ジャーナリズムというのはこうでなくちゃおもしろくない!
昨今の政府広報(大本営発表)と化した商業主義的報道番組(新聞)を視聴するにつけお先真っ暗と思っていたが、本書は、大げさでなく著者の「命を賭けた」現在進行形のまさしく「死闘」のジャーナリズムです。
アムウェイ裁判から続く、著者の活動にはもろ手を上げて絶賛したい、気にしている方ならご存知のはずなので、ここでは敢えて内容の説明はしません。
著者のようなジャーナリストにはより多く活躍してもらいたい、是非対価を払って手にして欲しい1冊です。
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銀バエ実録武富士盗聴事件 単行本 – 2004/3/1
山岡 俊介
(著)
武富士・武井保雄前会長らによる盗聴事件の被害者であるフリーライター山岡俊介さん が書き下ろした著書。
山岡さんにとってこの1年余は、へたをすると自らが武富士によってライター生命を失いかねないほどの圧力をかけられながら必死に抗い、遂に武井前会長を逆に塀の中に追いやった苦闘の日々でした。同書は武富士盗聴事件を第三者として論評したものでなく、山岡さん自身の格闘の経緯をまとめたものです。
山岡さんと武富士の闘いはいまも続いています。裁判の被告人となった武井前会長とその弁護団は、何とか罪を軽減しようと被害者である山岡さんに攻勢をかけています。その働きかけを山岡さんはいっさいはねのけており、本書は現時点での彼の決意を示したものといえます。
そもそも武富士盗聴事件とは、ジャーナリズム活動への妨害・圧力として盗聴や尾行が組織ぐるみで行なわれたものであり、そのことを告発しようとしたメディアを、武富士が高額訴訟などの圧力をかけてつぶそうとした事件です。ジャーナリズム全体に関わる問題として考えていかなければならないテーマです。
武富士弁護団を実名を挙げて一人ひとり批判するなど、同書は話題性満載です。一読をお勧めします。
山岡さんにとってこの1年余は、へたをすると自らが武富士によってライター生命を失いかねないほどの圧力をかけられながら必死に抗い、遂に武井前会長を逆に塀の中に追いやった苦闘の日々でした。同書は武富士盗聴事件を第三者として論評したものでなく、山岡さん自身の格闘の経緯をまとめたものです。
山岡さんと武富士の闘いはいまも続いています。裁判の被告人となった武井前会長とその弁護団は、何とか罪を軽減しようと被害者である山岡さんに攻勢をかけています。その働きかけを山岡さんはいっさいはねのけており、本書は現時点での彼の決意を示したものといえます。
そもそも武富士盗聴事件とは、ジャーナリズム活動への妨害・圧力として盗聴や尾行が組織ぐるみで行なわれたものであり、そのことを告発しようとしたメディアを、武富士が高額訴訟などの圧力をかけてつぶそうとした事件です。ジャーナリズム全体に関わる問題として考えていかなければならないテーマです。
武富士弁護団を実名を挙げて一人ひとり批判するなど、同書は話題性満載です。一読をお勧めします。
- 本の長さ253ページ
- 言語日本語
- 出版社創出版
- 発売日2004/3/1
- ISBN-104924718580
- ISBN-13978-4924718586
商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
「お前は銀バエだ!」 カネも社会的地位もないフリーライターが、いかにして、圧倒的に不利な形勢から大逆転し、消費者金融大手「武富士」前会長を塀のなかに落としたのか。スリリングな物語の全貌!
登録情報
- 出版社 : 創出版 (2004/3/1)
- 発売日 : 2004/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 253ページ
- ISBN-10 : 4924718580
- ISBN-13 : 978-4924718586
- Amazon 売れ筋ランキング: - 948,551位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年5月31日に日本でレビュー済み
武富士といえば悪徳サラ金の代表であり、創業オウナーの武井保雄は個人資産5000億円とかで、『フォーブス』に日本第二の富豪として取り上げられた人物だ。武富士は警察をビール券や金券で買収して、個人情報を集めていただけでなく、山口組と結託してあこぎな商売をしていた。それを追及して報道した著者を恨み、違法な電話盗聴をした点で創価学会と同じだが、そのいきさつをまとめたドキュメンタリーが本書だ。腰抜けになったサラリーマン記者に対して、フリーな記者が大活躍をしている点では、この山岡記者と『小泉純一郎と日本の病理』を書いた藤原記者が、腐り果てた日本で悪党に立ち向かう、ペンの力を本当に生かしているジャーナリストだ。日本有数の富豪が貧乏だがフリーでがんばる山岡記者に対して、あらゆる形で嫌がらせと圧力を加える姿は、権力を駆使してしたい放題の暴虐をつくす、小泉首相と武部幹事長のコンビと生き写しだ。「銀バエ」は山岡記者に対しての罵倒で、新宿警察の刑事が吐いた暴言だが、実は警察が金バエ銀バエの巣窟だったし、政界がその温床の糞ダメだったのである。
2004年7月20日に日本でレビュー済み
自分自身も長年メディアの世界で生きてきて、大手新聞やテレビなどのメディアには、真のジャーナリズムは存在しないと考えている。真のジャーナリズムは、山岡氏のようなフリーのジャーナリストにこそ存在するのである。体を張って巨悪と戦うジャーナリストが存在し、機能してこそ、社会の健全性が担保される。そういう意味で、まともなフリージャーナリストの社会的地位がもっと向上することを望むものだ。