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大いなる仮設: DNAからのメッセージ 単行本 – 1991/4/1

3.1 5つ星のうち3.1 3個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

「大野進化論」で知られる著者が、生命の誕生と進化を遺伝子レベルから切り込んで、宇宙の摂理にまで踏み込んで語る、壮大な本格的科学エッセイ。宇宙的視野から生命を語る。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 羊土社 (1991/4/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1991/4/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 205ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4946398678
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4946398674
  • カスタマーレビュー:
    3.1 5つ星のうち3.1 3個の評価

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大野 乾
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カスタマーレビュー

星5つ中3.1つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2012年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大野乾氏は「遺伝子重複説」で有名であるが、ある意味で反ダーウィニズムの進化論を唱えているため、主流から外れているようである。ただ、木村の「分子進化の中立説」に基づいて遺伝子の突然変異だけが進化の主要因ではないという主張には説得力がある。この本はコドンコードにおいてAGTCの4種類の組み合わせがランダムに自然選択されたという「コドン選択」を否定して「CT・TG過剰、CG・TA欠損」の法則があることを色々なたんぱく質のゲノム配列を例にして地道に確認して主張しているのである。大野は特に言及していないが、これを単純に言えば、自然はDNAの配列で「CGとTA」という遺伝子の並び方を嫌うということで、これは二重らせん構造において相補するゲノムの並び、つまり水素結合が三重の強い部分や二重の弱い部分が連続することを嫌っているように見えるということである。

それ以外にも遺伝子の配列が極めて保守的であるという「分子進化の中立説」の例示として体毛の多い貴族の例や細胞のキメラなどの特殊な事例をよく探索している。ただ、最近のはやりのコンピュータ解析を利用したものでなく、主流への反論であるにもかかわらずある意味で個人の勘に頼っている印象が強いため、なかなか正当な評価に結び付かないのかもしれない。

ネオダーウィニズムの総合進化説のカンブリア紀、恐竜絶滅後の哺乳類などにみられる大進化の説明に満足できない人には必読の書であろう。星5つを進呈したい。なお、参考までに言えば、大野氏の「生命の誕生と進化」の方がより原論になる。
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