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ブログ・オブ・ウォー 僕たちのイラク・アフガニスタン戦争 単行本(ソフトカバー) – 2007/5/23

4.4 5つ星のうち4.4 6個の評価

全米「ブログ・アウォード」ベスト・ミリタリー・ブログ賞を3年連続で受賞した人気ブログ「Blackfive」。
そのBlackfiveに寄せられた多数のブログから63のブログを厳選して抽出し、編纂したのが本書だ。編著者マシュー・カリアー・バーデンは、陸軍で少佐の地位まで昇った人間でありながら、軍批判に通じる文章を切り捨てることはせず、「派兵が決まってから帰還後まで」の物語を紡ぎだした。

戦場での力強い物語、戦争やテロの犠牲となった市民たちを救おうとする感動の光景、傷病兵救助や病院での一刻を争う状況。そして愛する人が究極の代償を支払ったとき、残された家族が突き落とされる悲痛の日々――。

義憤に燃え、アメリカは正しいと信じて「十字軍」に志願した兵士たちが、やがて「神のための戦争も国のための戦争もない」と悟り、銃声に慣れ、死体の臭いに慣れていく。そして、兵士の誰もが正義感に燃える立派な人間ではないという、思えば当然のことを、生死が左右される場で目の当たりにする。

そんな兵士たちの、また家族や恋人たちの体験や心情をありのままに、偽りなく、じかに突きつける『ブログ・オブ・ウォー』。何十人もの声が織り成す戦場の合唱は、第三者を介した報道では絶対に伝わらない生々しさで、前線に赴くこととは何かを教えてくれる。

商品の説明

著者について

マシュー・カリアー・バーデン(Matthew Currier Burden)
17歳で入隊し、2001年7月にアメリカ陸軍予備役少佐の階級で退役。国防情報局情報分遣隊副司令官として加わった最後の任務で、彼の部隊は軍事情報の収集・分析手法を改革した功績を認められ、統合勲功部隊感状を授与されている。シカゴ大学で理学修士(コンピュータ科学)取得、学部賞受賞。イラクで友人を失ったバーデンは、「テロとの戦い」に向かった兵士たちを支援しつつ彼らの物語を伝えようと、2003年半ばBlackfive.netを開設。Blackfive.netはたちまち人気ブログとなり、多くの人に読まれ、リンクに加えられるようになった。ブログ・アウォードではベスト・ミリタリー・ブログ賞を3年連続で受賞している。

島田陽子(しまだようこ)
早稲田大学第一文学部卒。
イギリスのイーストアングリア大学大学院にて修士号取得。
小説、ドキュメンタリー、伝記、絵本、雑誌等、幅広い分野で活躍中。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ メディア総合研究所 (2007/5/23)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2007/5/23
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本(ソフトカバー) ‏ : ‎ 336ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4944124244
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4944124244
  • カスタマーレビュー:
    4.4 5つ星のうち4.4 6個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.4つ
5つのうち4.4つ
6グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

2017年12月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
兵士達とその家族が何を考え何を感じたかがわかる一歩となる本。途中疑問に思う部分もあるが、最後まで読んで欲しい。
2008年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
政治家やマスコミや世論がイラク戦争の是非を語るのはよく目にするが、
肝心の、「戦闘」の当事者たちは何を想っているのか、ということはあまり耳にしない。
この本に記されているのは「戦闘」の当事者たちの本音だ。
アメリカの大儀を信じて戦う者、子どもたちが闘わずに済むように戦う者、ただ敵を殺したくてしょうがない者・・・様々な兵たちの本音。
更には、実際には戦わない、管理職、後方支援要員のものもあり、なかなか知ることが出来ない軍の裏話も楽しめる。
内容も、日常をつづったものから戦闘の推移を克明に記述したもの等様々だ。

確かにイラク戦争は大きな問題を孕んでいて、今でも、安全地帯にいる者からとことん批判されている。
もちろんそれは悪いことではないし、どんどんやればいいと思う。
しかし、このブログに綴られた現場の兵士たちの本音を読んで、なんとなく後ろめたさを感じてしまうのは何故なのか・・・。
戦争の大義はどうあれ、戦場で命をかけて闘っている者達には、常に一定の敬意は払っていたい。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年5月31日に日本でレビュー済み
現場の兵士の声というのは馴染みがないな、と手に取ってみました。

何十人もの兵士たちのブログが集められているので、さまざまな考え方や場面が登場し、十分に読み応えがあります。

オビに「良くも悪くも本音だ」と書かれていましたが、本当にそう。共感できない好戦的なブログや、祖国で兵士たちを待つ家族や恋人たちの切実な想いが込められたブログなど、個人の感情がそのままぶつけられていてリアル。訳も読みやすいし、引き込まれました。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年11月20日に日本でレビュー済み
ブログ本.
 しかし,たとえば猫の写真集やエッセイ集などではなく,硬派な内容.

 ミルブログは,どんな点で斬新なのか?(p.10-11)
 いつもとは空気が違う,予備役の訓練(p.21)
 出征の手紙をブログに公開する兵士(p.27)
 戦地の日常生活の中に,突然降ってくる迫撃砲弾.
 現代では郊外住宅地と大差ないFOB(Forward Operatiing Base)(p.49)
 IEDにやられたことを入院中の病院から自分のブログに書き込む女性兵士.
「ここじゃアメリカ人殺すより悪者ひとり殺すほうが重罪なんだ」(p.72)
「俺たち,書類のせいでこの戦争に負けるぞ」(p.72)
 退屈なとき,怖いとき,結婚式のとき,渋滞をかわしたいとき,どんなときでも発砲するイラク人(p.86)
 ただ肌に丸く空いた黒紫色の穴(p.89)
「俺のトラックで死ぬんじゃない」(p.93)
 武装勢力掃討の実相(p.97-101)
 従軍牧師の役割とは?(p.102-104)
 惨事はほんの一瞬(p.105)
 ルート・アイリッシュ・レーシング(p.131-134)
 寸でのところで,老人の車を撃っていたかも.
 メディア_取り上げられることが,テロリストの戦略目標(p.132)
 RPGから放たれる弾頭こそが,装甲車から降りる気にさせる強力な動機(p.136)
 武装勢力を通報する者たち(p.160-162)
 完全に抜け落ちていた,感情と感覚(p.178)
「仕事なんだ.悪く思わないでくれ」(p.179)
「ついにこのとき(負傷)がきた」(p.181)
「撃った相手が見えなかったので,ますますムカッ腹が立つ」(p.184)
 市街地に燃料トラックを乗り入れるのは自殺行為であるため,徒歩でやってくる補給部隊(p.193-194)
 民間人がきれいに姿を消すということは,武装勢力の攻撃が近いことを意味する(p.194)
 武装勢力の集結場所,武器の貯蔵場所にされているモスク(p.196)
 死んだテロリストの財布の中身を,情報提供者への謝礼金に流用(p.201)
「沈黙だけがあった」遺体輸送機(p.259)
「バットで思いきり殴られたようだった」(p.286-287)

 帰還.
「嘘だらけの世界だ」(p.291)
「何が嫌かって,あのうそ臭い精神分析だ」(p.293)
「俺_向かって〝義務と名誉と祖国〟とかっていうおちゃらけはやめてくれ」(p.293)
「コメディ・セントラルよりよっぽど笑えた」(p.302)

 なお,機密保持という点では大丈夫なのか?とも思ったが,案の定,エピローグにて,作戦保全規則が修正され,多くのブログが閉鎖になった旨の記述あり.
 本書に紹介された中にも,情報提供者のイラク人女性を危険に晒しそうな記述も含まれているので,妥当な判断というべきか.
 本書の編者は残念がっているようだが.

 これまで戦争では兵士は,ともすれば「死者●人,負傷者●人」といった数字上の存在になりがちだった.
 今後はそうではなくなるだろう.
 手法から察するに,映画「硫黄島からの手紙」のヒントであったかもしれない一冊.
 読め.
【関心率14.71%:全ページ中,手元に残したいページが当方にとってどれだけあるかの割合.当方にとっての必要性基準】
2007年6月3日に日本でレビュー済み
こういう本が読みたかった。あの戦争の「大義」を論じることは多いけれど、最前線
の兵士の言葉が聞きたかった。断片的なマスコミの報道では分かりかねる「現場」の
混沌を知ることができる。 緊迫した空気が漂い、読み終えて深い徒労感が残る。な
ぜだろう?彼らが戦場で、このような体験をしなければいけない理由とは。
ブログという媒体のためか、よりリアルに感情が伝わる。 中には戦闘行為そのものに熱中している将校・兵士の記述もあるが、そのことがまた現実の多面性を具現化しているようで鮮烈である。コントラストの妙と言うべきか。
アメリカ軍による、ブログの検閲や閉鎖命令という事態に作戦の秘匿、
しいては兵士の安全管理から仕方ない面があるにしても、軍上層部の後ろめたさを感
じる。本書は、詳細な註に支えられ、とても読みやすいスタイルで構成されている。
翻訳も苦心のあとが読み取れる立派な仕事だと思う。あえて気がかりな点を述べるならば、
彼らが所属する、軍そのものに対する悲痛な叫びが少なかったように思う。
そこは軍人の「たしなみ」なのだろうか。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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