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「発達の最近接領域」の理論―教授・学習過程における子どもの発達 単行本(ソフトカバー) – 2003/8/1
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- ISBN-104921134588
- ISBN-13978-4921134587
- 出版社三学出版
- 発売日2003/8/1
- 言語日本語
- 本の長さ227ページ
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対象商品: 「発達の最近接領域」の理論―教授・学習過程における子どもの発達
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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
学齢期における教授・学習と知的発達の問題、書きことばの前史など、ヴィゴツキーの考えの中で発達の最近接領域を中心に編集。小論文や講演速記録からなる7編で構成。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
欲しかった本なので,状態もよく買ってよかったです。大事にします。
2024年1月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
教職課程の勉強を深めるため購入しました。
ヴィゴッキーの教育心理学理論を学ぶのに良いテキストです。
もう少しこなれた訳が欲しいと感じる部分もありますが、おおむね問題ありません。
ヴィゴッキー自身は、従前の「発達は教育(教授)や学習と無関係」「教育や学習こそが発達」「それらの折衷である」といった諸理論に鋭いメスを入れ、彼の新理論である「最近接領域」への教育により力を注ぐべきだと説きました。
また彼は幼児期の外国語教育を薦めた方でもありますが、今日では早期の外国語教育を過度に行うと母国語の習得にも支障をきたすと指摘する専門家もあり、ヴィゴッキーの教育理論を手放しで今日の教育現場に採用することには難しい面もあります。生徒個々人の発達状況に合わせて段階的に教えることも必要で、現場の教育者は柔軟に対応する必要があると思われます。
ただ、ヴィゴッキーが説くように、テスト結果だけを評価基準とするのではなく、生徒個々の成長力(最近接領域)を見、その努力の姿勢や伸び具合をみすえつつ教育方針を立ててゆくことは、より効果的な学習につながるものと思われます。
以上のことから、教育関係に携わる方は一度目を通しておいても損はないと思われます。
ヴィゴッキーの教育心理学理論を学ぶのに良いテキストです。
もう少しこなれた訳が欲しいと感じる部分もありますが、おおむね問題ありません。
ヴィゴッキー自身は、従前の「発達は教育(教授)や学習と無関係」「教育や学習こそが発達」「それらの折衷である」といった諸理論に鋭いメスを入れ、彼の新理論である「最近接領域」への教育により力を注ぐべきだと説きました。
また彼は幼児期の外国語教育を薦めた方でもありますが、今日では早期の外国語教育を過度に行うと母国語の習得にも支障をきたすと指摘する専門家もあり、ヴィゴッキーの教育理論を手放しで今日の教育現場に採用することには難しい面もあります。生徒個々人の発達状況に合わせて段階的に教えることも必要で、現場の教育者は柔軟に対応する必要があると思われます。
ただ、ヴィゴッキーが説くように、テスト結果だけを評価基準とするのではなく、生徒個々の成長力(最近接領域)を見、その努力の姿勢や伸び具合をみすえつつ教育方針を立ててゆくことは、より効果的な学習につながるものと思われます。
以上のことから、教育関係に携わる方は一度目を通しておいても損はないと思われます。
2020年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「発達の最近接領域」の考えを学びたい方の入門にいかがだろうか。
はしごが無くても大丈夫🙆♂️🙆♀️となるためにどのような手立てがあるのか。keyはここにある気がしてならない。
はしごが無くても大丈夫🙆♂️🙆♀️となるためにどのような手立てがあるのか。keyはここにある気がしてならない。
2022年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Ⅰ 学齢期における教授・学習と知的発達の問題
・教授・学習と発達をめぐる三つの理論
・・教授・学習からの発達の独立性 ―― ピアジェらの批判
・・教授・学習はそのまま発達である ―― ジェームズらの批判
・・教授・学習と発達の二元論 ―― コフカらの批判
・・新しい形式陶冶の理論
・・構造的原理の転移
・学校での教授・学習の前史
・二つの発達水準と発達の最近接領域
・・模倣の位置づけ
・・発達診断学と教育学
・・コンプレックス・システムと思考
・・ことばと高次精神機能
・・子どもの教授・学習と大人の教授・学習
・・発達と教授・学習の非同一性と複雑な依存関係
Ⅱ 就学前期における教授・学習と発達
・教授・学習の三つの発達的性格
・・教授・学習の「自然発生性」と「反応性」
・教授・学習の最適期
・・最適期の上限と下限
・・成熟した機能と成熟しつつある機能 ―― 発達の最近接領域 ――
・就学前期の子どもの発達的諸特質
・・個別諸機能の関係変化
・・就学前期の中心的心理機能としての記憶
・就学前期のプログラムのあり方
・・大人のプログラムと子ども自身のプログラムの統一性
・・学校教育からの要求
・・一般的表象の形成
・・就学前期の第二段階における教育
・・読み書き能力について
Ⅲ 教授・学習との関連における学齢児の知的発達のダイナミズム
・機能成熟理論と教授・学習
・・発達は教授・学習に先行する ―― ビネー、モイマンら
・・教授・学習の最適期
・・ことばの習得をめぐって ―― 話しことば・書きことば・外国語
・知的発達のダイナミズム
・・知能指数(IQ)と学校での成績
・・変動するIQの逆説性
・・個人内部の相対的成績の視点
・・絶対的成績と相対的成績の対立性
・発達の最近接領域と知的発達のダイナミズム
・・知能指数と発達の最近接領域
・・二つの発達水準
・IQと発達の最近接領域
・・知的ダイナミズムを規定する発達の最近接領域
・リテラシーとIQの非現実性
・・理想的精神年齢
・・理想的精神年齢と現実的年齢のへだたりの領域
・・理想的精神年齢と発達の最近接領域
・模倣と教授・学習
・・模倣におけるサルと人間
・発達の最近接領域と実践の問題
Ⅳ 児童期における多言語併用の問題によせて
・二言語併用への連合理論的アプローチ
・・連合抑制や干渉による母語の混乱
・・思考への否定的作用
・・外国語の受動的使用
・・連合理論の弱さと事実の強さ
・二言語併用への楽観的見解
・・母語と思考へのプラスの作用
・・二言語併用の実践原理
・思考の発達をめぐる悲観的見解
・・ことばの病理的崩壊の事例
・・知能の比較研究の問題点
・・二言語併用と右きき・左ききの問題
・未解決な問題としての二言語併用
・・事実の両価性
・・各言語の自立的領域
・二言語併用をめぐる理論的問題点
・・テスト研究の限界性
・・社会的要因の具体的研究と子どもの発生的研究 ―― 問題の拡大・深化
・・言語テストと隠されたことば
・『思考と言語』からの抜粋
Ⅴ 書きことばの前史
・書きことばとはなにか
・・書きことばは教えられているか
・・第二段階のシンボルと書きことば
・変身と断絶に満ちた書きことばの発達
・書きことばの前史としての身ぶり
・・身ぶりの定着としての絵文字
・・身ぶりとしてのなぐりがき
・・身ぶりとしての遊び
・遊びの実験研究より
・・身ぶりの助けによる遊び
・・遊びにおける記号の自立化
・・描画と命名
・・遊びにおけるシンボル機能
・独特なことばとしての描画
・・記憶にもとづく描画
・・第一段階のシンボリズムとしての描画
・・シンボリックな表現の基礎にあることば
・・原始的なメモ
・・ことばそのものの描写
・・書きことばの発達のモメントとしての遊び・描画・書き方
・読み方の発達と書きことば
・・黙読と朗読におけることばの理解
・書きことばの教育 ―― その実践的課題
・・就学前期の書きことば
・・書き方の技術と必要性との矛盾
・・生活に密着した書き方の教育
・・描画と遊び ―― 書き方の自然な教授・学習
・・盲目・聾唖の子どもたちと書きことば
Ⅵ 生活的概念と科学的概念の発達
・思考において発達するもの ―― 思考の形式と内容
・・思考発達の内容を知識量に還元する見解
・・思考発達の抽象化
・・機能の内容と形式
・・概念と語義そのものの発達 ―― 言語的思考の問題
・・思考のマクロ機能とミクロ機能
・・ピアジェにおける子ども自身の概念
・子どもにおける自然発生的概念と科学的概念
・・科学的概念と自然発生的概念の相違 ―― 逆向きの運動
・・「下から上へ」の発達と「上から下へ」の発達
・・両概念における因果関係
・意識化の法則
・・言語機能の意識化
・・概念の意識化
・科学的概念と生活的概念 ―― 両者のくいちがいの意味
・・両概念と発達の最近接領域
・・科学的概念と生活的概念の相互関係
・母語・外国語の発達との比較
Ⅶ 教育過程の児童学的分析について
・児童学的分析とはなにか
・発達は教授・学習に先行するという観点の批判
・・発達と教授・学習 ―― 二つの自立系
・・思考水準に合致しない教材の役割
・・二重水準理論 ―― 発達の最近接領域
・・教授・学習に依存する子どもの機能の発達
・「教授・学習」=「発達」という観点
・二つの観点の「和解」
・・問題は発達と教授・学習のあいだの関係にある
・言語の教授・学習にかんする分析
・・読み書きの教授・学習 ―― 話しことばと書きことばのずれ
・・九歳の子どもの書きことばの貧しさ
・・書きことば ―― イントネーションの欠如
・・話し相手のいないことば
・・文法の教授・学習の意味
・・ガラスの理論 ―― 意識化の問題
・・随意的なことば
・・内言と書きことば
・・内言・話しことば・書きことばの位置
・・読み方の特質
・・テクスト理解の困難性
・発達にたいする教授・学習の役割
・・発達と教授・学習の非同一性
・・教授・学習が産出する知的過程の分析
・・新しい獲得としての書きことば
・・学齢期の心理的新形成物
・・発達の先回りをし、最近接領域をつくりだす
の内容です。初めの方に、ピアジェがでてきます。この人は、ヴィゴツキー没後に、ヴィゴツキーによる1930年代でのピアジェ批判を読むことになるのですが、これに対する意見を、1962年、ヴィゴツキーの『思考と言語』の英訳の附録として、「意見(コメント、Comments)」の題で公開します。いまではインターネットでこの「意見」を検索読解できますが、昭和のころには、コピーで読んでいました。
「It is not without sadness that an author discovers, twenty-five years after its publication, the work of a colleague who has died in the meantime, when that work contains so many points of immediate interest to him which should have been discussed personally and in detail.」で始まるもので、このあとヴィゴツキーの同僚であったルリヤが、ピアジェの友人となっていたこともわかります。
時代と住む地域とを超えていて、いい話だな、と思っていました。
・教授・学習と発達をめぐる三つの理論
・・教授・学習からの発達の独立性 ―― ピアジェらの批判
・・教授・学習はそのまま発達である ―― ジェームズらの批判
・・教授・学習と発達の二元論 ―― コフカらの批判
・・新しい形式陶冶の理論
・・構造的原理の転移
・学校での教授・学習の前史
・二つの発達水準と発達の最近接領域
・・模倣の位置づけ
・・発達診断学と教育学
・・コンプレックス・システムと思考
・・ことばと高次精神機能
・・子どもの教授・学習と大人の教授・学習
・・発達と教授・学習の非同一性と複雑な依存関係
Ⅱ 就学前期における教授・学習と発達
・教授・学習の三つの発達的性格
・・教授・学習の「自然発生性」と「反応性」
・教授・学習の最適期
・・最適期の上限と下限
・・成熟した機能と成熟しつつある機能 ―― 発達の最近接領域 ――
・就学前期の子どもの発達的諸特質
・・個別諸機能の関係変化
・・就学前期の中心的心理機能としての記憶
・就学前期のプログラムのあり方
・・大人のプログラムと子ども自身のプログラムの統一性
・・学校教育からの要求
・・一般的表象の形成
・・就学前期の第二段階における教育
・・読み書き能力について
Ⅲ 教授・学習との関連における学齢児の知的発達のダイナミズム
・機能成熟理論と教授・学習
・・発達は教授・学習に先行する ―― ビネー、モイマンら
・・教授・学習の最適期
・・ことばの習得をめぐって ―― 話しことば・書きことば・外国語
・知的発達のダイナミズム
・・知能指数(IQ)と学校での成績
・・変動するIQの逆説性
・・個人内部の相対的成績の視点
・・絶対的成績と相対的成績の対立性
・発達の最近接領域と知的発達のダイナミズム
・・知能指数と発達の最近接領域
・・二つの発達水準
・IQと発達の最近接領域
・・知的ダイナミズムを規定する発達の最近接領域
・リテラシーとIQの非現実性
・・理想的精神年齢
・・理想的精神年齢と現実的年齢のへだたりの領域
・・理想的精神年齢と発達の最近接領域
・模倣と教授・学習
・・模倣におけるサルと人間
・発達の最近接領域と実践の問題
Ⅳ 児童期における多言語併用の問題によせて
・二言語併用への連合理論的アプローチ
・・連合抑制や干渉による母語の混乱
・・思考への否定的作用
・・外国語の受動的使用
・・連合理論の弱さと事実の強さ
・二言語併用への楽観的見解
・・母語と思考へのプラスの作用
・・二言語併用の実践原理
・思考の発達をめぐる悲観的見解
・・ことばの病理的崩壊の事例
・・知能の比較研究の問題点
・・二言語併用と右きき・左ききの問題
・未解決な問題としての二言語併用
・・事実の両価性
・・各言語の自立的領域
・二言語併用をめぐる理論的問題点
・・テスト研究の限界性
・・社会的要因の具体的研究と子どもの発生的研究 ―― 問題の拡大・深化
・・言語テストと隠されたことば
・『思考と言語』からの抜粋
Ⅴ 書きことばの前史
・書きことばとはなにか
・・書きことばは教えられているか
・・第二段階のシンボルと書きことば
・変身と断絶に満ちた書きことばの発達
・書きことばの前史としての身ぶり
・・身ぶりの定着としての絵文字
・・身ぶりとしてのなぐりがき
・・身ぶりとしての遊び
・遊びの実験研究より
・・身ぶりの助けによる遊び
・・遊びにおける記号の自立化
・・描画と命名
・・遊びにおけるシンボル機能
・独特なことばとしての描画
・・記憶にもとづく描画
・・第一段階のシンボリズムとしての描画
・・シンボリックな表現の基礎にあることば
・・原始的なメモ
・・ことばそのものの描写
・・書きことばの発達のモメントとしての遊び・描画・書き方
・読み方の発達と書きことば
・・黙読と朗読におけることばの理解
・書きことばの教育 ―― その実践的課題
・・就学前期の書きことば
・・書き方の技術と必要性との矛盾
・・生活に密着した書き方の教育
・・描画と遊び ―― 書き方の自然な教授・学習
・・盲目・聾唖の子どもたちと書きことば
Ⅵ 生活的概念と科学的概念の発達
・思考において発達するもの ―― 思考の形式と内容
・・思考発達の内容を知識量に還元する見解
・・思考発達の抽象化
・・機能の内容と形式
・・概念と語義そのものの発達 ―― 言語的思考の問題
・・思考のマクロ機能とミクロ機能
・・ピアジェにおける子ども自身の概念
・子どもにおける自然発生的概念と科学的概念
・・科学的概念と自然発生的概念の相違 ―― 逆向きの運動
・・「下から上へ」の発達と「上から下へ」の発達
・・両概念における因果関係
・意識化の法則
・・言語機能の意識化
・・概念の意識化
・科学的概念と生活的概念 ―― 両者のくいちがいの意味
・・両概念と発達の最近接領域
・・科学的概念と生活的概念の相互関係
・母語・外国語の発達との比較
Ⅶ 教育過程の児童学的分析について
・児童学的分析とはなにか
・発達は教授・学習に先行するという観点の批判
・・発達と教授・学習 ―― 二つの自立系
・・思考水準に合致しない教材の役割
・・二重水準理論 ―― 発達の最近接領域
・・教授・学習に依存する子どもの機能の発達
・「教授・学習」=「発達」という観点
・二つの観点の「和解」
・・問題は発達と教授・学習のあいだの関係にある
・言語の教授・学習にかんする分析
・・読み書きの教授・学習 ―― 話しことばと書きことばのずれ
・・九歳の子どもの書きことばの貧しさ
・・書きことば ―― イントネーションの欠如
・・話し相手のいないことば
・・文法の教授・学習の意味
・・ガラスの理論 ―― 意識化の問題
・・随意的なことば
・・内言と書きことば
・・内言・話しことば・書きことばの位置
・・読み方の特質
・・テクスト理解の困難性
・発達にたいする教授・学習の役割
・・発達と教授・学習の非同一性
・・教授・学習が産出する知的過程の分析
・・新しい獲得としての書きことば
・・学齢期の心理的新形成物
・・発達の先回りをし、最近接領域をつくりだす
の内容です。初めの方に、ピアジェがでてきます。この人は、ヴィゴツキー没後に、ヴィゴツキーによる1930年代でのピアジェ批判を読むことになるのですが、これに対する意見を、1962年、ヴィゴツキーの『思考と言語』の英訳の附録として、「意見(コメント、Comments)」の題で公開します。いまではインターネットでこの「意見」を検索読解できますが、昭和のころには、コピーで読んでいました。
「It is not without sadness that an author discovers, twenty-five years after its publication, the work of a colleague who has died in the meantime, when that work contains so many points of immediate interest to him which should have been discussed personally and in detail.」で始まるもので、このあとヴィゴツキーの同僚であったルリヤが、ピアジェの友人となっていたこともわかります。
時代と住む地域とを超えていて、いい話だな、と思っていました。