ついに出てしまったTeX界の「トンデモ本」。「本書が日本のTEXコミュニティにおける恒久的な財産として残り続ける事を切に望んでおります.」とのことだが、体裁ばかりに拘って内容が疎かになった究極の例として、LaTeXを使う者に対する戒めという意味では、確かに共有「財産」となることでしょう。
いわゆるインターネットの登場により、自分のウェブページでならどんな主張でも公にすることが出来るようになったが、LaTeXを使えるようになれば、そしてGNU FDLで印税は要らないと言えば、それをそのまま出版することまで出来てしまうのだというのを証明したという点では、画期的な一冊。
「組版の技術がどんなに優れていたところで、書く技術の代役を務めることはできない」というLaTeXの作者ランポートの言葉が思い出されてならない。

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学生・研究者・技術者のためのLATEXを用いた論文作成術 新 単行本 – 2008/6/1
渡辺 徹
(著)
- 本の長さ393ページ
- 言語日本語
- 出版社プレアデス出版
- 発売日2008/6/1
- ISBN-104903814157
- ISBN-13978-4903814155
登録情報
- 出版社 : プレアデス出版 (2008/6/1)
- 発売日 : 2008/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 393ページ
- ISBN-10 : 4903814157
- ISBN-13 : 978-4903814155
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,174,639位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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2011年11月9日に日本でレビュー済み
奥村「美文書入門」が章ごとに独立しているのに対して、これは全体の流れをおさえつつ知識を小刻みに出していくタイプなので、理系で一度プログラミングの基礎を習った人に最適。
逆に文系の人が文書の作り方だけを知りたいのなら飛ばさないといけないところがあり、どこから再び読めばいいのかがわかりにくいかも。
以前、「LaTeXの講習会に参加したい」という人がいましたが、そういう場合には向いていると思います。
本書はGNUで印税がない分安いとのこと、考えれば出版社からすれば一冊あたりの利益が変わらない上にネットでの公開までされてしまうわけですから、出版は冒険だったと思います。著者には今後もオンライン(wiki)で常に作品を更新し続けてほしいと思います。
また文系の利用者を念頭に置いてそこに絞った教科書など、ネットならではの冒険にも期待。
逆に文系の人が文書の作り方だけを知りたいのなら飛ばさないといけないところがあり、どこから再び読めばいいのかがわかりにくいかも。
以前、「LaTeXの講習会に参加したい」という人がいましたが、そういう場合には向いていると思います。
本書はGNUで印税がない分安いとのこと、考えれば出版社からすれば一冊あたりの利益が変わらない上にネットでの公開までされてしまうわけですから、出版は冒険だったと思います。著者には今後もオンライン(wiki)で常に作品を更新し続けてほしいと思います。
また文系の利用者を念頭に置いてそこに絞った教科書など、ネットならではの冒険にも期待。
2006年6月29日に日本でレビュー済み
Latexを始めるにあたり、いままで一度も触ったことのない人は苦労すると
思いますが、この本はそのような人たちにもわかるように構成されていま
す.
Latexの基礎知識から始まり、豊富な例題により記述体系を説明していま
す.また、この本は索引にも力を入れており、探したい記法やコマンドが
すぐに見つけられるように細かく記載されています.
この本が一冊あれば、論文作成だけでなく、ほとんどの書類が記述できる
ようになると思います.研究者や技術者だけにとどまらず、これからLatex
を始めてみようという方におすすめです.
思いますが、この本はそのような人たちにもわかるように構成されていま
す.
Latexの基礎知識から始まり、豊富な例題により記述体系を説明していま
す.また、この本は索引にも力を入れており、探したい記法やコマンドが
すぐに見つけられるように細かく記載されています.
この本が一冊あれば、論文作成だけでなく、ほとんどの書類が記述できる
ようになると思います.研究者や技術者だけにとどまらず、これからLatex
を始めてみようという方におすすめです.