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働かざるもの、飢えるべからず。 だれのものでもない社会で、だれもが自由に生きる――社会システム2.0 (サンガ新書) 新書 – 2011/12/22
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これでエネルギー問題は解決する!
貧困は終結する!
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必要なものを、必要なときに、好きなだけ使い尽くす、豊かに生きるための、豊かな社会構想。----
この本で私が提案するシステムは、ひとつの社会政策としてのベーシック・インカムにとどまらず、一貫した社会観があったうえでの必然的な帰結です。だれのものでもないけれども、だれでも使っていいっていうものがたくさんある。そういう世の中ほど、むしろ自由に生きられる、やりたいことをやれる世の中である、ということです。言葉を換えて言うと、社会資本を増やす世の中、つまりだれのものでもなく、その代わりにだれが使ってもいいものがたくさんある世の中っていうのは、やらなきゃいけないことを世の中の側に押しつけていい世の中なんです。つまり、必要なものを作る、ということから、個人のレベルでは、作りたいものを作る、ということになるのです。(本文より)
人と社会を豊かにするアイディア満載!
!
.提言.
・価値観の根本転回! 「所有」から「利用」へ。
・相続税100%。遺産は社会が相続する。
・ベーシック・インカムの導入による無貧困社会。
・好きなことに没頭できることが最高の報酬。
・脱原発でエネルギーをパケホーダイ(使い放題)状態!
・もっともふんだんに投資すべき重要な公共財、それは私たち!
【目次】
はじめに
第1章 なぜいま、貧困があるのか
●人間は、なにも作っていない
●貧富の二極化は「還流不全」の不幸
●生き残れる会社
●トリクルダウンは嘘
●貧困を生み出すメカニズム
第2章 社会相続という決定弾
●弾流「還流」社会システムの提案
●「社会に還流」の方程式..社会相続
●ベーシック・インカム導入論
●ベーシック・インカムと世帯課税
●扶養から共同家計へ
●社会相続を補完するもの
●還流社会システムの弱点克服1 人間の移動
●還流社会システムの弱点克服2 法人税
●子孫に残すべきは能力
第3章 所有から利用へ
●お金の不思議な特性
●お金の効用を最大にする方法
●「作る」と「使う」
●心理上の幻──「搾取と階級」
●「お金を持っている」人はいるのか
●金は天下のまわりもの
●「所有」から「利用」へ切り替える
●好きなときに、必要なものを、好きなだけ
●もっとも大事な公共財は人
●「もっとも効率的な方法」という知恵
●土地は所有しなくても問題ない
●所有するメリットはなくなっていく
第4章 労働2・0
●どう分配するかという問題
●働くことに罰は成り立たない
●働くこと自体が報酬
●努力は報われません
●社会の転換点
●努力教と自己責任教
●正解は使いつくされる
●「好きであること」が成功の条件
●仕事のゲーム化をもっと徹底する
●1円の壁
第5章 経済=物理+心理
●大矛盾
第6章 エネルギーがパケホーダイになる日
●エネルギーは「弾流」社会のキーポイント
●脱・石油のエネルギー構想
●「弾流」社会のエネルギー構想
●エネルギーがパケホーダイ状態に
第7章 幸せは使っても減らない
●所有の意味がなくなる
●おれVS.社会から「おれたちの社会」へ
●世のゼイ金を減らす
●私有財産不可侵が示唆するもの
●いちばん大きなやつに持たせてみんなで使うのがいちばん得
●まちがいなく未来がいい
●社会の能力の最大化が幸福
●効用とはなにか
●仮想現実の効用
●個人レベルでも能力向上が幸福
●意識の進化は効用重視へ
●「かっこいい」の定義
●お金持ちにメリットはあるのか
第8章 デフォルトYesの世界へ
●作り出そうとする人の足を引っ張らない社会に
●許認可制が必要なもの
●デフォルトYESのものは好きに任せる
第9章 その教育、プライスレス──ベーシック・インカムをふまえた教育システム
●「豊かな社会」の定義
●貧困層をなくす本当の意味
●社会全体の「成功衝突断面積」を上げよう!
●社会のパフォーマンスを下げるな!
●貧困終結宣言
第10章 安心して死のう
●負い目を感じる老後から、自由に生きられる老後へ
●定年=寿命
●累進課税という幻想
●人生の定年を自分で設定する
●がんは自然死
●自然死のオプションも選択できるように
●人生最後の時間の生き方をもっと積極的に選択する
●明日が永遠にあったら、ちゃんと生きるだろうか
●医療費の改造
●共有地の悲劇という課題
●「死」のとき
●安心して死ねる社会へ
●世代間対立がなくなる社会へ
第11章 ぼくらの宿題
●正解のない世界の中で
●最大の難関、ローカルミニマム問題
●谷をくぐるのが嫌だとトップに行けない
あとがき
Column 1 数字で見る社会相続
Column 2 本当の「税率」
Column 3 本当の「国民負担率」
Column 4 ベージックインカムの実現で消えてなくなるもの
Column 5 より公平なベーシック・キャピタル
小飼 弾 Kogai Dan
1969年生まれ。ブロガー、プログラマー、投資家。カリフォルニア大学バークレー校中退。オン・ザ・エッヂ(現ライブドア)のCTO(取締役最高技術責任者)を務めた。現在、ディーエイエヌ有限会社代表取締役。2004年に開始したブログ「404 Blog Not Found」は月間100万ページビューを誇る。著書に『弾言』『決弾』『未来改造のススメ─脱「お金」時代の幸福論』(岡田斗司夫氏との共著)(以上アスペクト)、『小飼弾の「仕組み」進化論』(日本実業出版社)、『空気を読むな、本を読め。小飼弾の頭が強くなる読書法』(イースト・プレス)、『新書がベスト』(ベストセラーズ)など。
- 本の長さ237ページ
- 言語日本語
- 出版社サンガ
- 発売日2011/12/22
- ISBN-104904507991
- ISBN-13978-4904507995
登録情報
- 出版社 : サンガ (2011/12/22)
- 発売日 : 2011/12/22
- 言語 : 日本語
- 新書 : 237ページ
- ISBN-10 : 4904507991
- ISBN-13 : 978-4904507995
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,275,318位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 48位サンガ新書
- - 163,262位ノンフィクション (本)
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著者は延々と「私はこういうシステムを提唱します」と書くのですが、それを実現できる根拠や方法など、今の現実から変化が起きるために必要なものは何一つ提唱がありません。そういったことを百何十ページも書いています。理想論を話しているとでも言いましょうか。
読んでいて「ああ、そういう社会なら確かにいいよな」と共感できるところで満足できるほど今の日本人は余裕がある状態ではないと思います。
そして、163-169ページの記述の中で見えてくる著者の本音。私の解釈が多分に入った見解かもしれませんが、
「私だって悪いけどフェラーリは即金で買えます」と書いたかと思えば
「お金持ちはもはやあまりおいしくない」「金持ちと貧乏人の差・・・なんて」「お金持ちが手に入れられるのは時間」と書いて、
「結局のところ私も貧困層の人間達とあまり差はないんですよ」という主張をしたい気持ちが表れています。
そういった事柄から見えてくるものは、(やはり私の解釈かも知れませんが)
「私(著者)はこの状態(フェラーリが即金で買える状態)は崩したくないけど、みなさんにはこれこれこういったシステムを提唱します」
という非常に他人事な立場から「新しいイデオロギーを提唱する」業績は作りたい気持ち、です。
まあ、富裕層でベーシックインカムを提唱する人は稀少ですが。
図書館で借りて読むという読み方をお勧めいたします。
具体的には「社会相続(=相続税100%)」を財源とした「ベーシック・インカム(働いている人も働いてない人にも最低限の生活は保障するという制度)」というアイディアが提案されています。
現在の日本は物質的には豊かなのに関わらず、必要な人にお金が行き渡っていない血行不良の状態になっています。
私達がよりよい物をより安くと求めれば求めるほど富は一極集中しやすくなります。
また、ビジネス、あるいは個人の成功を考えると努力だけでは説明がつけられない運の要素が増えてきました。
そのために、努力が報われない人も含めて、誰もが安心して生死を全うできる、お金を使える制度が必要になるのです。
最低保障があれば、自分の好きな職業に就き、ビジネスにチャレンジすることもできます。その中からまた、明日の成功者が生まれてくることになり、社会がより豊かになるでしょう。
高齢者から高齢者へとお金が相続されるのではなく、お金が足りない若い世代や子育て世代にお金が行き渡るようになります。
「社会は人のためにあるのであり、人が社会のためにあるのではない」
現行の社会システムはお金のない我々(若い人)にとってとてもきびしいものです。
我々(若い人)が、欲しい物を我慢して、ただでさえ少ない手取りから30年、40年先の老後のために貯めこまなければならない社会システムが変わって欲しいと心から願います。
個人の資産の使途は、所有者の自由である。貧困に生まれて、浮かび上がることができないというなら、両親に損害賠償請求を行ってもらいたい。子供の出産や育児は親の意思と責任であり、社会や富裕層の責任ではない。
自分が必要であるからといって、他人の財産を略奪してもいいなら、自分が必要と思えば、相続税などに限らず、手当たりしだいに強盗や殺人、あるいは戦争をやってもいいことになる。例え餓死に至ろうとも、略奪は倫理的に許されない。
親は子供のために忍耐と努力を重ねて付加価値を市場に提供し、相続できる資産を増やすのである。先祖から受け継いできた恵みに対し、先祖を敬う。そういう親子の愛情すら、著者は理解できないのだろうか?
まず著者が莫大な財産を蓄積し、それを子孫に相続せずに全額を寄付してから主張すべきである。自分がやりもしない事を他人に押し付けるダブルスタンダードの主張ば、読むに値しない。