もう30年以上も前になります。
高校の同級生の勧めで,樹村みのり先生の世界を知りました。
当時は,少女漫画の黄金期。萩尾望都,竹宮惠子,大島弓子・・・。
その中でも,樹村みのり先生の世界は,身近な題材を用いた社会性,思想性のある作風から,最も惹きつけられ,何度も何度も読み返したものです。
「菜の花畑」シリーズから,菜の花は,私にとって特別な花になりました。
毎年,菜の花を見ると,力が出ます。
最近,天から一つの命をお預かりしました。
男の子ですが,「菜の花畑」の「まあちゃん」のように育ってくれればと思っています。
当時から折にふれリフレインされるフレーズは,「おとうと−弟−」の次の一節,弟である昌平が,大学進学のために東京に旅立つ姉に宛てた手紙です。
**********
姉へ,
人生は「なぜ」という疑問詞の宝庫であり,
生きるとは,行動と意識の渦中における
数限りない覚醒の連続です。
我々は常に自らに問い,語りかけ,
この奇跡のような「存在」の無数の燭台を,
1つ1つ丹念に,認識の灯で飾っていくのです。
それらは星のように輝くでしょう。
生きよ,生きよ,生きて苦しめ!
幸福を祈ります。
昌平,
**********
48歳になっても,まだ灯で飾られていない燭台の数は無限です。
自らと密にコミュニケーションし,1つ1つ丹念に,
認識の灯で飾っていきたいと思います。
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樹村みのり作品集 (菜の花畑編)菜の花畑のむこうとこちら コミック – 1999/5/10
樹村 みのり
(著)
- 本の長さ353ページ
- 言語日本語
- 出版社ヘルスワーク協会
- 発売日1999/5/10
- ISBN-104938844109
- ISBN-13978-4938844103
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登録情報
- 出版社 : ヘルスワーク協会 (1999/5/10)
- 発売日 : 1999/5/10
- 言語 : 日本語
- コミック : 353ページ
- ISBN-10 : 4938844109
- ISBN-13 : 978-4938844103
- Amazon 売れ筋ランキング: - 486,069位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2002年9月22日に日本でレビュー済み
これは全体的には、すごく楽しい作品集です。
「菜の花畑」は大学生の「グループ交際」(ああ、何という赤面ものの死語でしょうか)をめぐるコメディーシリーズです。今だとちょっと違和感があるかもしれませんが、現実は結構こう言うのも多いのではないでしょうか・・・?
他の作品はもう少し年齢層が上ですが、世代共通の話題を上手く描いています。なかでも「私の宇宙人」は大好きな作品で、主人公夫妻に子供が産まれたときの旦那さんのセリフはすごく印象的です。
他の作品にも共通していますが「正直で誠実であること」が樹村みのり作品の根底にあると思います。それは人としての基本でもありますね。決して楽しいだけのお話ではない、内省的な作品が多いのです。
「菜の花畑」は大学生の「グループ交際」(ああ、何という赤面ものの死語でしょうか)をめぐるコメディーシリーズです。今だとちょっと違和感があるかもしれませんが、現実は結構こう言うのも多いのではないでしょうか・・・?
他の作品はもう少し年齢層が上ですが、世代共通の話題を上手く描いています。なかでも「私の宇宙人」は大好きな作品で、主人公夫妻に子供が産まれたときの旦那さんのセリフはすごく印象的です。
他の作品にも共通していますが「正直で誠実であること」が樹村みのり作品の根底にあると思います。それは人としての基本でもありますね。決して楽しいだけのお話ではない、内省的な作品が多いのです。