「劇空間プロ野球」を本気で楽しむなら持っておきたい1冊です。
12球団の全選手のデータが見やすいレイアウトで並んでいます。
あとは、このゲームは調子の上がり下がり具合がリアルな、というか、
公平のジャッジシステムで決定されているのですが、その内容がけっこう複雑です。
詳しく語ると、選手には「調子」と「精神力」という2つの要素があり、
その2つの要素は毎試合ごとに再計算されながらペナントが進んでいきます。
まずは、「試合での活躍内容」＋「シーズンで変わる選手個人の性質」＝「評価点」
で、「評価点」というデータが出ます。その評価点に、
「評価点」＋「現在の精神力」＋「現在の調子」＝「新しい精神力」「新しい調子」
といった感じに、きちんと結果から計算された上で、1試合ごとに調子が決まります。
そんな複雑な部分への解説と理解は、この攻略本を買わないと知ることができません。
そういう意味で、このソフトを本気でやる人には必須と言えるでしょう。
しかしながら、このソフトの選手の動きはかなり残念な部分も多く、
そもそも本気で遊ぶ人がほとんどいなかったのでは？とも思います。
1回でもいいから、ペナントレース130試合以上を全てこなした人が全国でどれだけいるでしょうか。
多分ほとんどいないと思います。という事で結局は、
この攻略本を買う必要がある人もまた、日本中でほぼいなかったとも言えます。
個人的には、野球ゲームとしての王道というか、有名シリーズである、
「プロ野球スピリッツ」よりも、こっちのほうが好きです。
是非ともスクエアには、このソフトの改良版を作って欲しかったですが、
この1作だけで終了しました。普段はスポーツゲームなんか作らない会社が、PS2発売と同時に、
「今までとは比べ物にならないようなリアルなグラフィックで表現できる」という、
PS2の能力を知らしめるように、気まぐれで出してみた野球ゲームでした。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
