問題解決を行うのではなく、組織をコーチングする。
という方法でのアプローチを紹介した本。
組織開発ファシリテーターなる概念が提唱されています。
自らがいなくなった後も、自立的に継続的に組織が動いていくように、ファイリテーションやコーチングを行っていく。
人に対して行うコーチングを、組織に対して行っていくことを説いている。また、組織は人の集合であることから、人を重んじる言及も多々あり。
読んでいて面白い本だったけど、実際に実践を行っていくのは中々ハードルが高いとも感じられる。
だけれど、なんらかの組織に関わっている人は読むことで自分の組織や、自分自身の振る舞いについて、振り返って考える機会を提供してくれるので一読の価値あり。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
組織の「当たり前」を変える 単行本(ソフトカバー) – 2006/12/9
田村洋一
(著)
- 本の長さ200ページ
- 言語日本語
- 出版社ファーストプレス
- 発売日2006/12/9
- ISBN-104903241378
- ISBN-13978-4903241371
この著者の人気タイトル
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
本書が提供するのは、一律の方法論や教科書的なテクニックでは
ない。ファシリテーターが現場で何を考え、何を実践しているのか、楽屋や舞台
裏で何が起こり、舞台がどのように動いているのかといった、組織開発ファシリ
テーションの最前線の実況中継である。(「はじめに」より)
ない。ファシリテーターが現場で何を考え、何を実践しているのか、楽屋や舞台
裏で何が起こり、舞台がどのように動いているのかといった、組織開発ファシリ
テーションの最前線の実況中継である。(「はじめに」より)
著者について
■田村 洋一(たむら・よういち)
1965年3月東京都中野区生まれ。現在は3人の子供の父親。
野村総合研究所、シティバンク、外資系経営戦略コンサルティング
会社、情報サービス事業会社を経て独立。2002年からピープルフォーカス・コン
サルティング顧問、メタノイア・リミテッド代表取締役。組織開発(OD)ファシ
リテーション、企業人教育、エグゼクティブコーチングを職業にしている。上智
大学英語学科卒業(1987年)、バージニア大学ビジネススクール修了(1993
年)、経営学修士(MBA)。著書に『なぜあの人だと話がまとまるのか?』(2004
年 明日香出版社)、共著に『組織開発ハンドブック』(2005年 東洋経
済新報社)がある。
1965年3月東京都中野区生まれ。現在は3人の子供の父親。
野村総合研究所、シティバンク、外資系経営戦略コンサルティング
会社、情報サービス事業会社を経て独立。2002年からピープルフォーカス・コン
サルティング顧問、メタノイア・リミテッド代表取締役。組織開発(OD)ファシ
リテーション、企業人教育、エグゼクティブコーチングを職業にしている。上智
大学英語学科卒業(1987年)、バージニア大学ビジネススクール修了(1993
年)、経営学修士(MBA)。著書に『なぜあの人だと話がまとまるのか?』(2004
年 明日香出版社)、共著に『組織開発ハンドブック』(2005年 東洋経
済新報社)がある。
登録情報
- 出版社 : ファーストプレス (2006/12/9)
- 発売日 : 2006/12/9
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 200ページ
- ISBN-10 : 4903241378
- ISBN-13 : 978-4903241371
- Amazon 売れ筋ランキング: - 869,808位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,936位その他の経営理論関連書籍
- - 3,209位マネジメント・人材管理
- - 45,364位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
組織開発ファシリテーター。企業人教育、エグゼクティブコーチング、企業組織でのコンサルティングの豊富な実践経験と、多くの優れた教育家・コーチ・コンサルタントから学んだ経験を持つ。2002年からメタノイア・リミテッド代表、ピープルフォーカス・コンサルティング顧問。ジェミニ・コンサルティング、野村総合研究所、シティバンクに勤め、日本、欧州、アジア、アメリカで大小さまざまなプロジェクトのマネジメント、国際的活動に携わるうえで、ファシリテーションの多様なスタイルと方法論を駆使している。システム思考実践研究会(STARクラブ http://starclubseminars.com/ )主宰。
著書に『人生をマスターする方法』(ライブリー・パブリッシング)、『組織の「当たり前」を変える』(ファーストプレス)、『なぜあの人だと話がまとまるのか?』(明日香出版社)、『プロファシリテーターのどんな話もまとまる技術』(クロスメディア・パブリッシング)。『システムがわかると人生がかわる ― セレンディピティとシステム思考 ―』『ディベート道場 ―― 思考と対話の稽古』(Evolving)。共著書に『組織開発ハンドブック』(東洋経済新報社)がある。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年2月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本では、組織開発を行う者として、またファシリテーターとして
どのような心持ちで、行動していけば良いか、ということを教えてくれます。
私が特に意識したいと思ったことは、
「問題解決を焦らない」ということです。
これは「ゆっくりやれ」という意味ではなく、
本質的な課題の構造を明らかにするために、焦らず進めることが大事だということです。
こういったことは、あくまでも基本姿勢であって、
ノウハウを教えてくれるというわけではありませんが、
そうした姿勢が非常に大事になってくるということを、強く感じました。
組織開発に携わる方は、まずこの本を読んで
心構えを鍛えてから、臨むというのも良いのではないでしょうか。
どのような心持ちで、行動していけば良いか、ということを教えてくれます。
私が特に意識したいと思ったことは、
「問題解決を焦らない」ということです。
これは「ゆっくりやれ」という意味ではなく、
本質的な課題の構造を明らかにするために、焦らず進めることが大事だということです。
こういったことは、あくまでも基本姿勢であって、
ノウハウを教えてくれるというわけではありませんが、
そうした姿勢が非常に大事になってくるということを、強く感じました。
組織開発に携わる方は、まずこの本を読んで
心構えを鍛えてから、臨むというのも良いのではないでしょうか。
2015年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
組織の課題を解決しようと構えるのではなく、症状は成長の可能性だと考えるというのは参考になります。組織をまとめる指針になると思いました。
2014年6月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
会社の幹部たちにも読んでほしい本です。
組織力の根本が解ります。
組織力の根本が解ります。
2008年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
組織のあるべき姿やファシリテーションの考え方が学べます。
テクニック集ではないですが、考え方を学べるという点でGood
テクニック集ではないですが、考え方を学べるという点でGood
2007年3月26日に日本でレビュー済み
文句なしの5★でしょう。尊敬する田村先生の著書。
帯に「問題解決をしてはいけない!!」とびっくりすることが書いてある。
その意味が、この本を読むとわかります。
組織に問題(病気)が発見されたとき、その症状を緩和したり、
解消するのではなく、「その病気の目的」を考える。
これが、スタート。
人生観についても触れている「人生の墓場である結婚は、家庭という、かけがえのない死に場所を与えてくれる。
自由の墓場である就職は、組織というすばらしい活躍の舞台を提供してくれる」。
「自分が消えたとき、何を残してやれるか」など。
一番、実践的な考え方は、これ。ジレンマは、線から面にマッピングしてみる。具体的には、全体最適を横軸に、個別最適縦軸にといった具合に。そして、ポジションを理想的な場所へ移動するために、どうするかを考える。線で考えると振り子状態に陥る。
帯に「問題解決をしてはいけない!!」とびっくりすることが書いてある。
その意味が、この本を読むとわかります。
組織に問題(病気)が発見されたとき、その症状を緩和したり、
解消するのではなく、「その病気の目的」を考える。
これが、スタート。
人生観についても触れている「人生の墓場である結婚は、家庭という、かけがえのない死に場所を与えてくれる。
自由の墓場である就職は、組織というすばらしい活躍の舞台を提供してくれる」。
「自分が消えたとき、何を残してやれるか」など。
一番、実践的な考え方は、これ。ジレンマは、線から面にマッピングしてみる。具体的には、全体最適を横軸に、個別最適縦軸にといった具合に。そして、ポジションを理想的な場所へ移動するために、どうするかを考える。線で考えると振り子状態に陥る。
2007年11月27日に日本でレビュー済み
「自分がいなくなったときに、何を残せるか」というのは、
ファシリテーターとしての「心意気」を示す至言だと思います。
クライアントに解を与える人ではなく、
クライアント「が」解を「自力で導き出せる」のを支援する人。
そして、クライアントの自立度が高まるのを見届けて、
自らは存在(あるいは介入)を薄めていく人。
私自身が目指す「あり方」を再確認できた一冊でした。
さらには、このような「あり方」を持つリーダーが、
日本の社会や組織に増えてくれることを願っています。
ファシリテーターとしての「心意気」を示す至言だと思います。
クライアントに解を与える人ではなく、
クライアント「が」解を「自力で導き出せる」のを支援する人。
そして、クライアントの自立度が高まるのを見届けて、
自らは存在(あるいは介入)を薄めていく人。
私自身が目指す「あり方」を再確認できた一冊でした。
さらには、このような「あり方」を持つリーダーが、
日本の社会や組織に増えてくれることを願っています。
2010年1月22日に日本でレビュー済み
何となくタイトルに惹かれて読みました。
中身はきわめて自然の内容です。
「線」でとらえるとジレンマに陥りそうな課題を、
マトリックスにして「面」でとらえると見え方が変わるという指摘は新鮮でした。
2006年出版の本ですが、今でも有効な指摘だと思います。
中身はきわめて自然の内容です。
「線」でとらえるとジレンマに陥りそうな課題を、
マトリックスにして「面」でとらえると見え方が変わるという指摘は新鮮でした。
2006年出版の本ですが、今でも有効な指摘だと思います。