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終盤の基礎知識 (チェス・クラシックス 4) 単行本 – 2017/12/10
ユーリ・アヴェルバッハ
(著),
水野 優
(翻訳)
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チェス古典書を現代によみがえらせる希代の翻訳家、水野優によるチェス・クラシックス・シリーズの4冊目『終盤の基礎知識』第2版は、ロシア人グランド マスターで特に終盤の研究で定評のあったユーリ・アヴェルバッハ(Yuri Averbakh)が1960年にロシア語で出版した原書の英訳書Chess Endings: Essential Knowledge(1966 Pergamon Press英訳者 ピーター・H・クラーク[Peter H. Clarke])を日本語に重訳したもので、後の改定内容(英米式→国際式記譜表記など)も反映している。チェス・クラシックス・シリーズでは最も易しい 終盤戦の本である。
本書にはルールや記譜法に関する説明はない。読む前には、最低でも何か1冊はチェスの入門書を読むかインターネットなどでチェスの基礎知識に触れておく 必要がある。
「序文」より
チェスを学ぶなら、駒数の少ない単純な局面の分析から始める方がいい。それは概して終盤の局面だ。様々な駒が絡み合う終盤戦を読み進めることで、初心者 は多様な駒の特徴とそれらが互いに戦う仕組みを知ることができる。個々の駒の特性を感じることで、駒が協力し合う方法をよりたやすく理解できる。そういう わけで、最も簡単な終盤戦の勉強を序盤や中盤の分析より優先すべきなのだ。
「訳者より」より
訳は自然な日本語表現を心がけ、専門用語を不必要に訳文に反映して難しくすることは極力避けた。訳者の補足は[ ]で表したが、特に区別せず訳文に織り込んだ部分の方が多い。
固有名詞は、地名に関しては、場所が分かりにくいものに関して現在の国名を[ ]で補足した。発音に関しては、人名とともに原語の標準的な日本語表記になるように努めた。
原書で不完全だった局面図の先手番表記は、「白」「黒」「白/黒」のいずれかを明記した。
第2版での改訂点
本文のフォントを明朝体からゴシック体に変えた。
1手1行で表記していた主手順を2手1行にした。
図を大(例題局面)、中(主手順局面)、小(変化手順局面)の3種類の大きさで使い分けた。相手の次手を飛ばした狙いの(実際には生じない)局面も小図 で表した。初版では大しかなかったのでページ数を倍近くまで増やした。
棋譜集ではないので重要度の低い索引を割愛した。
本書にはルールや記譜法に関する説明はない。読む前には、最低でも何か1冊はチェスの入門書を読むかインターネットなどでチェスの基礎知識に触れておく 必要がある。
「序文」より
チェスを学ぶなら、駒数の少ない単純な局面の分析から始める方がいい。それは概して終盤の局面だ。様々な駒が絡み合う終盤戦を読み進めることで、初心者 は多様な駒の特徴とそれらが互いに戦う仕組みを知ることができる。個々の駒の特性を感じることで、駒が協力し合う方法をよりたやすく理解できる。そういう わけで、最も簡単な終盤戦の勉強を序盤や中盤の分析より優先すべきなのだ。
「訳者より」より
訳は自然な日本語表現を心がけ、専門用語を不必要に訳文に反映して難しくすることは極力避けた。訳者の補足は[ ]で表したが、特に区別せず訳文に織り込んだ部分の方が多い。
固有名詞は、地名に関しては、場所が分かりにくいものに関して現在の国名を[ ]で補足した。発音に関しては、人名とともに原語の標準的な日本語表記になるように努めた。
原書で不完全だった局面図の先手番表記は、「白」「黒」「白/黒」のいずれかを明記した。
第2版での改訂点
本文のフォントを明朝体からゴシック体に変えた。
1手1行で表記していた主手順を2手1行にした。
図を大(例題局面)、中(主手順局面)、小(変化手順局面)の3種類の大きさで使い分けた。相手の次手を飛ばした狙いの(実際には生じない)局面も小図 で表した。初版では大しかなかったのでページ数を倍近くまで増やした。
棋譜集ではないので重要度の低い索引を割愛した。
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社チェストランス出版
- 発売日2017/12/10
- 寸法21 x 14.8 x 1 cm
- ISBN-10490755804X
- ISBN-13978-4907558048
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商品の説明
著者について
著者紹介:
ユーリ・アヴェルバッハ(Yuri Lvovich Averbakh 1922-)
ロシアのチェスプレーヤー&作家。1949年のモスクワ選手権で優勝し、1952年に国際グランドマスターの称号を得た。棋風は堅実で、キングズ・イン ディアン・ディフェンスの変化名や、スタディの作局、終盤の百科的労作Comprehensive Chess Endings(全5巻)で特に有名。
訳者紹介:
水野 優 (みずの ゆう 1962-)
マルチクリエーター。1985 年にチェスを始め、レイティングJPCA(現JCCA)2200 以上(当時国内最高)やICCF2300 以上を記録した。現在は、翻訳と造形業を経て、新たな表現方法を模索している。
ユーリ・アヴェルバッハ(Yuri Lvovich Averbakh 1922-)
ロシアのチェスプレーヤー&作家。1949年のモスクワ選手権で優勝し、1952年に国際グランドマスターの称号を得た。棋風は堅実で、キングズ・イン ディアン・ディフェンスの変化名や、スタディの作局、終盤の百科的労作Comprehensive Chess Endings(全5巻)で特に有名。
訳者紹介:
水野 優 (みずの ゆう 1962-)
マルチクリエーター。1985 年にチェスを始め、レイティングJPCA(現JCCA)2200 以上(当時国内最高)やICCF2300 以上を記録した。現在は、翻訳と造形業を経て、新たな表現方法を模索している。
登録情報
- 出版社 : チェストランス出版; 第2版 (2017/12/10)
- 発売日 : 2017/12/10
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 160ページ
- ISBN-10 : 490755804X
- ISBN-13 : 978-4907558048
- 寸法 : 21 x 14.8 x 1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 205,690位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 583位パズル・ゲーム (本)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
終盤を制すなら微妙な負け気味の試合でも引き分けに追い込むことができます。また、確実に勝ちに追い込むためにも正しい手順の遂行が必要です。本書はこの第2版となって図が増えました。盤がなくてもこの図に駒の利き具合や狙いを書き込み、終盤の手順のパターンを学習することができます。盤があったら図に書かれていない手での変化を研究するとさらに実力があがると思います、
2017年12月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容については素晴らしいの一言です。基本的なものからやや難しめなものまで網羅されていて中級者ぐらいまではこの本を教科書に同シリーズの終盤の300題を問題集にすれば大丈夫でしょう。原著も読みましたが英語がいまいちな自分では内容がよく理解できずこの本で初めて分かった個所がたくさんありました。翻訳がとてもよくできていて理解しやすいです。やはり日本語で読めるのはいいですね。増補版になり前の版ではあやふやになっていたところの説明がされ完全版になっていてとてもお得です。
2022年4月29日に日本でレビュー済み
チェスにおいて終盤は非常に重要である。初心者同士の対局では序中盤で勝負がつきやすく、勉強の成果を感じにくい。だがレベルが上がっていくにつれ重要度が増していく。1ポーンアップを勝ちに繋げられるのか、1ポーンダウンをドローに逃げられるのか。エンド力の見せどころである。
本書はQK vs Kから始まってるのが高評価。やり始めは意外とステールをやってしまうのだ…ただ、数ページ後にBNメイトが載っているのが気がかり。ここで心が折れて、読むのを辞めてしまわないように。FIDE2400越えのプレイヤーでもできない人を見たことはあるし、決して必須とは思わない。
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