この 『定本 納棺夫日記』は、しずかなる書である。
咲き定まりて しずかなる 書。
この書を 著者とともにつくりだした桂書房の意志を感じる。
「こころ ゆらゆら さまようものにとって...」
この書は しずかなる境地にさせてくれる。
「わが人生とは」と 問われしとき 著者 青木新門氏は 黙するのであろう。
死生観を考えなくなった私たち。
過去 人間と称する生物は『死生観』を考えぬいた。
人間讃歌。
『納棺夫』として 多くの死と まわりの人々と状況を 見つづけた 著者は ある境地にたっし、言語化した。
それは 美しい 結論。
著者は 『定本』にした。
この 覚悟にいたるまでの 過程は 想像にあまりある。
しずかに おさまった。
静かな 本。
この書に めぐりあい よかった。
「定本」として 青木新門氏は自己の人生を この書に「納棺」した。
死と生 このことを 問い続けた青木氏、
「定本」に した 彼の覚悟を感じる。
すみきっている。
私たちは この書を 大切に ゆっくりと よむことが可能。
それくらい 重い書である。
ーーーーーーーーーー
この書を ゆっくり 読むことができる幸せを感じる。
『定本』とは 自己の人生を 納棺する作業であったのだ。
いさぎよい 書であり この長い過程を共にしてきた 出版社に敬意を表する。
文春文庫の『納棺夫日記 増補改訂版』と いかにことなるのか 比較検討されたい。
文庫本と比べると まことに しずか。「不要な物」無く、純化している。
『定本』とは 著者自身が 自己の行きざまを 総まとめした いさぎよき書。
富山で 生活している 著者。
そして、それを 出版した桂書房の 謙虚さに感動する。
感謝のみ。
日本の 戦争中、戦後を 知ることができる 貴重なる 資料でもある。
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定本納棺夫日記 2版 単行本 – 2007/7/1
青木 新門
(著)
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定本納棺夫日記
- 本の長さ251ページ
- 言語日本語
- 出版社桂書房
- 発売日2007/7/1
- ISBN-104903351351
- ISBN-13978-4903351353
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登録情報
- 出版社 : 桂書房 (2007/7/1)
- 発売日 : 2007/7/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 251ページ
- ISBN-10 : 4903351351
- ISBN-13 : 978-4903351353
- Amazon 売れ筋ランキング: - 193,985位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 55,956位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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昭和12年(1937)、富山県に生まれる。早稲田大学中退後、飲食店を経営。その後、冠婚葬祭会社に就職、現在非常勤役員(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 出会い・出逢い・出遇い (ISBN-13: 978-4921029593 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても内容の濃い本です。『読めば分かる』部分と『中途半端な理解を許さないパート』がある。納棺という仕事を通じて人間の宿命である『死』を考え、考え、更に掘り下げている。ある意味宗教書とも言えるかもしれないが、死ぬという宿命を真面目に考えたい時に、いろいろな角度からの思考方法を提案してくれていると思います。
2014年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初版本を友人に貸したら帰って来ないので
購入しました。
改めて読んで帰って来ない理由が判明。
貸した相手は外科医で真宗の教師資格も持つ坊主だった。
作者は親鸞の事を非常に判りやすく説いています。
変な坊主と関わるより有益かと。
購入しました。
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貸した相手は外科医で真宗の教師資格も持つ坊主だった。
作者は親鸞の事を非常に判りやすく説いています。
変な坊主と関わるより有益かと。
2006年12月12日に日本でレビュー済み
この間の叔父の納棺で、あまりの手際よさにびっくりし、納棺について読んでみようと。
本来は親族の男性が、することだったようです。
未知の世界が覗けて興味深かったです。
興味のある方はどうぞ。って、あんまりいないだろうなぁ。
本来は親族の男性が、することだったようです。
未知の世界が覗けて興味深かったです。
興味のある方はどうぞ。って、あんまりいないだろうなぁ。
2011年2月7日に日本でレビュー済み
映画”おくりびと”を見て号泣しました。
この本でも、類似の感動を得られる事を期待して読み始めました。
2章までは、良い本だなあと思って読みました。
納棺夫としての苦労と、死に関して考えさせられる所がありました。
3章で、宗教書の話になって読めなくなりました。申し訳ありませんが、私は興味をもてませんでした。この部分を高く評価されている方もいらっしゃるので、読めば感心出来る部分もあると思うのですが、そもそも読み進められなかったので理解する前の段階でした。私にとっては。
次の詩も読めませんでした。詩集は読みません。読めません。
そこで終わりです。その後の小説は読む気になれませんでした。すいません。
所詮、私は、映画の方を楽しめる人なのだと理解しました。
この本でも、類似の感動を得られる事を期待して読み始めました。
2章までは、良い本だなあと思って読みました。
納棺夫としての苦労と、死に関して考えさせられる所がありました。
3章で、宗教書の話になって読めなくなりました。申し訳ありませんが、私は興味をもてませんでした。この部分を高く評価されている方もいらっしゃるので、読めば感心出来る部分もあると思うのですが、そもそも読み進められなかったので理解する前の段階でした。私にとっては。
次の詩も読めませんでした。詩集は読みません。読めません。
そこで終わりです。その後の小説は読む気になれませんでした。すいません。
所詮、私は、映画の方を楽しめる人なのだと理解しました。
2015年12月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死生観を語り、思索するのに絶好の書と考えました・・・・・・。
2009年3月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
定本と名を打っているが、文春文庫版と定本とをくらべてみると文章を直していない初期形態に近い文庫版の方に初心のエネルギーを感じる。
第3章の「ひかりといのち」に書かれる親鸞を中心とした真に迫る短い文章からは、死をめのまえにした現場だからこそ書き得たものであり、圧倒的な迫力がある。
それだけに、以下の点が気になる。引用の中のあまりに多い言葉の違いである。
36ページ以下に掲載される宮澤賢治のみぞれの歌には、多くの言葉の違いがある。
歴史的仮名遣いで引用され始めたかと思ったら、急に新仮名が交じり、この歌の特徴である"わたくし"ではなくて、"わたし"になっている。
文春文庫版40ページ以下との間にも、いくつかの相違がある。文庫版は主にこの詩の初版により、定本はおもに新潮文庫版・岩波文庫版によっているようである。
移動についてはここが詳しかった。
[...]
あまりに有名な文章だから、何らかの引用についての注釈が必要だと思う。例えば著者が慣れ親しんだものがこれであったとか。永訣の朝、と言う詩をわざわざみぞれの詩と紹介した著者である。定本と文春文庫版との相違については、定本の方に何らかの説明が必要ではないか。
このサイトのレビューアーのおすすめにしたがって定本を予約した。本屋で文庫本も購入して読み始め、その圧倒的な迫力にぐいぐい引き込まれた。その後定本が到着してあらためて定本を読み始めると、ずいぶん違和感がある。この違和感が気になり、二つの本の違いを調べると、かずかずの言葉に違いがみつかった。かなりの文章が書き換えられている。たとえば、
文庫本58ページには
"肩を落として帰っていかれたM先生の後ろ姿を、今も思い出す。"
定本52ページにはこの一行が欠落している。鮮やかなイメージを、著者はなぜ削ったのだろうか。
この本に語られている著者にしか書きえない内容からすれば、上記の違いは些細なことかもしれない。定本には著者の詩や、童謡がのせられている。「つららの坊や」からは、レオ・パスカーリアの「葉っぱのフレディー」を思い出した。いずれも季節の移り変わりを見事に描き出して、忘れがたい。
文庫版は「・・を著して』が長過ぎるから、星4つ。第3章までなら星5つ。定本は文庫版以下であり、最後の童謡を加味しても星三つと評価する。
第3章の「ひかりといのち」に書かれる親鸞を中心とした真に迫る短い文章からは、死をめのまえにした現場だからこそ書き得たものであり、圧倒的な迫力がある。
それだけに、以下の点が気になる。引用の中のあまりに多い言葉の違いである。
36ページ以下に掲載される宮澤賢治のみぞれの歌には、多くの言葉の違いがある。
歴史的仮名遣いで引用され始めたかと思ったら、急に新仮名が交じり、この歌の特徴である"わたくし"ではなくて、"わたし"になっている。
文春文庫版40ページ以下との間にも、いくつかの相違がある。文庫版は主にこの詩の初版により、定本はおもに新潮文庫版・岩波文庫版によっているようである。
移動についてはここが詳しかった。
[...]
あまりに有名な文章だから、何らかの引用についての注釈が必要だと思う。例えば著者が慣れ親しんだものがこれであったとか。永訣の朝、と言う詩をわざわざみぞれの詩と紹介した著者である。定本と文春文庫版との相違については、定本の方に何らかの説明が必要ではないか。
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文庫本58ページには
"肩を落として帰っていかれたM先生の後ろ姿を、今も思い出す。"
定本52ページにはこの一行が欠落している。鮮やかなイメージを、著者はなぜ削ったのだろうか。
この本に語られている著者にしか書きえない内容からすれば、上記の違いは些細なことかもしれない。定本には著者の詩や、童謡がのせられている。「つららの坊や」からは、レオ・パスカーリアの「葉っぱのフレディー」を思い出した。いずれも季節の移り変わりを見事に描き出して、忘れがたい。
文庫版は「・・を著して』が長過ぎるから、星4つ。第3章までなら星5つ。定本は文庫版以下であり、最後の童謡を加味しても星三つと評価する。
2015年10月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
興味本位で読み進めていく内になるほどと納得させられることが多く、豊富な知識と読書量に感嘆。登場する書籍を求めたくなります。