甲虫の蒐集家は蝶と同様に多いようだ。その中でカミキリムシは長いヒゲ、金属色の羽根の美しさと多様性で、少年以上の男(何故か女性を知らない)を魅了してきた。著者の中には幼稚園児の頃から虫取りに熱中しすぎ、ついに登園拒否、それも園から拒否された強者も。ムシを取るなら地の果てでも、のようである。実際、熱帯雨林で蛇を捕獲しながら食べながら、という著者も。
内容はカミキリムシの学術的記載が多く、専門家かマニアなら面白いだろう。しかし門外漢には興味を引く内容は乏しい。仁子で言えば、マニアックな書である。写真も白黒で、カミキリの羽の美しさがわからないのが最大の難点。カミキリマニアを増やしたいなら写真を図鑑に譲らず、巻頭のカラーのページに載せるべきだったと思う。
私の指導教授がカミキリ虫に狂って?いて、何度かつきあったがついに染まらかなかった。この本を読んでなぜ引き込まれなかったか、なんとなく理解できたように思う。
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カミキリ学のすすめ 単行本 – 2013/9/1
- 本の長さ307ページ
- 言語日本語
- 出版社海游舎
- 発売日2013/9/1
- ISBN-10490593026X
- ISBN-13978-4905930266
登録情報
- 出版社 : 海游舎 (2013/9/1)
- 発売日 : 2013/9/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 307ページ
- ISBN-10 : 490593026X
- ISBN-13 : 978-4905930266
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