理不尽さは自分の頭の中で生まれていると言うことがよくわかる内容です。
人は世の中のせいにして、理不尽さと言うものを感じてるが捉え方や視点の持ち方次第でいくらでも変わる。
『伝える側』と『伝えられる側』の認知の違いなどもそれにあたる。
そもそも気付いてないところに何を論じても無理なのと同じように、人それぞれの思考レベルや認知する力があるかないかによっても対応がかわってきて、その辺りを理解しながら話を膨らませたり、会話していかないと、行き違いが生まれるのも無理はないなと常々思ってましたが、それが言葉にされているのでとてもわかりやすい内容でした!
無理の構造とは、無理なものは無理。
無いものは無いそのあたりをしっかりと捉えた上で考えていかないといけないと思いました。
チーム作りや、組織作り、組織の上に立つ人、真ん中にいる人、まだ始めたばかりの人などそれぞれの気持ちが理解できるようになるかなと思います。
オススメです!
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「無理」の構造 ―この世の理不尽さを可視化する 単行本(ソフトカバー) – 2016/2/26
細谷 功
(著)
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本書のキーメッセージは、「理不尽なのは〈世の中〉ではなく、私たちの〈頭の中〉である」。
努力が報われず、抵抗が無駄に終わるのはなぜか。
本書では、「世の中」と「頭の中」の関係を明らかにし、閉塞感や苛立ちの原因に迫ります。
本書のタイトル、〈「無理」の構造〉は、〈理(ことわり)なきことのしくみ〉です。
【目次】
第I部 対称性の錯覚
第1章 錯覚の積み重ねと「三つの非対称性」―「善と悪」は対称か
第2章 「知識」の非対称性、「思考」の非対称性―知的能力が理不尽さを生みだす
第3章 「具体と抽象」の非対称性―お金で上下関係が生まれるのはなぜか
第4章 「言葉」という幻想―「わかっているつもり」を二円図で表す
第5章 「人間心理」の非対称性―水は低きに流れる
第6章 1:9の「ねじれの法則」―「教えられること」と「求められること」は違う
第II部 時間の不可逆性
第7章 気づきにくい社会や心の不可逆性―湯は冷め、振り子は止まる
第8章 社会・会社の劣化の法則―「盛者必衰」の真理からは逃れられない
第9章 具体化・細分化の法則―高度化すれば視野が狭くなる
第10章 上流・下流の法則―不毛な議論に費やされる膨大な時間
第III部 ストックの単調増加性
第11章 「微分と積分」と現実―増やすのは簡単、減らすのは困難
第12章 のこぎりの法則―増えだしたら止まらない
第13章 折り曲げの法則とストックのジレンマ―「対極」は「紙一重」に変わる
第14章 大企業「病」という幻想―もう「あの時代」には戻れない
第IV部 「自分と他人」の非対称性
第15章 宇宙と「人間の心」―「絶対的中心」があるかないか
第16章 コミュニケーションという幻想―「言葉の意味」の共有は難しい
第17章 「公平」という幻想―基準は人間の数だけ存在する
第18章 「対等」という幻想―批判する人とされる人の間に横たわるものは
第V部 「見えている人と見えていない人」の非対称性
第19章 決定的な非対称性―「見えていない人」には「見えている人」が見えない
第20章 「全体像」という幻想―自分の視野の狭さには気づきようがない
第21章 「経験則」という幻想―自分の経験が「部分」であることに気づけない
第22章 「啓蒙」という幻想―教育は無力なのか
努力が報われず、抵抗が無駄に終わるのはなぜか。
本書では、「世の中」と「頭の中」の関係を明らかにし、閉塞感や苛立ちの原因に迫ります。
本書のタイトル、〈「無理」の構造〉は、〈理(ことわり)なきことのしくみ〉です。
【目次】
第I部 対称性の錯覚
第1章 錯覚の積み重ねと「三つの非対称性」―「善と悪」は対称か
第2章 「知識」の非対称性、「思考」の非対称性―知的能力が理不尽さを生みだす
第3章 「具体と抽象」の非対称性―お金で上下関係が生まれるのはなぜか
第4章 「言葉」という幻想―「わかっているつもり」を二円図で表す
第5章 「人間心理」の非対称性―水は低きに流れる
第6章 1:9の「ねじれの法則」―「教えられること」と「求められること」は違う
第II部 時間の不可逆性
第7章 気づきにくい社会や心の不可逆性―湯は冷め、振り子は止まる
第8章 社会・会社の劣化の法則―「盛者必衰」の真理からは逃れられない
第9章 具体化・細分化の法則―高度化すれば視野が狭くなる
第10章 上流・下流の法則―不毛な議論に費やされる膨大な時間
第III部 ストックの単調増加性
第11章 「微分と積分」と現実―増やすのは簡単、減らすのは困難
第12章 のこぎりの法則―増えだしたら止まらない
第13章 折り曲げの法則とストックのジレンマ―「対極」は「紙一重」に変わる
第14章 大企業「病」という幻想―もう「あの時代」には戻れない
第IV部 「自分と他人」の非対称性
第15章 宇宙と「人間の心」―「絶対的中心」があるかないか
第16章 コミュニケーションという幻想―「言葉の意味」の共有は難しい
第17章 「公平」という幻想―基準は人間の数だけ存在する
第18章 「対等」という幻想―批判する人とされる人の間に横たわるものは
第V部 「見えている人と見えていない人」の非対称性
第19章 決定的な非対称性―「見えていない人」には「見えている人」が見えない
第20章 「全体像」という幻想―自分の視野の狭さには気づきようがない
第21章 「経験則」という幻想―自分の経験が「部分」であることに気づけない
第22章 「啓蒙」という幻想―教育は無力なのか
- 本の長さ150ページ
- 言語日本語
- 出版社dZERO
- 発売日2016/2/26
- ISBN-104907623208
- ISBN-13978-4907623203
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対象商品: 「無理」の構造 ―この世の理不尽さを可視化する
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具体と抽象 | 「無理」の構造 | 自己矛盾劇場 | 言葉のズレと共感幻想 | |
カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.4
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531
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価格 | ¥1,980¥1,980 | ¥1,980¥1,980 | ¥1,980¥1,980 | ¥2,200¥2,200 |
著者 | 細谷功 | 細谷功 | 細谷功 | 細谷功+佐渡島庸平 |
内容紹介 | その議論はなぜ永遠にかみ合わない? その言葉はなぜ伝わらない? 人と人が分かり合えない理由を「具体と抽象」という視点から考え、「具体=わかりやすさ」の弊害にも着目。「自分に見えないことも見ようとする」ことの大切さを説いた「元祖#具体と抽象」。 | 細谷功「知の探究」シリーズ第二弾! 「無理」は理(ことわり)なきこと。世の中は非対称、不可逆、不平等、理不尽。それらと共に生きるための術はあるのか? | 細谷功「知の探究」シリーズ第三弾! 知れば知るほど「知らない・見えていない」自分に気づき、「正しいこと」がわからなくなる。それはなぜ? | 「具体と抽象」深掘り編! 「人は言葉を過信している」「スティーブ・ジョブズも歴史に残らない気がする」――「思考」テーマの著作を出し続ける著述家と、メガヒットを飛ばし続ける漫画編集者が繰り広げる「具体と抽象」の往来問答。 |
商品の説明
著者について
ビジネスコンサルタント。1964年、神奈川県に生まれる。東京大学工学部を卒業後、東芝を経てビジネスコンサルティングの世界へ。アーンスト&ヤング、キャップジェミニなどの米仏日系コンサルティング会社を経て、2009年よりクニエのマネージングディレクターとなる。2012年より同社コンサルティングフェローに。専門領域は、製品開発、営業、マーケティング領域を中心とした戦略策定や業務/IT改革に関するコンサルティング。あわせて問題解決や思考力に関する講演やセミナーを企業や各種団体、大学などに対して多数実施している。 著書に、『頭力を鍛える』(東洋経済新報社)、『いま、すぐはじめる地頭力』(だいわ文庫)、『「Why型思考」が仕事を変える』(PHPビジネス新書)、『象の鼻としっぽ』(梧桐書院)、『アナロジー思考』(東洋経済新報社)、『会社の老化は止められない』(亜紀書房)、訳書に『プロフェッショナル・アドバイザー』(デービッド・マイスターほか著、東洋経済新報社)、『ハスラー』(アリ・カプラン著、亜紀書房)などがある。
登録情報
- 出版社 : dZERO (2016/2/26)
- 発売日 : 2016/2/26
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 150ページ
- ISBN-10 : 4907623208
- ISBN-13 : 978-4907623203
- Amazon 売れ筋ランキング: - 43,218位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,372位実用・暮らし・スポーツ
- - 5,857位ビジネス・経済 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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ビジネスコンサルタント、コンサルティング会社クニエのマネージングディレクター。1964年、神奈川県に生まれる。東京大学工学部を卒業後、東芝でエン ジニアとして働いたのち退職。経営コンサルティング会社のアーンスト&ヤング・コンサルティング(クニエの前身)に入社する。以来、会社の戦略策 定や仕組み(業務プロセス、組織、IT)の改革にクライアント企業と取り組んでいる(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『象の鼻としっぽ』(ISBN-10:4340110094)が刊行された当時に掲載されていたものです)
イメージ付きのレビュー

5 星
「具体と抽象」の発展版
同じ著者の「具体と抽象」をより発展させた内容。対称性や不可逆性をテーマに、社会や政治、経済といった身の回りの出来事を紐解いていきます。所々に差し込まれる挿絵が分かりやすく理解が深まった。これまでの自分の経験(社内の英語学習の導入など)が理論的に説明されており、頭の中が整った。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月8日に日本でレビュー済み
先に読んだ『具体と抽象』に引き続き著者の本を読んでみた。
世の中の不条理や理不尽と感じるものの多くが、世の中が悪いのではなく、自分の頭の中の理解が悪いのだというテーゼということで、これから老害の道を歩きそうな自分にとっては丁度よい題材の本なのかも知れない。
本書の構成はやや分かりにくくて、まずは物理的非対称性、知的非対称性、心理的非対称性について言及し、その後、時間的非対称性として時間的不可逆性とストックの単調増加性、空間的非対称性として自分他人の非対称性と見えているいないの非対称性が語られる。これだけ見ると、なんて難しい内容だろうと思われるが、実際に読んでみるとそれほどでもない。
本書では、具体の個別事象から法則を導き抽象度を上げることに帰納、抽象から法則を様々な事象に当てはめ具体化することを演繹と解した図(p.28)を掲げており、この図は理解促進に大きく寄与すると感じた。
また第4章にて「わかっているつもり」を二円図で表すところで、分離、交差、包含という重なり具合、これに大小関係を加味した9つのパターンが図示され、単に理解するという感じ方においても、その理解の仕方がかなり違うことを例示しており、なかなかにわかりやすい解説だと思った次第である。
第10章の上流・下流の法則というのも面白い気づきがあった。川の流れをアナロジーに使うと、確かに上流では岩のように大きくて尖っていて形がみな違う。対して下流では小粒で丸くて皆同じ形をしている。上流ではコンセプトなど抽象度の高いことが議論されるが、下流では個別具体的な目標や施策に基づいて作業されるわけで、作業工程においても組織においても、このアナロジーの使い方は理解しやすいと感じた。
第12章ののこぎりの法則も、ルールや規則、信号機の数、電子機器の機能やマニュアルなど、一度増えだすと減ることが無い。著者は、これらの技術や機能がやがてニーズを追い越してしまう、これをプロのこだわりというか細部の作り込みと言うのか、結果的に利用者が置き去りになることを憂いてしまう。
第13章の折り曲げの法則で、わたしたちが対極だと思っていたことも、実は紙一重であることがあることを見事に図示している。この辺の解説は本書を読むためのお楽しみとして、ここでは明かさないが、イラスト風にかかれた図が随所に出てくるが、これが理解促進に役立つ仕組みになっている点が、本書の面白さの1つかも知れない。
第15章では、いわゆるネット批判として現れている指摘に関しても非対称性として納得できる解説が加えられている他、第16章以降の意味の共有や公平という幻想、物事の概念が見えているのか見えていないのかの非対称性による認識の違い、経験則の幻想など、コミュニケーションや物事の理解をする上で、理解しておかなければならないことが、この本には書かれてあり、全体として無理の構造を成していることがわかる。
最初から本書を読むと、とっつきにくい感じがするかも知れないので、事前にこの著者の『具体と抽象』を読んでから、続けて読むと理解促進につながると思われる。コミュニケーションや意思疎通を重視する職業に就いている人は一読していても良い気がする。そんな本だった。
世の中の不条理や理不尽と感じるものの多くが、世の中が悪いのではなく、自分の頭の中の理解が悪いのだというテーゼということで、これから老害の道を歩きそうな自分にとっては丁度よい題材の本なのかも知れない。
本書の構成はやや分かりにくくて、まずは物理的非対称性、知的非対称性、心理的非対称性について言及し、その後、時間的非対称性として時間的不可逆性とストックの単調増加性、空間的非対称性として自分他人の非対称性と見えているいないの非対称性が語られる。これだけ見ると、なんて難しい内容だろうと思われるが、実際に読んでみるとそれほどでもない。
本書では、具体の個別事象から法則を導き抽象度を上げることに帰納、抽象から法則を様々な事象に当てはめ具体化することを演繹と解した図(p.28)を掲げており、この図は理解促進に大きく寄与すると感じた。
また第4章にて「わかっているつもり」を二円図で表すところで、分離、交差、包含という重なり具合、これに大小関係を加味した9つのパターンが図示され、単に理解するという感じ方においても、その理解の仕方がかなり違うことを例示しており、なかなかにわかりやすい解説だと思った次第である。
第10章の上流・下流の法則というのも面白い気づきがあった。川の流れをアナロジーに使うと、確かに上流では岩のように大きくて尖っていて形がみな違う。対して下流では小粒で丸くて皆同じ形をしている。上流ではコンセプトなど抽象度の高いことが議論されるが、下流では個別具体的な目標や施策に基づいて作業されるわけで、作業工程においても組織においても、このアナロジーの使い方は理解しやすいと感じた。
第12章ののこぎりの法則も、ルールや規則、信号機の数、電子機器の機能やマニュアルなど、一度増えだすと減ることが無い。著者は、これらの技術や機能がやがてニーズを追い越してしまう、これをプロのこだわりというか細部の作り込みと言うのか、結果的に利用者が置き去りになることを憂いてしまう。
第13章の折り曲げの法則で、わたしたちが対極だと思っていたことも、実は紙一重であることがあることを見事に図示している。この辺の解説は本書を読むためのお楽しみとして、ここでは明かさないが、イラスト風にかかれた図が随所に出てくるが、これが理解促進に役立つ仕組みになっている点が、本書の面白さの1つかも知れない。
第15章では、いわゆるネット批判として現れている指摘に関しても非対称性として納得できる解説が加えられている他、第16章以降の意味の共有や公平という幻想、物事の概念が見えているのか見えていないのかの非対称性による認識の違い、経験則の幻想など、コミュニケーションや物事の理解をする上で、理解しておかなければならないことが、この本には書かれてあり、全体として無理の構造を成していることがわかる。
最初から本書を読むと、とっつきにくい感じがするかも知れないので、事前にこの著者の『具体と抽象』を読んでから、続けて読むと理解促進につながると思われる。コミュニケーションや意思疎通を重視する職業に就いている人は一読していても良い気がする。そんな本だった。
2022年10月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人間の本質理解というもの、これが現実というものを知れる。そう言われるとそうだ!と思います。
2021年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
気づいていないことに気づいていない人はどうにもならない。
上流の人はイノベーション、下流の人はオペレーション、末端の人ほど無個性になるのは自然なこと
上流の人はイノベーション、下流の人はオペレーション、末端の人ほど無個性になるのは自然なこと
2020年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
特別目新しいことを書いてあるわけでもないが、この本は当たり前のことを分かりやすく言語化してあるので良い。簡潔で余計なものが少ないので良い。
2023年7月29日に日本でレビュー済み
Asian Reading アジアの活読
「無理の構造」細谷功 dZERO
日常感じる「理不尽さ」を解説した本書は、我々が対称性を錯覚しているからだと筆者は仮説として挙げています。
物事や行動、その結果に対称性がないことはいくつもある。それでも、対照であると思ってしまいそのギャップに理不尽さを感じることがあるということです。
著作のタイトルでもある「具体と抽象」で、具体レベルは誰でもわかりやすいが抽象レベルは概念に近く、見える人にしか見えないので一層ギャップを感じるようになる。
という箇所は納得しました。
読むべし。
「無理の構造」細谷功 dZERO
日常感じる「理不尽さ」を解説した本書は、我々が対称性を錯覚しているからだと筆者は仮説として挙げています。
物事や行動、その結果に対称性がないことはいくつもある。それでも、対照であると思ってしまいそのギャップに理不尽さを感じることがあるということです。
著作のタイトルでもある「具体と抽象」で、具体レベルは誰でもわかりやすいが抽象レベルは概念に近く、見える人にしか見えないので一層ギャップを感じるようになる。
という箇所は納得しました。
読むべし。
2018年12月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なぜ、人は理不尽さを感じるのか
原因は、世の中ではなく
「自分の頭の中」にあるという
自分は相手のことを
こんなに「理解」しているのに
という、大いなる幻想と
なのに、相手は自分のことを
ちっとも「理解」してくれない
という、幻想の掛け算が「無理」を生み出す
そこに理はない
もともと「無い」ものを「有る」と勘違いする
みんな、自己矛盾を抱えて生きてる
その事実を受け入れた時、初めて
理不尽が、理に変わる
受け入れられないから、無理なのである
無理という言葉を、反射的に嫌う人は多いが
無理だから、諦めるんじゃない
無理なことを、続けることに意味はない
無理の構造とは、無理なものは無理なんだ
無いものは無い、今、有るものは何かを考え
それを受けれて、変えていこう
ということを、様々な非対称性の切り口から
気づかせてくれる良書である
原因は、世の中ではなく
「自分の頭の中」にあるという
自分は相手のことを
こんなに「理解」しているのに
という、大いなる幻想と
なのに、相手は自分のことを
ちっとも「理解」してくれない
という、幻想の掛け算が「無理」を生み出す
そこに理はない
もともと「無い」ものを「有る」と勘違いする
みんな、自己矛盾を抱えて生きてる
その事実を受け入れた時、初めて
理不尽が、理に変わる
受け入れられないから、無理なのである
無理という言葉を、反射的に嫌う人は多いが
無理だから、諦めるんじゃない
無理なことを、続けることに意味はない
無理の構造とは、無理なものは無理なんだ
無いものは無い、今、有るものは何かを考え
それを受けれて、変えていこう
ということを、様々な非対称性の切り口から
気づかせてくれる良書である