中古品:
¥110 税込
配送料 ¥240 5月31日-6月2日にお届け(19 時間 12 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: ◆◆◆おおむね良好な状態です。中古商品のため若干のスレ、日焼け、使用感等ある場合がございますが、品質には十分注意して発送いたします。 【毎日発送】
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

東南アジア四次元日記 単行本 – 1997/6/20

3.9 5つ星のうち3.9 35個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

旅に出るため、すべての出世コースを棒に振って会社を辞めた。旅のルートは香港、ベトナムからマレー半島縦断まで。予算は40万。期間は未定。東南アジアの迷宮へと旅立った、謎の元会社員の変な旅行記。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 旅行人 (1997/6/20)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1997/6/20
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 220ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4947702109
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4947702104
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 35個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
宮田 珠己
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

1964年 兵庫県明石市生まれ。主に紀行ものを手がけるエッセイスト。大阪大学工学部卒業後、10年近く勤めた会社を退社し、会社勤めをしながら出かけた海外旅行の顛末を書いた『旅の理不尽 アジア悶絶篇』でデビュー。自費出版で版を重ね、雑誌『旅行人』から第2作『東南アジア四次元日記』を出版し、第3回酒飲み書店員大賞を受賞。以後、紀行エッセイを中心に、日常エッセイ、書評なども執筆。2017年度から2年間朝日新聞の書評委員を勤めた。

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
35グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2016年3月4日に日本でレビュー済み
宮田氏が会社を辞めた直後の話です。このあとどんどん旅行というテーマから外れていくことを考えると、このころはまだまだ真面目に旅行しています。宮田ファンとしてはもっとふざけろ!というべきところです(笑)。

とはいえ宮田氏独特のふざけた文章はこの時点で完成されています。特に冒頭のミッキーフリークのガキとの戦いは必見です。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「四次元日記」です。
 近年の作『晴れた日は巨大仏を見に』『四次元温泉日記』などが示すように、著者はこの初期作品のころから、ふつうに辺境を旅するのではなく、「ナナメに」いわば異様な四次元的なものだけを見ようと、旅をしていたことがわかります。

 本作は香港のタイガーバームガーデンを皮切りに、ミャンマー、ベトナム、タイの民俗学的な遊園地やお寺、奇妙な祭りなどをたどっており、たとえばその中の一章「不思議盆栽調べ」(ハノイ)はのちに、『ふしぎ盆栽ボンノンボ』という一冊になるなど、基本的には異国の生活にふれたい旅人というより,民俗学的、あるいは文化人類学的興味が根底にあるのだなと思います。

 そういうものに関心がある人なら、たまらない入り口をちらつかせてくれる本です。

 バンコクの地獄寺の異形の彫像、日本の富士塚と同じ発想の築山,ミャンマーのオカマが霊媒をつとめる祭りなど、ふんだんな写真を見ているだけでも面白い。

 しかし、ハノイの日本料理店で、旅行者なのに日本料理を教えろと強要されたり、ミャンマーでのオーバーステイを何とか言いくるめて出国する話、ナッカドゥという霊媒のオカマたちにせまられる話など、ふつうの旅の笑いをまぶした部分と、上述の民俗学的興味が微妙なバランス感です。
 旅のすれちがいや勘違いネタをもっと期待する人には多少ものたりなく(この初期作品では独特の文体がやや強引でスベッているところもあります)、もっと祭りや宗教関係にのめりこんでほしい私のような読者には、表面のおもしろさだけで(もちろんかなりおもしろいのですが)中途半端に収拾しているという不満もあり、その点で☆4つかと思いました。
 しかし本の値段無視ともいえる写真のふんだんさは捨てがたく、みうらじゅん氏を思わせるノンセンスなつっこみの角度も後年作を予告している感じで、さまざまな意味でむずがゆいようなカラフルな面白さでした。

 
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年9月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作者が10年間のサラリーマン生活を辞めて旅に出た時の、心から開放された喜びで溢れている。
しかし旅というのは日常の真反対にある”非日常”だからこそ価値があることを、作者はこの後の創作活動で思い知ることになる。
この本をわたしはクアラルンプールのチャイナタウンにあるバックパッカー宿で読んだ。

気に入った表現を抜粋すると
「街灯のオレンジ色の光が差し込んで、無言の車内をふぁふぁっとなめるように照らしていき、それがとんでもない場末の地に連れて行かれるようで心もとない。」 (上手いな~)
この人がハードボイルドものを書いたら読んでみたいと思った。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2011年2月4日に日本でレビュー済み
―「はじめに」より抜粋

・・・「その会社には大学を卒業してから十年近く勤めていた。十年である。気の遠くなるような年月だ。事実、私は仕事中によく気が遠くなって、会議室で休んだり、近くの喫茶店でコーヒーを飲んだりしたものだ。映画館で映画を観ていたこともあった。言っておくが、サボっていたのではない。そのぐらい仕事を幅広くとらえていたのである。その証拠に、もしそのまま勤めていれば、五年後ぐらいには青年管理職となり、やがては次期社長、それも凄腕経営者として日本経済界に君臨、ゴーストライターを使って自伝『超・前向き』を出すという出世コースが約束されていたのだが、残念ながら約束した相手が誰だったか忘れてしまった。どこかの占い師だったような気もする。」

冒頭で抱腹絶倒の面白さ。全部読むのに時間かかった。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年10月31日に日本でレビュー済み
1997年旅行人より刊行。
2001年文春文庫PLUSとして刊行。
2010年幻冬舎文庫として刊行。
という不死鳥のような旅行記。
その間に第3回酒飲み書店員大賞(2007年)受賞。

10年勤めた会社を辞めて旅に出た著者。その最初の旅をつづった爆笑旅行記。
10年以上も前の旅行記なんて、普段は見向きもしない私。
が、「宮田珠己大好き」に加えて変な表紙に魅せられて、購入してしまった。
う〜む、面白い。
バックパッカーの行程には、いろいろ面白いことがありそうだが、その面白さを宮田珠己調が最大限に増幅。
この独特の文体は誰もが認める笑いがある。
「ピンチだ、ピンチ。わたしがピンチ」って、笑っている場合じゃないけれど、でも爆笑。
つくづく娯楽に徹した楽しい本。元気がもらえる。

でその後この人はどうしているの?と思ったら『スットコランド日記』(2009年刊)『スットコランド日記 深入り』(2010年刊)をお試しください。
なんだかいい感じに父親で、息子のサッカーを応援したり、貧乏だと言いながら家を買ったりしています。
そしてやや陰陰滅滅として、たまに亡霊のように東南アジア旅行の思い出が出てきたりしています。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2010年1月24日に日本でレビュー済み
海外で一人旅をしていた時、旅先で出会った方におすすめされた本です。
読み終わった後の率直な感想は、

くだらない(悪い意味ではなく)

です。

これほどくだらない本は久々に読みました。
しかし、それが筆者の求めていたものだと思うので、
娯楽本として楽しく読みました。

気休めにどうぞ!
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2004年10月15日に日本でレビュー済み
宮田珠己さん、ごくごく最近知ったんですけど、もの凄く面白いですね。この軽妙な語り口、クセになります。
通勤時、電車の中で読んでたんですが、周りの人には確実に怪しい奴だと思われてるはずです。だって肩揺すりながら笑ってしまいました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何事もない旅を面白おかしくエッセイにまとめる技術で右に出る者がいない宮田珠己さんの作品としては、この本はかなり出来の悪い作品だと思います。
宮田珠己さんの初期の作品なので、まだ現在の地位を確立する前の作品なので、宮田さんの旅エッセイの変遷を辿りたい!という大のタマキングファン以外にはオススメできません。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート