当時のナムコをこよなく愛するオールドゲーマーの1人としてもちろん必読していました。
Beepと言うゲーム誌の別冊です。予約して購入後は正にバイブルでした。
Beepは復刻版で一部収録のが出ましたがこの本は復刻ならずプレミアのため入手困難でした。
定価は5000円なので7650円以下でしか購入しないと決めていたので今回購入できてラッキーでした。
おそらく古いがため、一部のオールドゲーマーにしか価値が無いのが進みプレミア度が下がったのだと思います。
当時なら古本屋で3000円くらいで売っていたのですが当時は持っていたので仕方ありません。
10年前に焼失して自分も焼失しなかったのが残念でなりませんでしたが今度は死ぬまで所有します。
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新明解ナム語辞典 単行本 – 1987/11/1
- 本の長さ277ページ
- 言語日本語
- 出版社ソフトバンククリエイティブ
- 発売日1987/11/1
- ISBN-104930795869
- ISBN-13978-4930795861
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登録情報
- 出版社 : ソフトバンククリエイティブ (1987/11/1)
- 発売日 : 1987/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 277ページ
- ISBN-10 : 4930795869
- ISBN-13 : 978-4930795861
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,512,841位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 137,195位エンターテイメント (本)
- - 185,593位趣味・実用
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年6月21日に日本でレビュー済み
本商品は1987年に発行された「ナムコ(ゲーム会社)についての言葉」を集めた辞典です。それゆえ、取り扱う用語に「現在のもの」はありません。本来「辞典」であれば、その後改訂されて現在に至るものなのですが本書は「そうはならないし、出来ない」ようになっています。そのあたりをレビューしてまいります。
既にたいへんなプレ値がついていますが、定価も高い本でした。これは本書のブックカバーを「ゲーム基板の形状を模した装丁」にした為です。本当に基板を使ったわけではないものの、プラスチックで成型した為「専用の金型」が必要になりました。
プラスチックの製品は金型の製造に費用がかかる分「長期間売り続けて賄う」という特徴がありますが、本書は「辞書」ですので初版以降も発売されれば当然「時代に合わせた改訂と新語(この場合は「新ゲーム」でしょうか)を収録するための増ページ」が必要になります。その場合「ブックカバーも作り直し(本の背の厚みが変わるので)」となり、初版以上に高価な本になるのは明らかです。
では、改訂なしで「復刊」するとなればどうでしょう。これも「当時の金型や原稿が保管されているか」など問題が多そうです。5,000円という定価も「当時だから」であり、現在も同じ値段で復刊できるかといえば厳しいでしょう。
また、本書に記載されている「よもやま話」についても、読み手の出身地や体験(ゲームの腕前やコンピュータなどの知識、それにまつわる交流など)によっては「違う」と感じられてしまうかも知れませんし、言葉の用法間違いや現代では「不謹慎」として使えない言葉を使用している部分もあります。例として『ファイヤーマン』の項目については、後に著者である西島孝徳氏自身が間違い(一般的に『消防士』と訳すことを失念していた)を指摘しています。
それでも本書はデータ以上に「かつてのアーケードゲームとファンの在り方」について克明に触れている点で「貴重な一冊」といえるのです。
「かつてのゲーム」はナムコのものに限らず「腕前に応じて得点が加算され、遊戯時間が延長される」というものでした。現在も変わってないと思われがちですが、当時のものは「ウデさえあれば何時間(場合によっては何日)でも遊んでいられた」レベルだったのです。
(逆に、反射神経が鈍いとロクに遊べないゲームが多かったわけで『ドラクエ』の登場が「どれぐらい衝撃的であったか」を物語っています)
長時間ゲーセンに居座られることを防ぐ為にメーカーによって考案されたのが「アーケードゲームにおけるエンディング画面(に伴なうゲーム終了)」だった、と本書は記しています。これにも「諸説」はあるかと思うのですが「ゲームがストーリーを重視するようになったのでエンディングを設けるようになった」よりは説得力のある話です。しかし「エンディングの発明以降」もプレイヤー側は「あの手この手」でゲームを「ずっと遊び続ける方法」を追及し続けました。
あまり語られないことですが、当時のゲーセンには「1,000万点プレイヤー」よりも上手い「エンドレスプレイヤー」がいたのです。彼らは、この頃から始まった「ゲームサークル」に入ることもなく、ひたすら「ゲームと戯れて」いました。
「彼ら」に訪れた最も大きな「時代の変化」は、ゲームセンターの24時間営業を禁止した『新風営法』であったといえます。メーカーにしても「暗くて怖いゲーセン」というイメージを払拭したい狙いがあり、店内の内装をはじめ徐々に「これまでのゲーセンを連想させるもの」の排除…とりわけ「ゲームのうまい常連客」を追い出す姿勢が明確になったのがこの時期です。
ゲームのスリルが「遊び続けられるかどうか」から「エンディングまで見られるどうか」へと移るにつれ、ゲームの宣伝内容も「面白いかどうか」から「エンディングを見るまで付き合えるほどセンスの良い見た目(ストーリー)かどうか」へと価値観を変えました。その変化についてゆけない人は、ゲームをやめたのです(ここで申し上げているのは「変化」であり、それ以降のゲームがつまらないという意味ではありません)。
この時代に起こった「変化」は「ゲームの面白さ」を損なうものではありませんでしたし、ゲーセンには「秩序」がもたらされました。しかし「プレイヤーから多様性(ゲームを好きなように、好きなだけ遊ぶ自由)を奪う」結果にはなったのです。そして多様性の無い場所では、この辞典のネタにされるような「おもしろい言葉」も生じることはありません。
無論、私たちが安心してゲームを楽しむには「これで良かった」のであり、ゆえに本書がこれ以降改訂されないのも「これで良い」のです。だからこそ、この辞典には「かつてのナムコが新しく、あやしく、それゆえに面白かった時代」が凝縮されているのですから。
(実際、西島氏は本書の前書きにて「ビデオゲームの人気はピークを過ぎた」と語っています)
以上、硬いレビューでしたが、本の内容全体は皮肉やジョークで溢れており楽しいものになっていますのでご安心ください。例えば『ゲームブック』の項目をひくと、本書を利用してゲームブック的に遊べるように誘導されるなど、読めば読むほど面白い発見ができるところに「ナムコを名のる本として、つまらないものは作れない」という姿勢を見ることが出来る筈です。復刊は難しい本ですが、 Kindle Paperwhite(ニューモデル) がある現在なら「電子書籍化」するのも良いかもしれませんね。
追記: 本書がなぜ「新」明解なのかは巻末にて説明があります(現在はWebでも『新明解ナム語辞典』で検索すれば同内容のものが「とみさわ昭仁」さん(当時、本書の編集を務めました)のツイートをまとめたものとして見られます)が、私としては本書発売前のコレがゲーム雑誌『Beep』にて連載されていたときの
「明解ナム語辞典? ネーミングのセンスが「古い」ねえ。もう少し何とかならないの?」
と編集から言われたのがネーミングのきっかけ、というエピソードの方が好きでした(笑)。
既にたいへんなプレ値がついていますが、定価も高い本でした。これは本書のブックカバーを「ゲーム基板の形状を模した装丁」にした為です。本当に基板を使ったわけではないものの、プラスチックで成型した為「専用の金型」が必要になりました。
プラスチックの製品は金型の製造に費用がかかる分「長期間売り続けて賄う」という特徴がありますが、本書は「辞書」ですので初版以降も発売されれば当然「時代に合わせた改訂と新語(この場合は「新ゲーム」でしょうか)を収録するための増ページ」が必要になります。その場合「ブックカバーも作り直し(本の背の厚みが変わるので)」となり、初版以上に高価な本になるのは明らかです。
では、改訂なしで「復刊」するとなればどうでしょう。これも「当時の金型や原稿が保管されているか」など問題が多そうです。5,000円という定価も「当時だから」であり、現在も同じ値段で復刊できるかといえば厳しいでしょう。
また、本書に記載されている「よもやま話」についても、読み手の出身地や体験(ゲームの腕前やコンピュータなどの知識、それにまつわる交流など)によっては「違う」と感じられてしまうかも知れませんし、言葉の用法間違いや現代では「不謹慎」として使えない言葉を使用している部分もあります。例として『ファイヤーマン』の項目については、後に著者である西島孝徳氏自身が間違い(一般的に『消防士』と訳すことを失念していた)を指摘しています。
それでも本書はデータ以上に「かつてのアーケードゲームとファンの在り方」について克明に触れている点で「貴重な一冊」といえるのです。
「かつてのゲーム」はナムコのものに限らず「腕前に応じて得点が加算され、遊戯時間が延長される」というものでした。現在も変わってないと思われがちですが、当時のものは「ウデさえあれば何時間(場合によっては何日)でも遊んでいられた」レベルだったのです。
(逆に、反射神経が鈍いとロクに遊べないゲームが多かったわけで『ドラクエ』の登場が「どれぐらい衝撃的であったか」を物語っています)
長時間ゲーセンに居座られることを防ぐ為にメーカーによって考案されたのが「アーケードゲームにおけるエンディング画面(に伴なうゲーム終了)」だった、と本書は記しています。これにも「諸説」はあるかと思うのですが「ゲームがストーリーを重視するようになったのでエンディングを設けるようになった」よりは説得力のある話です。しかし「エンディングの発明以降」もプレイヤー側は「あの手この手」でゲームを「ずっと遊び続ける方法」を追及し続けました。
あまり語られないことですが、当時のゲーセンには「1,000万点プレイヤー」よりも上手い「エンドレスプレイヤー」がいたのです。彼らは、この頃から始まった「ゲームサークル」に入ることもなく、ひたすら「ゲームと戯れて」いました。
「彼ら」に訪れた最も大きな「時代の変化」は、ゲームセンターの24時間営業を禁止した『新風営法』であったといえます。メーカーにしても「暗くて怖いゲーセン」というイメージを払拭したい狙いがあり、店内の内装をはじめ徐々に「これまでのゲーセンを連想させるもの」の排除…とりわけ「ゲームのうまい常連客」を追い出す姿勢が明確になったのがこの時期です。
ゲームのスリルが「遊び続けられるかどうか」から「エンディングまで見られるどうか」へと移るにつれ、ゲームの宣伝内容も「面白いかどうか」から「エンディングを見るまで付き合えるほどセンスの良い見た目(ストーリー)かどうか」へと価値観を変えました。その変化についてゆけない人は、ゲームをやめたのです(ここで申し上げているのは「変化」であり、それ以降のゲームがつまらないという意味ではありません)。
この時代に起こった「変化」は「ゲームの面白さ」を損なうものではありませんでしたし、ゲーセンには「秩序」がもたらされました。しかし「プレイヤーから多様性(ゲームを好きなように、好きなだけ遊ぶ自由)を奪う」結果にはなったのです。そして多様性の無い場所では、この辞典のネタにされるような「おもしろい言葉」も生じることはありません。
無論、私たちが安心してゲームを楽しむには「これで良かった」のであり、ゆえに本書がこれ以降改訂されないのも「これで良い」のです。だからこそ、この辞典には「かつてのナムコが新しく、あやしく、それゆえに面白かった時代」が凝縮されているのですから。
(実際、西島氏は本書の前書きにて「ビデオゲームの人気はピークを過ぎた」と語っています)
以上、硬いレビューでしたが、本の内容全体は皮肉やジョークで溢れており楽しいものになっていますのでご安心ください。例えば『ゲームブック』の項目をひくと、本書を利用してゲームブック的に遊べるように誘導されるなど、読めば読むほど面白い発見ができるところに「ナムコを名のる本として、つまらないものは作れない」という姿勢を見ることが出来る筈です。復刊は難しい本ですが、 Kindle Paperwhite(ニューモデル) がある現在なら「電子書籍化」するのも良いかもしれませんね。
追記: 本書がなぜ「新」明解なのかは巻末にて説明があります(現在はWebでも『新明解ナム語辞典』で検索すれば同内容のものが「とみさわ昭仁」さん(当時、本書の編集を務めました)のツイートをまとめたものとして見られます)が、私としては本書発売前のコレがゲーム雑誌『Beep』にて連載されていたときの
「明解ナム語辞典? ネーミングのセンスが「古い」ねえ。もう少し何とかならないの?」
と編集から言われたのがネーミングのきっかけ、というエピソードの方が好きでした(笑)。
2004年11月5日に日本でレビュー済み
87年に出版された、当時のありとあらゆるナムコ情報が放り込まれた、「ナム語」の辞典。
調べこんであるクオリティは半端ではないが、項目は、マニアックな同人誌ノリ。当時のナムコをこよなく愛するオールドゲーマーの人々にとっては、必読の一冊だろう。
なお、現在はプレミア価格がついており、入手困難な本の一つ。
調べこんであるクオリティは半端ではないが、項目は、マニアックな同人誌ノリ。当時のナムコをこよなく愛するオールドゲーマーの人々にとっては、必読の一冊だろう。
なお、現在はプレミア価格がついており、入手困難な本の一つ。