著者は、アメリカミシガン州で男児二人の子育てをする日本人女性。
元スポーツ紙記者で、現在フリーで活躍中。
本書では、アメリカで子育をする中で著者が感じた疑問や問題が取り上げられている。
日本とは違い、子どもが子どもたちだけで遊べないという現実。その背景には何があるか。
子どもを危険から遠ざけ、守るためにしていることが、かえって子どもとその親に窮屈な思いをさせているのではないか。
「冒険」ができなくなった子どもたちは将来どのような大人になるのだろう。
本当に、アメリカ社会は、子どもを四六時中監視しなければならぬほど、危険に満ちているのか。
子どもを適切に見守りたいという親の思いに国境は無い。
子育てをする上で大切なものは何なのか。
親ばかりでなく、子どもを取り巻く大人と社会が考えていきたい問題だ。
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