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トヨタの正体: マスコミ最大のパトロントヨタの前に赤信号はないのか 単行本 – 2006/6/1

横田 一 (著)
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    123ページ
  2. 言語
    日本語
  3. 出版社
    金曜日
  4. 発売日
    2006/6/1
  5. ISBN-10
    4906605133
  6. ISBN-13
    978-4906605132
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 金曜日 (2006/6/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/6/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 123ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4906605133
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4906605132
  • カスタマーレビュー:
    3.3 5つ星のうち3.3 37個の評価

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  1. 佐高 信

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上位レビュー、対象国： 日本

casanegra
5つ星のうち4.0 闇は闇でも「白い闇」
2008年2月11日に日本でレビュー済み
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私の勤務先においてもトヨタは大株主でありますので、この本を読むときの
リアリティーは無関係の方々とは異なります。
そんな私の目から見ても、著者たちはなかなかよく見ているなと思いました。

特に補助金をせしめるやり口は巧妙で、下請けを絞り上げる事以外にもボロ
い儲け方をしている事がちゃんと説明されています。
改善活動にも初期投資が必要ですが、これらのような手段で捻出されているから
できるのではないでしょうか。

それができない中小企業は外国人労働者にたよらないといけないわけですが、
そんな労働者の子息たちの日本語教育のためにＮＧＯがトヨタに資金提供を
お願いしても、「税金を払っていることと全国に工場があるので特定の地域の
団体に寄付はできない」と断られるわけです。
しかしトヨタは自民党には７０００万円も年間に政治献金しています。トヨタの
車を買った人たちの政治的信条はさまざまであるはずなのに、特定の政党に
寄付する事だけはＯＫなのでしょうか。

連続二直の大変さも経験した私にはわかります。星１つの評価をしている人たちは
そんな経験などほぼ無いでしょう。

かんばんについては補足しておきたいです。月度の生産計画に対する平準化で
かんばん運営するのが基本なので、次月（Ｎ月）の確定情報とＮ＋１月・Ｎ＋２月
の内示情報が比較的正確なトヨタの発注については業者の立場からすれば
比較的やりやすいかも知れません。
また、かんばんは道路を倉庫代わりに使っている点も本書指摘の通り。
今でこそ鉄道での輸送を増やしつつありますが。

同じ闇でもトヨタの場合は白い闇でしょう。闇である事に部外者は気づきにくい。
しかしトヨタも自ら招いた二極化でレクサスと軽自動車・小型車しか売れなくなれ
ば、企業としての立場も変わらざるを得なくなるかも知れません。
タコが自分の足を食べて成長などできるはずもないからです。
企業の役割は政治介入ではなく、もっと別の事にあるのではないでしょうか。
本書の指摘はその点からも真っ当と考えます。

尚、車そのものの出来についてはニューモデルマガジンＸの「ざ・総括」を
読んでおけばよろしいのではないでしょうか。
72人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
sonojordan
5つ星のうち5.0 これがトヨタなんです。
2007年3月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トヨタの下請け企業は豊田市内だけにあるわけではない。トヨタの孫請け、ひ孫受け企業は全国各地に散らばっている。
品質においてクレームがつけば豊田市トヨタ町まで呼び出され、散々クレームをつけられたあげくに２４時間以内に回答と代替え品の納入をも求めらる。
ラインが停まれば、当然のごとくライン補償を求められるが、片田舎の中小零細企業に補償などできるはずもないから、一睡もできなくても代替え品を持ってトヨタ町までトンボ帰りしなくてはならない。
これがトヨタかんばん方式（JIT）の恐ろしいところだ。
本書ではこういった協力企業間の主従関係はあまり取りざたされていないが、これがトヨタなんです。
159人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
 レポート
ｓｃ
5つ星のうち2.0 反論しやすい本
2013年5月22日に日本でレビュー済み
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基本的にはサヨク本なので、価値観に根本的問題がある箇所が多い本。「お金儲けは悪い事である」という考え方の持ち主は、経営に関する本を書けないと思う。
・まず、この本の論理でいくと、商品が「良い商品」かどうかは、「技術」で決まってしまう。「ブランド価値」とか、「魅力機能」などにはイミが無いということになる。これは多くの日本製造業がハマった負けパターンである。トヨタの将来を考えると、サムスンやヒュンダイにもマーケティング戦略を学ぶべき所は多く、「技術力（笑）」とか「走り」を重視するだけではダメだと思われる。
・様々な事件事故が起きた事を紹介しているが、トヨタは経営規模も従業員数も巨大であるため「発生率が他より高いか？」を示さないと意味が無い。
・自民党に選挙協力した点については、その後の民主党政権のダメっぷりを見ると、結果論だが正解だったのでは？と感じてしまう。
・ロビー活動を批判しているが、その重要性が今後低下する可能性は考えにくい。
・環境規制におけるBIG3との協調路線を「二枚舌」と批判しているが、そんな事はどの企業もやっていることだろう。批判のネタとして弱すぎる。
・最後２本の対談の内容は最低。製造業に対する誤解だらけである。批判相手について無知すぎる。
・「社会的貢献に金を出すこと」は企業の主な目的では無い。事業そのものを通じて貢献するのが重要な目的である。

反論はとりあえずこの程度とし、以下、概ね賛成できる箇所を挙げる。
・この本の大きな指摘である「安全面」については、トヨタの技術がかなり低いということであり、トヨタは慢心していると言って良さそうだ。
・下請けへの強権的な態度も傲慢だと思うので、「サプライチェーン全体での価値向上」という、もっとスマートなやり方に変えた方が良いだろう。
・改善活動に給料を支払わずに済む時代でもないだろう。正しくやれば利益が出るのだから。
・マスコミや電通に対する批判がいくつも書かれている。そこは納得出来る箇所が多い。

結論として、著者が「トヨタを変えたい」と思うなら、この本を読んだトヨタ社員が「仰る通りだ。トヨタを変えたい！」と思うように書く必要がある。それが出来ていない本。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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rokuhara7
5つ星のうち3.0 ある程度の規模の会社に居れば、ありそうな話で、トヨタを書名に冠する程の事ではないのかも
2018年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
従業員数千人（グループ数万人）、元国策企業にいた身ですが、官公庁や下請けと関わっていると「なかなかの」漆黒の案件を経験しました。みんな知っていそうな企業だから「トヨタ」が使われただけなんでしょうね。
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ｌｅｇａｃｙ
5つ星のうち1.0 買ってません
2015年4月29日に日本でレビュー済み
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買ってないものをどうやってレヒューすれば良いのかな？おしえてください。
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Yagi Souroku
5つ星のうち4.0 儲けて満足なのか
2018年5月14日に日本でレビュー済み
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トヨタに対する批判的評価は幾つも耳にしてきた。
この本で更なる情報を得ることを期待したが矢張りそうなのかと受け止めた程度の内容だった。
トヨタに限らず電通をはじめとする札束による経済的暴力は我が国の情報社会を腰抜けにしている
ことは再確認できた。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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it業界人
5つ星のうち5.0 トヨタ好きも、トヨタ嫌いも読まれてはいかがですか？
2006年9月19日に日本でレビュー済み
トヨタや下請けの社員がカーライフ、モーターライフを楽しむ余裕がなければ、良い車ができるはずもない。

出入り業者でトヨタを嫌いになって、「絶対トヨタ車を買わない」という人を減らせば、何十万台もトヨタ車と Lexus車の販売増に結びつくと思うのに、残念です。

トヨタは下請け・業者との関係構築を Nike に学ぶべき。

トヨタ車を複数台所有し、次期車は Lexus に決めていますが、今こそトヨタがトヨタと Lexus の価値、存在意義を問い直す時。

そういう意味で、少々偏っている所もありますが、素晴らしい問いかけの書だと思います。

但し、著者も残業の過労死ラインを６３ページでは１００時間と書き、７１ページでは８０時間と書き、私のような素人を混乱させている点は反省すべき。
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calzone
5つ星のうち2.0 とおり一辺倒の批判だけ
2013年5月19日に日本でレビュー済み
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もっと深く掘り下げた大企業への告発本かと思いましたが、とおり一辺倒の、ごく普通のありふれたメディア的批判しか載っていません。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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