”そうだ京都行こう”思いたったら、心が弾む。
なぜだろうって、いつも思ってました。
前夜は遠足に出かける小学生気分そのもの。
おやつやお酒(これは大人用だけど)のつまみの見直しに余念がない。
当日は朝からそわそわ。
仕事を終えて新幹線に飛び乗り、座席に座って、
品川駅で買い求めたスイーツをほうばってるときはピーク。
えへへ、自分はこれから京都に行くんだ!
以下本書より割愛
どうして、京都に来て考えるのか、どうして京都に来ると考えてしまうのか
ーそれもまた同じことで、「そもそも」を知りたくてこの街に来ている。
この街に来ると自分の中にある「そもそも」と、
待ちの中にある「そもそも」が呼応し始めるのだ。
「そもそも」を知りたくてこの街に来ている。
ガッテン だから京都に行きたいんだ!
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京都で考えた 単行本 – 2017/10/20
吉田篤弘
(著)
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答えはいつもふたつある。
吉田篤弘が、京都の街を歩きながら
「本当にそうか?」と考えたこと。
ミシマ社創業十周年記念企画
この街で考えたことを、これまでに何冊かの本に書いてきた。ただ、それらのほとんどは小説だったので、物語のどの部分が京都で考えたことであるかは判らない。いまこうして書き始めたこの本は小説ではなく、京都で考えたことをありのままに書こうという本である。――本文より
吉田篤弘が、京都の街を歩きながら
「本当にそうか?」と考えたこと。
ミシマ社創業十周年記念企画
この街で考えたことを、これまでに何冊かの本に書いてきた。ただ、それらのほとんどは小説だったので、物語のどの部分が京都で考えたことであるかは判らない。いまこうして書き始めたこの本は小説ではなく、京都で考えたことをありのままに書こうという本である。――本文より
- 本の長さ128ページ
- 言語日本語
- 出版社ミシマ社
- 発売日2017/10/20
- 寸法18.8 x 12.8 x 2 cm
- ISBN-104903908992
- ISBN-13978-4903908991
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商品の説明
著者について
吉田篤弘(よしだ・あつひろ)
1962年東京生まれ。作家。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事も行っている。著書に『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『モナ・リザの背中』『電氣ホテル』『ソラシド』『台所のラジオ』『遠くの街に犬の吠える』など多数。
1962年東京生まれ。作家。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事も行っている。著書に『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『モナ・リザの背中』『電氣ホテル』『ソラシド』『台所のラジオ』『遠くの街に犬の吠える』など多数。
登録情報
- 出版社 : ミシマ社 (2017/10/20)
- 発売日 : 2017/10/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 128ページ
- ISBN-10 : 4903908992
- ISBN-13 : 978-4903908991
- 寸法 : 18.8 x 12.8 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 437,294位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 13,494位エッセー・随筆 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年11月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作家という方は、どこへ行って、何を考え、生活しているのだろう。
なにか書き物でもしている方なら、新幹線に乗っている時間など、すこし楽しめるかと思われる本です。
著者ほかのエッセイを読むきっかけにもなりました。
読後は、書棚には残りませんでした。
なにか書き物でもしている方なら、新幹線に乗っている時間など、すこし楽しめるかと思われる本です。
著者ほかのエッセイを読むきっかけにもなりました。
読後は、書棚には残りませんでした。
2019年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者が京都の街中で思いついたことを書きつづった本(プラス掌編小説1)。しりとりをするようにするすると繋がって行く連想テキストになっていて、そのつながりも語りも心地よい。背景に京都の雰囲気がある。思考の連鎖、文化の断片が感じられる楽しい本。自分もああいう黙考しながらの散歩をしてみたいと思わせる。
2018年1月15日に日本でレビュー済み
「目次」を見て、ビックリ。「Ⅰ 怪物と忘却」「Ⅱ ふたつの怪物」「Ⅲ 中庭の怪物」
「怪物」だらけの本なのでしょうか?
さらに、ビックリ。「見えない目次 8」
見えなかったら目次にならないんじゃ? 確かに、8頁を開いてみても、「✻」印があるだけで、「見えない目次」という文字はどこにも見当たりません。
そして、この本は、短篇小説集でもありませんでした。ひとつのテーマの本のような「つながり」を持っています。まとまりを感じました。
本についての随筆、本をめぐるエッセイとでも言ったおもむき。本について著者の考えたこと、本への思いをひたすら綴っています。
「ひとりの人間が生きて死んだ証(あか)しとして墓石を置くように、紙でつくられた物質としての本は、いまはもうここにいない人たちの声の証しになる。 それゆえ、本はどのような時代にあっても物体である必要がある。ここにこうしてある、と手で触れて確かめられるものである必要がある」(30頁)
「本は現実逃避のための装置でもあった。云い換えれば、異界に参入するための入り口であり、『不思議の国のアリス』に登場するチェシャ猫の笑いのように、そこだけ異界が口をあけて、猫の体は見えないのに、猫の笑う口だけが宙に浮いている。 それが本である」(34頁)
確かにそうですね。この本の著者の「目次」は、本文の中では文字としては見えてこないのに、著者の本に対する強い思いだけは著者の声となって読者の脳の中に大きな音となって響き渡ってくるように感じます。
本のイラストを通して読者の目に訴える、イラストレーターでもある著者は、この本で読者の心、脳にガツンと印象的な言葉をはいています。
例えば、「怪物」と著者が言っているのは、「時間」と「忘却」です。このふたつの怪物。おおぐいの怪物です。
「こうして人生の後半は、『時間』と『忘却』という大食漢の怪物と戦いつづけることになる。
『時間』は容赦なくバリバリと未来を食いつぶし、『忘却』は気まぐれなつまみ喰いのように過去を食いつぶしてゆく」(40頁)
「『忘却』がおそろしいのは、怪物でありながら天使でもあるところ」(39頁)
「何のことわりもなしに、膨大な記憶を、いつのまにか勝手に消去してしまう」から。
怪物は天使でもある。考えさせられる認識です。
「『本』と『街』と『考える』は頭の中でつながっているのである」(48頁)
さらに
「京都で考えるということ。忘れられていくものを引きとめること。本を読むということ。決めつけられたものに『本当にそうか』と疑問を呈すること。小説を書くということ。毎日のように書店に通い、森のごとき本の中から言葉を見つけ出してくること――。 それらは、すべてつながっているように思う」(102頁)
著者は京都を歩きながら、本のことだけでなく、「本にまつわる全てのことのつながり」をひとつの巨大なかたまりと考えているんですね。
これからも、著者「吉田篤弘」さんは、怪物でもあり天使でもある「忘却」を何とか引きとめながら、全てのことがつながっていることを意識した新しい小説を書いて、すてきなイラストと一緒に「本という重い物」を作りつづけてくれそうです。期待しています。
「怪物」だらけの本なのでしょうか?
さらに、ビックリ。「見えない目次 8」
見えなかったら目次にならないんじゃ? 確かに、8頁を開いてみても、「✻」印があるだけで、「見えない目次」という文字はどこにも見当たりません。
そして、この本は、短篇小説集でもありませんでした。ひとつのテーマの本のような「つながり」を持っています。まとまりを感じました。
本についての随筆、本をめぐるエッセイとでも言ったおもむき。本について著者の考えたこと、本への思いをひたすら綴っています。
「ひとりの人間が生きて死んだ証(あか)しとして墓石を置くように、紙でつくられた物質としての本は、いまはもうここにいない人たちの声の証しになる。 それゆえ、本はどのような時代にあっても物体である必要がある。ここにこうしてある、と手で触れて確かめられるものである必要がある」(30頁)
「本は現実逃避のための装置でもあった。云い換えれば、異界に参入するための入り口であり、『不思議の国のアリス』に登場するチェシャ猫の笑いのように、そこだけ異界が口をあけて、猫の体は見えないのに、猫の笑う口だけが宙に浮いている。 それが本である」(34頁)
確かにそうですね。この本の著者の「目次」は、本文の中では文字としては見えてこないのに、著者の本に対する強い思いだけは著者の声となって読者の脳の中に大きな音となって響き渡ってくるように感じます。
本のイラストを通して読者の目に訴える、イラストレーターでもある著者は、この本で読者の心、脳にガツンと印象的な言葉をはいています。
例えば、「怪物」と著者が言っているのは、「時間」と「忘却」です。このふたつの怪物。おおぐいの怪物です。
「こうして人生の後半は、『時間』と『忘却』という大食漢の怪物と戦いつづけることになる。
『時間』は容赦なくバリバリと未来を食いつぶし、『忘却』は気まぐれなつまみ喰いのように過去を食いつぶしてゆく」(40頁)
「『忘却』がおそろしいのは、怪物でありながら天使でもあるところ」(39頁)
「何のことわりもなしに、膨大な記憶を、いつのまにか勝手に消去してしまう」から。
怪物は天使でもある。考えさせられる認識です。
「『本』と『街』と『考える』は頭の中でつながっているのである」(48頁)
さらに
「京都で考えるということ。忘れられていくものを引きとめること。本を読むということ。決めつけられたものに『本当にそうか』と疑問を呈すること。小説を書くということ。毎日のように書店に通い、森のごとき本の中から言葉を見つけ出してくること――。 それらは、すべてつながっているように思う」(102頁)
著者は京都を歩きながら、本のことだけでなく、「本にまつわる全てのことのつながり」をひとつの巨大なかたまりと考えているんですね。
これからも、著者「吉田篤弘」さんは、怪物でもあり天使でもある「忘却」を何とか引きとめながら、全てのことがつながっていることを意識した新しい小説を書いて、すてきなイラストと一緒に「本という重い物」を作りつづけてくれそうです。期待しています。
2021年11月18日に日本でレビュー済み
ー ただ、これまでの経験からすると、「本当のこと」は面倒な手続きの先にしかなく、手っ取り早く済ませようとしたら、決して「本当のこと」はあらわれない。
分からないことは、すぐに検索して意味を理解したいし、
無駄に考えたくないと思っていました。守破離の守(型)があるならば、自分で考えることは徒労のように思っていましたし、「自分で考えなさい」という人のことを内心冷ややかに思っていました。
でも「本当にそうか?」と。
自分の考えだけが、本当なのか?そう問われた気がしました。
多分周りの人に直接言われたら腹が立っただろうなって思います。笑
本だからこそ、素直に聞けたのかもしれません。
分からないことは、すぐに検索して意味を理解したいし、
無駄に考えたくないと思っていました。守破離の守(型)があるならば、自分で考えることは徒労のように思っていましたし、「自分で考えなさい」という人のことを内心冷ややかに思っていました。
でも「本当にそうか?」と。
自分の考えだけが、本当なのか?そう問われた気がしました。
多分周りの人に直接言われたら腹が立っただろうなって思います。笑
本だからこそ、素直に聞けたのかもしれません。
2017年10月27日に日本でレビュー済み
京都で歩きながら考えることの何とも言えない郷愁。気がつけばひとりでに本屋さんに向かっている自分にとって「そもそも」本という存在は何なのか…。あれこれ思いを馳せる機会を与えてくれる小さな良書。本当のことを知りたい全ての人に。