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地球音楽出会い旅 〜日本各地の暮らしの歌から世界の諸民族の響きまで、時代を越えた音紀行 単行本(ソフトカバー) – 2007/4/16


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商品の説明

出版社からのコメント

読みやすい文章で日本や世界の折々の姿が収載されています。ひ
とつのテーマをもとにした紀行文として、一般の方はもちろん、大学生、高校生
の方にも読んでいただきたい本です。

抜粋

 神戸女学院大学。六月のある日、私は講義を途中で打ち切り、院生
たちをさそって、ひろいキャンパスを横切り、うっそうとした木立のなかの
風雅な茶室、松風庵をたずねた。この茶室は棟梁、平田雅哉の手になる名席で、
須磨離宮前から移築したものだそうだ。門、垣根、庭、飛び石、茶席、勝手、水
屋など、そのいずれをとっても典型的な数奇屋のたたずまいをみせている。一歩
庭にはいると、大学の構内とはとてもおもえない雰囲気がただよう。松風庵はい
まもむかしのままの面影をのこしながら、学生の茶道のレッスンや来客の茶の湯
の接待につかわれている。
 正面の玄関をはいったところに、垣根にそってひっそりとつくばいがある。
石製の手水鉢だ。つくばいとは、手をあらうとき「つくばう」(かがむ)ところ
から、このようによばれる。
 手水鉢からひしゃくで水をくみ、小石をしきつめたながしにたらすと、地中か
ら、こころなしかコロン、ピシャンと、琴のようなかすかな音がする。水琴窟が
敷設してあるからだ。底面中央に小孔をあけた大きな甕がさかさに埋めてあり、
その孔にながれこんだ水滴が、甕底にたまっている水面にはじけて、音をかなで
る。甕が共鳴胴になって、その内壁に音が反響してきこえるのである。
 庵をおとずれた客人は、だれでもまず、つくばいで手をきよめ、水琴窟の音に
耳をかたむけながら、ゆったりした気分になって茶室にあがる。
 水琴窟は江戸時代にうまれた庭園技術の粋である。ただ、それがよい響きを得
るためには、庭師の相当の熟練と経験がいる。だれが名づけたのだろう。「水
琴窟」という風流な名称も、水が奏でる音色にまことにふさわしい。
 一時は人の記憶から忘れさられそうになった水琴窟だが、現代は、むしろ水
琴窟復活の時代である。茶房は無論のこと、日本各地の寺院をたずねあるけば、
境内の一角でよく出会うし、料亭や民家の庭などにも、あちこちにみられる。そ
ればかりか、この音を復元したCDなども発売されている。ただし、マイクでひ
ろった水琴窟の響きはちょっと大きすぎる。実際の水琴窟の音は、人の耳にやっ
ととどくかとどかないほど、ささやかで繊細だ。
 玄関をくぐる。茶室にすわる。床の間の一輪ざしにはアジサイがいけてあっ
た。その青さが目にしみる。座前におかれたお茶うけの色は緑。薄手の茶碗。す
べて初夏、緑陰の季節にあわせてある。あけはなたれた障子のそとは、垣根越し
に濃い緑の木々の枝がゆらいでいる。
 茶釜の底には、煮えたぎる音を一層ひきたたせるための細工が施してあるとい
う。人はその音を、庵の外の松籟とかさねあわせる。そこには、どこまでも季節
と自然にこだわる日本人のこころがよみとれる。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ スタイルノート; 第1版 (2007/4/16)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/4/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 236ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4903238105
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4903238104
  • 寸法 ‏ : ‎ 18.8 x 12.8 x 2.5 cm

著者について

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水野 信男
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