踏まえての、
若者の現状分析だったりするので、
複数の視点を統合している感覚があって、
それは当然仲正先生のカラーなので、
仲正ゼミを受講しているような感じになります。
モテとは承認である、
という解釈が一番面白かったし、
眼から鱗がおちました。
全体的に分かりやすい文章ですし、
スノッブ臭さもなく、
じっくり人間関係を考えるのに向いている1冊だと思います。
秋葉原通り魔事件を題材に、
格差社会、モテ/非モテ、人間力、友達といった若者を取り巻くキーワードについて、
編集者と対話を進めていきます。
仲正先生の現代を観る眼の比較対象は、
彼の若者時代である1980年代です。
ですから、読み方によっては、
1980年代論とも読むことができ、
日本社会の変遷を理解することもできます。
若者論としては、
ニートフリーター論、
格差社会論など、
今の日本社会を論じてきた大きな議論を踏まえての、
若者の現状分析だったりするので、
複数の視点を統合している感覚があって、
それは当然仲正先生のカラーなので、
仲正ゼミを受講しているような感じになります。
モテとは承認である、
という解釈が一番面白かったし、
眼から鱗がおちました。
全体的に分かりやすい文章ですし、
スノッブ臭さもなく、
じっくり人間関係を考えるのに向いている1冊だと思います。
2010年2月27日に日本でレビュー済み
例の秋葉原通り魔事件をネタに仲正教授に
いろいろ聞いてみました。
そういう本。
秋葉原通り魔事件を巡る論議か仲正教授に興味が
ある人だったら、ひまつぶし程度にはなるかも。
いろいろ聞いてみました。
そういう本。
秋葉原通り魔事件を巡る論議か仲正教授に興味が
ある人だったら、ひまつぶし程度にはなるかも。