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インターネットの効率的学術利用: 情報収集・整理・活用 単行本 – 2004/4/1

4.0 5つ星のうち4.0 1個の評価

第一章では、作業効率や利便性、情報収集力を向上させてくれるツールとしてのインターネットに「使われる」のではなく、そのツールを「賢く使いこなす」必要性を示しています。最近はウィルスも蔓延するようになり、一般ユーザーが様々なトラブルに巻き込まれています。第二章では、ネットワークを利用する際に起こるトラブルを「被害者になる危険性」と「加害者になる危険性」に分類し、対策方法を述べています。電子メールの普及で時空を超えたコミュニケーションが可能になりました。第三章では、電子メールを利用するにあたって、知っておきたい知識とノウハウについて概説します。第四章では、民間企業の社長が、どのようにインターネットを利用するのが効率的かという奥義を披露しています。第五章では、論文執筆のための資料収集を行う際から脱稿した論文を公開するまでのプロセスに沿って、インターネットを実際に利用する際、どのような法的な問題が生じるのかについて具体的に検討しています。


第六章では、研究論文執筆のための学術資料収集方法について概観します。ここに紹介されている数々の有益なホームページを使いこなすことができれば、少なくとも通常のテーマに関する日本語と英語の資料収集はかなり進むはずです。インターネットを利用すれば、短時間で網羅的に資料を収集することができますが、そうなると、どのように整理するか、という問題がでてきます。第七章では、インターネットやパソコンを利用して、レポートや論文を書くときに役立つ「効率的な情報の整理法」について考察します。インターネットによって図書館の役割も、従来の紙媒体の資料提供と利用のために図書館に足を運ぶ来館型サービスに加えて、電子資料の提供とWebページによる情報発信に対応し、インターネットによる非来館方の遠隔サービスの提供をはじめています。第八章では、インターネットによる効率的図書館利用法を説明しています。


資料を収集・整理し、図書館の効率的利用法がわかれば、いよいよ実際に論文や報告書を書く段階です。第九章では、インターネット時代の論文の書き方をとりあげます。本章でいう論文とは、主に人文科学・社会科学の分野における学術的な論文を指し、特に大学生や大学院生など若い人々にとって有益な手引きとなることを目的としています。第十章では、学術出版社の現役編集者が、「原稿整理」の段階を取り上げ、出版社の編集者がどのようにインターネットを活用しながら、提出された原稿を「読んでいる」のかを紹介します。この章を読めば、原稿が「没」にならないようにするためには、どのように書けばよいのか、ということを知る手がかりにもなります。英語で論文を書けば、何十億人という人が読む可能性があります。第十一章では、英語論文を執筆するにあたり、膨大なネット情報を効率よく利用して、フォーマット、スタイル、引用・出典の表記の仕方や書くコツ等を紹介します。その他、オンライン上のライティングセンター、校正・概要の書き方、自己学習用サイト等を、初めて英語で論文・レポートを書く人にもわかりやすく紹介します。


経済のグローバル化などが進み、翻訳者の需要は増えており、実力さえあれば、大学在学中からプロの翻訳者として活躍されたり、将来在宅翻訳者を希望されたりする方も増えています。第十二章では、プロ(またはプロの卵)の翻訳者が、インターネットをデータベースとして使用するための知識やテクニック、仕事の獲得方法や人脈の作り方、情報の収集方法などを紹介します。インターネットの重要な特質は双方向機能、すなわち情報を受け取るばかりではなく、世界に向けて発信することも可能だということです。第十三章では、世界最大のオンライン学会H-NETの活用というケーススタディによって、インターネットの「受け身」的利用から一歩進めて、「インターネットを利用して自分の研究成果を発表したり、実際の学会や研究会で報告したりする具体的な方法」を紹介します。この発信に関して一般化したのが第十四章です。この章では、インターネットを利用して学術情報を発信する方法をまとめています。研究内容を貴重な知的財産として公開したり、学生や研究プロジェクトメンバー間で連絡を取り合ったりする際の一助となることでしょう。
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商品の説明

著者からのコメント

2001年に『人文社会科学とコンピュータ 情報化社会におけるインターネット活用法』を成文社から刊行した際、大変好評でしたが、読者対象を高校生から一般までという非常に広範囲にしたために、「帯に短し、たすきに長し」という側面もありました。そこで、今回は主に大学コミュニティとその周辺に読者ターゲットを絞りこみました。もちろん、その応用として、実社会で報告書を書いたり調査したりする場合にも非常に参考になる内容に致しました。さらに、異業種交流を積極的に進め、各業種の最先端で活躍されている方々に執筆陣に加わっていただきました。


本書に掲載された16編は「激戦」を勝ち抜いた選りすぐりの論稿です。本書の執筆陣は大半がインターネットの公募で選ばれた方です。かなりの応募者がありましたが、大勢の方が第一次書類審査で落ちました。無事書類審査を通過された方には第二次審査ということで、論稿のアウトラインと要約を提出していただきました。ここでさらにふるいにかけらました。第二次審査に合格した人に執筆をお願いしましたが、「採用の可否は内部査読と外部査読の結果次第」という条件付きです。論稿が提出されますと、まず編者が内部査読を行いました。この内部査読で「不合格」になられた方も数名いらっしゃいます。内部査読で合格した場合でも、加筆・修正を求めました。本書では、日本の出版業界では珍しい外部査読を採用いたしました。執筆者候補者から修正原稿が提出されますと、バックグランドやインターネット習熟度の異なる四人の外部査読者にブラインド査読(査読者には筆者の名前がわからないようにすること)をお願いしました。この外部査読で複数の方から「刊行にふさわしくない」という評価が付いた場合には、内部でさらに検討した上で、お断りせざるを得ない場合もありました。また、同じ論稿を読まれても、査読者によって全く異なるコメントをいただくこともあり、筆者にとっては非常に大きな刺激になったようです。第一・二次審査、内部・外部査読を経た論稿が本書に掲載されています。(編者自身の論稿もブラインド査読で外部査読を受けました)。そういった意味で、本書には各分野における最も質の良い論稿が集まっています。


内容(「MARC」データベースより)

インターネットを具体的にはどのように使うのか? 大学コミュニティとその周辺を対象に、情報収集、整理、活用について解説。これからのネット社会を見据え、学際だけでなく各業種の最先端で活躍する執筆者がノウハウを開陳。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 成文社 (2004/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2004/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 236ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4915730441
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4915730443
  • カスタマーレビュー:
    4.0 5つ星のうち4.0 1個の評価

著者について

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見舘 好隆
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北九州市立大学キャリアセンター教授(地域創生学群専任)

1967年京都府京都市生まれ。関西大学文学部卒業後、旅行会社やインターネットプロバイダにて人事や販売促進を15年間経験したのち、首都大学東京キャリアカウンセラー、一橋大学大学院社会学研究科キャリアデザイン担当特任講師を経て現職。経営学修士。国家資格・2級キャリア・コンサルティング技能士。元リクルート ワークス客員研究員。専門分野は若年者のキャリア形成支援。研究テーマは授業や地域活動におけるコンピテンシー獲得や、アルバイトや新入社員の人材育成など。

カスタマーレビュー

星5つ中4つ
5つのうち4つ
1グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【内容】
いい意味でタイトル通り。

【大学生必読の理由】
'1.インターネットを学術的に利用する機会はこれから避けられない(少なくとも最先端で研究していくなら)。
'2.インターネットを学術的に有効利用している学生は少ない(と感じる。特に大学1〜2年生。本格的に研究し始めてから初めて、自分の学術的インターネット利用能力がないのに気づくパターン。)。
'3.授業やゼミではインターネットの利用法は教えてもらえない(少なくともそれに特化してということはない)。
'4.この本でなら学べる(効率的に)。
'5.なぜなら、インターネットの学術的有効利用について、各界の出来る奴らのレベルの高い文書が、テーマに沿ってうまくまとめられているから。

ネット上では、玉石混交の情報が、整理されず散らばっている。
それらの情報をうまく自分のものに出来る技術・知識があるのならこの本を読む必要はない。
ただ、あなたがそれらの技術・知識を持っておらず、なおかつ情報の海に溺れたくないのであれば、海についての知識と泳ぐ技術を身につける必要があるだろう。

恐らくこの手のインターネット有効活用に関する技術・知識本は多くある。
しかし、この本のように、対象を学術の徒に限ったものはまだまだ少ないと思われる。
それも踏まえて、大学生にとってこの本は現時点ではなかなかいい本。

だと思う。
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