東大阪と並ぶジャパン・テクノロジーを支える中小零細企業の町「大田区」にスポットを
あて 先進の企業紹介や、これらの会社の技術伝承や経営をを支える大田区のインフラ、
ネットワークを紹介して街づくりのヒントを提供している。
また、
・「精密作業においては、大幅な生産変動に対応するにはロボットよりも人」
(一般的作業は、専用ラインよりもプログラム変更だけですむロボットといわれているが、
精密作業では、ロボットでもそれなりの準備が必要)
・「日本では数百万して中小企業では買えない3次元CADソフトが中国では千円程度で海賊版
が手に入ってしまうため、中国人のほうがCADを扱える。著作権無視のそんな国際競争に
なったらたまったものじゃない」
(日本でも問題となり、発注元が金型図面を勝手に他社に見せるのは禁止となった)
・「すばやく納品することに付加価値を見出すためには、仕事を職人技に頼らない。」
(職人技で成り立っていると思っていたので意外な意見。でも特定の人がいないと作れ
ないようでは、とく全の注文に対応できないのはわかる)
というように、現場の考え方があちらこちらに書いてあって、ものづくりを知っている人に
とってはさらに面白い、ためになる本だと思う。
また、ルポ形式なので文系の人にも、読みやすいと思う。
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「メイド・イン・大田区」 ~ものづくり、ITに出会う~ 単行本 – 2005/5/18
奥山 睦
(著)
世界に冠たる製造業の町――東京都・大田区。本書は、14年間、大田区にてインターネット関連や編集業などサービス業を生業にしてきた女性経営者である著者が、工業系専門ライターとは異なった視点で、「大田区製造業の今」を映し出した渾身のルポルタージュです。従来型の伝統的な職人技に、時代をリードする「IT」を融合させることで、とてつもないパワーを発揮する「ものづくりの現場」に、著者自らが足を運び、丁寧に取材。工業系の専門家以外の人も、ものづくりの醍醐味を実感できる一冊です。
- 本の長さ213ページ
- 言語日本語
- 出版社サイビズ
- 発売日2005/5/18
- ISBN-104916089448
- ISBN-13978-4916089441
商品の説明
出版社からのコメント
大田区の中小製造業6000社のうち、従業員9人以下という町工場は8割を占めます。これら小規模の町工場は、1990年代のバブル崩壊以降、厳しい経営環境下において生き残りをかけた闘いを続けています。本書では、
(1)「IT導入」という先進的な取り組みで高付加価値を生んでいる製造業
(2)専門職域を超えたコーディネイター企業が独自に構築した製造業各社の「横請け型ネットワーク」
(3)国際展開を含めた積極的な市場開拓
(4)計測器すらも凌駕する「神の手」になる職人技の数々
……など、大田区に当たり前のように存在する多数の「プロジェクトX」ばりの事例に注目してください。
(1)「IT導入」という先進的な取り組みで高付加価値を生んでいる製造業
(2)専門職域を超えたコーディネイター企業が独自に構築した製造業各社の「横請け型ネットワーク」
(3)国際展開を含めた積極的な市場開拓
(4)計測器すらも凌駕する「神の手」になる職人技の数々
……など、大田区に当たり前のように存在する多数の「プロジェクトX」ばりの事例に注目してください。
著者について
奥山 睦
1958年生まれ。横浜市出身。武蔵野美術大学卒業。90年、企画制作会社有限会社オフィス・ウイルを設立。代表取締役。出版物やホームページの企画制作プロデュースに携わる。98年、財団法人マルチメディア振興センターの電子メッセージング協議会(現Eジャパン協議会)より、「電子メッセージング活用優良企業」として、有限会社オフィス・ウイルは「チャレンジ賞」を受賞。2000年、東京都大田区の女性経営者異業種交流会「TES」のメンバーの共同出資によるパソコン指導およびコンサルタント会社、有限会社イーテスを設立。代表取締役。東京都大田区の中小製造業、商店などのIT化支援に携わる。独立行政法人中小企業基盤整備機構経営支援アドバイザー。財団法人社会経済生産性本部認定キャリア・コンサルタント。武蔵野大学非常勤講師
1958年生まれ。横浜市出身。武蔵野美術大学卒業。90年、企画制作会社有限会社オフィス・ウイルを設立。代表取締役。出版物やホームページの企画制作プロデュースに携わる。98年、財団法人マルチメディア振興センターの電子メッセージング協議会(現Eジャパン協議会)より、「電子メッセージング活用優良企業」として、有限会社オフィス・ウイルは「チャレンジ賞」を受賞。2000年、東京都大田区の女性経営者異業種交流会「TES」のメンバーの共同出資によるパソコン指導およびコンサルタント会社、有限会社イーテスを設立。代表取締役。東京都大田区の中小製造業、商店などのIT化支援に携わる。独立行政法人中小企業基盤整備機構経営支援アドバイザー。財団法人社会経済生産性本部認定キャリア・コンサルタント。武蔵野大学非常勤講師
登録情報
- 出版社 : サイビズ (2005/5/18)
- 発売日 : 2005/5/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 213ページ
- ISBN-10 : 4916089448
- ISBN-13 : 978-4916089441
- Amazon 売れ筋ランキング: - 790,606位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 146位その他の産業研究関連書籍
- - 589位地方自治
- - 1,723位企業・経営
- カスタマーレビュー:
著者について
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慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科後期博士課程在学中。
法政大学大学院政策創造研究科前期博士課程修了(政策学修士)。
武蔵野美術大学実技専修科油絵専攻卒業。
地域活性プロデュース並びに出版物・WEBサイトの企画制作を主とする株式会社ウイル 代表取締役。
静岡大学大学院総合科学技術研究科客員教授。
日本女子大学家政経済学科兼任講師。
国家資格キャリア・コンサルタント。
公益財団法人日本生産性本部認定キメンタルサポーター。
研究領域は中小企業、地域雇用政策、キャリア、幸福学。
2014年11月に刊行された『大田区の法則』(大田区の法則研究委員会編 泰文堂)の構成を手掛ける。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年7月29日に日本でレビュー済み
著者の本を読んだのはこれで2冊目ですが、大田区の匠をひたすら追っています。
きっと、今、記録として残しておかなければこの匠の姿が、表舞台に出ることはないのではないか、そんな風に感じます。
3年前に書いたものの改訂版だそうですが、ものづくりの中小企業の熱さが今もなお、十分伝わります。
きっと、今、記録として残しておかなければこの匠の姿が、表舞台に出ることはないのではないか、そんな風に感じます。
3年前に書いたものの改訂版だそうですが、ものづくりの中小企業の熱さが今もなお、十分伝わります。
2005年6月6日に日本でレビュー済み
~まず、奥山睦さんのパワー溢れる著述に、脱帽です。また、発行されたサイビズさんにも深謝、という所でしょうか。
僕は元々、港区白金の「町工場の倅」として生まれ育ちました。当時は、貧困が当たり前でしたから、隣の家で夕飯を食べる、なんていうのも当たり前でしたが、今、東京の大田区に帰ってきますと、こちらから戸をたたかない限り、お隣でさえも「~~一生涯、何の繋がりもない人」になってしまう、そういう「当たり前の世界」と「本当はとんでもなく荒んだ世界」が隣り合わせしている事に、改めて気がつく次第です。今回、この本を読んで、「大田区」が様々な「ものづくり」、あるいは「人づくり」にテクノロジーの分野から、もの凄く貢献している、という内容を知り、一件一件、歩いて頭を下げたくなりまし~~た。「ありがとうございます、これからも、大田区発信で、世界を引っ張って言って下さい。」と。
大田区は元気です、未だ。土日の商店街でも、まだまだ賑わっている事からも、大田区を中心に、まだまだやる事柄があることを再発見させてくれた、非常に貴重な書物です。
ありがとう!!大田区の人は一家に最低2冊は買うこと!!~
僕は元々、港区白金の「町工場の倅」として生まれ育ちました。当時は、貧困が当たり前でしたから、隣の家で夕飯を食べる、なんていうのも当たり前でしたが、今、東京の大田区に帰ってきますと、こちらから戸をたたかない限り、お隣でさえも「~~一生涯、何の繋がりもない人」になってしまう、そういう「当たり前の世界」と「本当はとんでもなく荒んだ世界」が隣り合わせしている事に、改めて気がつく次第です。今回、この本を読んで、「大田区」が様々な「ものづくり」、あるいは「人づくり」にテクノロジーの分野から、もの凄く貢献している、という内容を知り、一件一件、歩いて頭を下げたくなりまし~~た。「ありがとうございます、これからも、大田区発信で、世界を引っ張って言って下さい。」と。
大田区は元気です、未だ。土日の商店街でも、まだまだ賑わっている事からも、大田区を中心に、まだまだやる事柄があることを再発見させてくれた、非常に貴重な書物です。
ありがとう!!大田区の人は一家に最低2冊は買うこと!!~