本書は「なぜ人は宇宙を目指すのか?」というクエスチョンをベースとして、宇宙に対する過去から現在までの日本のアプローチを体系的に整理した読み物となっており、日本における宇宙開発の入門書的な内容となっている。
国際宇宙ステーションの運用やはやぶさの活躍等により日本の宇宙開発がメディアに取り上げられることが増え、それらをきっかけに宇宙に興味を持ち始めた人も増えていると思われますが、まさにそういった方々の知的好奇心を満足させるのに最適な一冊だと思います。
将来宇宙を目指す子供達にも、最近宇宙に興味を持った大人達にも楽しめる内容です。
欲を言えば世界の宇宙開発と日本の宇宙開発の規模や予算、そしてビジネス化の現状比較等から、日本の宇宙開発における現状課題や将来展望の実現性まで深堀りして欲しかったが、そこはJAXAの中の人が書いた本としての事情もあるであろうと勝手に推測して我慢します。
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日本の宇宙探検 単行本 – 2012/3/8
JAXAの「X」とは、エクスプロレーション(Exploration)、すなわち「探検」を意味 する「X」です。ユーリ・ガガーリンによる人類初の宇宙飛行から、半世紀が過ぎました。 次の50年で人類は火星に行けるのか。 宇宙は私たちの日常となるのか。 日本はどう貢献できるのか。 本書は、2011年4月12日からスタートしたJAXA職員有志による「有人宇宙ミッション のミエル化」という活動から生まれ、2つの目的を持って執筆しております。 ひとつめは、今まで世界各国で行われてきた「有人宇宙ミッション」を振り返りながら、 日本の実績や実力を把握し、日本の強みを知ってもらうこと。いわば「地図を広げ、 現在地を知る」という営みです。 ふたつめは、「目的地を定める」こと。「有人宇宙ミッション」が辿ってきた歴史と、 「なぜ人は宇宙に行くのか」「宇宙で何をするのか」という問いの答えを検証した上で、 具体的なミッションの計画検討を深めます。 この本をツールとして、日本における「宇宙探検」の未来を、みなさんと一緒に考えて みたいと思います。
- 本の長さ80ページ
- 言語日本語
- 出版社日経印刷
- 発売日2012/3/8
- ISBN-104905427061
- ISBN-13978-4905427063
登録情報
- 出版社 : 日経印刷 (2012/3/8)
- 発売日 : 2012/3/8
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 80ページ
- ISBN-10 : 4905427061
- ISBN-13 : 978-4905427063
- Amazon 売れ筋ランキング: - 810,949位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 73,622位科学・テクノロジー (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は宇宙開発が好きで、値段も大変安かったのでこの本を購入しました。
内容は、宇宙開発を全く知らない人でも楽しめるよう配慮されており、宇宙開発の見える化、がされてます。
値段も内容もオススメです!
内容は、宇宙開発を全く知らない人でも楽しめるよう配慮されており、宇宙開発の見える化、がされてます。
値段も内容もオススメです!
2013年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
JAXA職員の作った雑誌ということを知り、購入いたしました。
JAXAの内部がわかるような気がします。
JAXAの内部がわかるような気がします。
2012年8月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
これまで宇宙にどうして行くのか?ということが問われたり発信されてきたと思うが本書では、その次の段階である宇宙で何をするのかということを問うていると思う。これまでJAXAはNASDAのころも含めこの重要な問いかけ、そして宇宙開発を主導する組織としてあまりおこなってこなかったように思う。しかし、本書はそういうこれまで足りなかった情報の発信や問いかけをこの1冊でやってのけたのではないか?と思うような内容を詰め込んでいる。是非一読すべきだ。
2012年4月10日に日本でレビュー済み
今まで日本の宇宙関係の本は、「夢」「希望」「日本もがんばってるぞ!」のような内容が多く、実際に現場の人達はどう思っているのだろうと思い、この本を読みました。
最近の宇宙探検の方向は”無人探査を中心にして無理に人を宇宙に飛ばすことは無い”との考えが主流になっている中で、JAXAの方が「やるべき課題」として有人宇宙旅行を考えていることが分かった事は収穫でした。
また、池上宇宙開発委員長の”研究開発では「出口」を常に考えることが大事”の文章は、日本の科学技術の問題点を表していると思います。
ところで、この内容で500円は驚きです。いくらデフレとはいえ頑張りましたね。
宇宙旅行も「お得」に行ける時代になって欲しいです。
最近の宇宙探検の方向は”無人探査を中心にして無理に人を宇宙に飛ばすことは無い”との考えが主流になっている中で、JAXAの方が「やるべき課題」として有人宇宙旅行を考えていることが分かった事は収穫でした。
また、池上宇宙開発委員長の”研究開発では「出口」を常に考えることが大事”の文章は、日本の科学技術の問題点を表していると思います。
ところで、この内容で500円は驚きです。いくらデフレとはいえ頑張りましたね。
宇宙旅行も「お得」に行ける時代になって欲しいです。
2012年5月23日に日本でレビュー済み
この本には日本の宇宙における未来への夢と希望とワクワクが一杯詰まってます!
とても分かりやすいですが濃い内容。一度読み終えてまたもう一度読みたくなる。そんな本です。
宇宙本というと一般的に専門的で難しい…というイメージがあったのですが、
この本は特に宇宙飛行士の方々の体験談や思い、考えを軸に構成されており、
まるでこちらに語りかけられてるような感覚で読み進める事ができるので宇宙をより自分の身近に感じる事ができます。
そして本書冒頭で「ミエル化宣言」というものがなされていますが、この宣言通り豊富なデータや写真、図表といったマップによって
「有人宇宙ミッション」における日本の過去から現在、そして未来へ向けての現状が分かりやすく可視化されており
大人から子供まで分かりやすく楽しめる内容となってます。
私はこの本を特により多くの子供に、できれば大人と一緒に読んでほしいと思いました。
宇宙に関しては大人も分からない事が多いです。
ですがこの本だと子供と一緒に読み進めるうちに、お互い宇宙に関してこれについてはどう思う?と言ったやりとりが生まれ
宇宙に対してのミッションを親子で一緒に考えられるような内容になっているからです。
もちろん子供一人で読んでも十分楽しめるので宇宙に興味を持つ最初の一冊にお勧めの本です。
何より壮大な宇宙への招待状とも言えるべきこの本が500円で買える事には驚きです。
宇宙に興味のある人はもちろん、興味の無い人もきっと宇宙に関して何かを感じる事ができると思います。
また小学生のお子様の誕生日プレゼント何あげようと悩んでいるお父さん、お母さん、祖父母の方々。
お子様へのプレゼント本としても最適でお勧め。きっと喜ばれると思います♪
とても分かりやすいですが濃い内容。一度読み終えてまたもう一度読みたくなる。そんな本です。
宇宙本というと一般的に専門的で難しい…というイメージがあったのですが、
この本は特に宇宙飛行士の方々の体験談や思い、考えを軸に構成されており、
まるでこちらに語りかけられてるような感覚で読み進める事ができるので宇宙をより自分の身近に感じる事ができます。
そして本書冒頭で「ミエル化宣言」というものがなされていますが、この宣言通り豊富なデータや写真、図表といったマップによって
「有人宇宙ミッション」における日本の過去から現在、そして未来へ向けての現状が分かりやすく可視化されており
大人から子供まで分かりやすく楽しめる内容となってます。
私はこの本を特により多くの子供に、できれば大人と一緒に読んでほしいと思いました。
宇宙に関しては大人も分からない事が多いです。
ですがこの本だと子供と一緒に読み進めるうちに、お互い宇宙に関してこれについてはどう思う?と言ったやりとりが生まれ
宇宙に対してのミッションを親子で一緒に考えられるような内容になっているからです。
もちろん子供一人で読んでも十分楽しめるので宇宙に興味を持つ最初の一冊にお勧めの本です。
何より壮大な宇宙への招待状とも言えるべきこの本が500円で買える事には驚きです。
宇宙に興味のある人はもちろん、興味の無い人もきっと宇宙に関して何かを感じる事ができると思います。
また小学生のお子様の誕生日プレゼント何あげようと悩んでいるお父さん、お母さん、祖父母の方々。
お子様へのプレゼント本としても最適でお勧め。きっと喜ばれると思います♪
2013年12月8日に日本でレビュー済み
なぜ宇宙開発が必要なのか
なぜ宇宙に行く必要があるのか
どんなことに役立っているのか
私が知りたいことがたくさん書かれていました
宇宙開発を行うことにこんな意義があったのかと驚きました
500円という値段ですのでお手頃でいいですね。
なぜ宇宙に行く必要があるのか
どんなことに役立っているのか
私が知りたいことがたくさん書かれていました
宇宙開発を行うことにこんな意義があったのかと驚きました
500円という値段ですのでお手頃でいいですね。
2012年4月12日に日本でレビュー済み
本書は日本の宇宙開発の歴史、現状、展望などを始め、歴代宇宙飛行士たちの人となり、訓練やミッション内容などが実に読みやすく(専門用語の解説が親切)書かれている。 また、各国のロケット打ち上げ回数、成功率、死亡事故の件数や、宇宙に行ってみたい理由、行ってみたくない理由のアンケート等、様々なデータがあり、宇宙開発を様々な視点から知ることができる。 フルカラーで、写真を見ているだけでも十分面白い(電車の中で読んでいたら、両隣りの人が覗き見してくるほど美しい)。 もともと宇宙に関心がある人はもちろん「少しだけ関心がある」という人にも適した、充実した内容になっている。 特に、宇宙へ行ったことがある人たちのインタビューは本当に読みごたえがあります。各メディアが宇宙を取り上げることが多い今、宇宙開発の意義を伝えてくれる良い本なのでみんな買いましょう。