活字がびっしり詰まったこの本、
お芝居の本というよりは、ビジネス書である。
いかにお客さんを喜んでもらうか、
そのために作り手は何をしたらいいのか。
そういうことを熱く語っているのだ。
そもそも加藤さんが芝居の世界に入ったのは、
大学時代に見た芝居があまりに面白く、
この人の芝居はもっとたくさんの人に見られるべきだ、
と考えたから。
したがって、お客さんをいかに増やすか、
そこに力点がかかっているのだが、
観客増員さえできればいい、というわけではない。
読みながら赤線を引っ張ったところを書き出してみると、
・「お客さんに着ていただき、観て楽しんでいただく」ことが最優先
・1度「好き!」とおっしゃってくださった方には、もう、とことんまで、チケット代の3杯返しをするまでサービスし続けてしまう
・「ちょっと嬉しい」の積み重ねが、きっと「とっても嬉しい」に繋がる
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拍手という花束のために 単行本 – 2005/5/1
加藤 昌史
(著)
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「嫌われ者のすすめ」に続く、加藤昌史氏の第2弾エッセイ。結成20周年を迎えた「演劇集団キャラメルボックス」人気の秘密を、プロデューサー自らが徹底分析しています。タブーを破る、門外不出のデータも公開!!
- 本の長さ287ページ
- 言語日本語
- 出版社(株)ロゼッタストーン
- 発売日2005/5/1
- ISBN-104947767022
- ISBN-13978-4947767028
商品の説明
出版社からのコメント
●今まで、ほとんど誰も語らなかった「演劇とカネ」について、製作者本人が斬り込んだ、怒濤の書き下ろしエッセイ・40,000字!!
●ロゼッタストーン連載『嫌われ者のすすめ』からピックアップされたパワーが出る言葉・70,000字!!
●福澤朗(日本テレビアナウンサー)と語り尽くした熱闘ロング対談!!
●演劇ライター・小川志津子が加藤昌史を解剖する、語り下ろし長編インタビュー!!
この文字の洪水を読み終えたとき、心は「!!」で満たされるはずです。
●ロゼッタストーン連載『嫌われ者のすすめ』からピックアップされたパワーが出る言葉・70,000字!!
●福澤朗(日本テレビアナウンサー)と語り尽くした熱闘ロング対談!!
●演劇ライター・小川志津子が加藤昌史を解剖する、語り下ろし長編インタビュー!!
この文字の洪水を読み終えたとき、心は「!!」で満たされるはずです。
登録情報
- 出版社 : (株)ロゼッタストーン (2005/5/1)
- 発売日 : 2005/5/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 287ページ
- ISBN-10 : 4947767022
- ISBN-13 : 978-4947767028
- Amazon 売れ筋ランキング: - 930,829位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 5,958位演劇 (本)
- - 50,025位アート・建築・デザイン (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年6月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2014年3月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
演劇に対する熱い思い(情熱)、観客に期待以上のものを提供するため、劇団員一丸となって、知恵(アイデア)だし、汗だし、頑張っている奮闘記。
「嫌われ者のススメ」(第2章)は、今までの慣習を破った結果嫌われたという事であり、自ら積極的に嫌われることを目指しているわけではない(誤解を招く)。
全てはお客様の為にと言って、お金根の部分も含めデータ開示して、ここまで赤裸々に語られると、若干、恩着せがましく聞こえ、引いてしまうのは自分だけ?。
こういうのは、自然と滲み出るというか、こちらが慮るものだと思うのだが。
自分の人生に、「これって」いう物に出会える人は幸せだね。
「嫌われ者のススメ」(第2章)は、今までの慣習を破った結果嫌われたという事であり、自ら積極的に嫌われることを目指しているわけではない(誤解を招く)。
全てはお客様の為にと言って、お金根の部分も含めデータ開示して、ここまで赤裸々に語られると、若干、恩着せがましく聞こえ、引いてしまうのは自分だけ?。
こういうのは、自然と滲み出るというか、こちらが慮るものだと思うのだが。
自分の人生に、「これって」いう物に出会える人は幸せだね。
2007年6月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
1 何のために演劇をやるのかということ
タイトルのとおり、「拍手」のため。
彼らキャラメルボックスはプロの劇団だから、金のためでないといったらうそになるでしょう。しかし、ひとの幸せってなんなのかを考えたときの原点が拍手、すなわち心のそこから喝采を浴びること、賞賛を得ることなのだと。僕はつねづねそう考えていましたが、この本を通じて確信したような気がします。 そのことを、チーム全員に浸透させている。
金をとって、それに見合うエンターテインメント、パフォーマンスを示し、それで拍手喝采を浴びる。 並大抵のことではありませんよね。いろいろな努力のあとが本書から読み取れます。
2 全員が「主役」になり得るチームであること
主役持ち回り制、つまりスターシステムをつくらないというこの劇団の哲学です。
目の前の結果(果実)にこだわらない
「一部の熱狂」はいつかは冷めるという
長いスパンでの構想です。
でも、結果主役に抜擢されたみんながそれに応える。脇役にまわっても、平然と主役をサポートする。 主宰者の人望とその哲学を、骨の髄までしみこませたひとりひとりのチカラでしょう。実際、そうしないとチームは長続きしないのでしょう。
いろいろなノウハウが凝縮されていますが、上記2点の基本的な考え方に胸を打たれた次第です。
何のためにやっているのか・・・・いくらいいものを作っても、すごいことを成し遂げても
それを認めてくれる人がいるからこそ、やりがいがあるのですね。それを認めるのは、自分ではなく他人なのです。お客様であり、仲間のひとりひとりなのです。いいものは、なにもいわなくても自然と拍手がおこり、自然とチケットを買ってくれるのですね。
そこにたどり着くまでが大変ですが、小さなことからひとつひとつです。素晴らしい内容の本でした。
タイトルのとおり、「拍手」のため。
彼らキャラメルボックスはプロの劇団だから、金のためでないといったらうそになるでしょう。しかし、ひとの幸せってなんなのかを考えたときの原点が拍手、すなわち心のそこから喝采を浴びること、賞賛を得ることなのだと。僕はつねづねそう考えていましたが、この本を通じて確信したような気がします。 そのことを、チーム全員に浸透させている。
金をとって、それに見合うエンターテインメント、パフォーマンスを示し、それで拍手喝采を浴びる。 並大抵のことではありませんよね。いろいろな努力のあとが本書から読み取れます。
2 全員が「主役」になり得るチームであること
主役持ち回り制、つまりスターシステムをつくらないというこの劇団の哲学です。
目の前の結果(果実)にこだわらない
「一部の熱狂」はいつかは冷めるという
長いスパンでの構想です。
でも、結果主役に抜擢されたみんながそれに応える。脇役にまわっても、平然と主役をサポートする。 主宰者の人望とその哲学を、骨の髄までしみこませたひとりひとりのチカラでしょう。実際、そうしないとチームは長続きしないのでしょう。
いろいろなノウハウが凝縮されていますが、上記2点の基本的な考え方に胸を打たれた次第です。
何のためにやっているのか・・・・いくらいいものを作っても、すごいことを成し遂げても
それを認めてくれる人がいるからこそ、やりがいがあるのですね。それを認めるのは、自分ではなく他人なのです。お客様であり、仲間のひとりひとりなのです。いいものは、なにもいわなくても自然と拍手がおこり、自然とチケットを買ってくれるのですね。
そこにたどり着くまでが大変ですが、小さなことからひとつひとつです。素晴らしい内容の本でした。
2016年8月19日に日本でレビュー済み
「僕らはよく『魂』って言葉を使うけど、それが一番わかりやすい単語なんですよね。奥の方にある何かがブルブルってなる瞬間がほしくて、僕らは生きているのかな。それを一度知ってしまったら、震わせ続けていないと病気になっちゃうんですよね。魂が震えない仕事はできなくなっちゃうんですよ」
仕事で輝いて人生がプラスに動く人って著者のような人を指すのだろう。が、その特徴は?と整理すると「何でも楽しむ事」、「足りないものは工夫して用意してしまう事」、「人を笑顔にするために努力を惜しまない事」。と書いてみると劇団という特殊な仕事でなくとも、全ての仕事、全ての人に活用可能である事が分かる。
仕事で輝いて人生がプラスに動く人って著者のような人を指すのだろう。が、その特徴は?と整理すると「何でも楽しむ事」、「足りないものは工夫して用意してしまう事」、「人を笑顔にするために努力を惜しまない事」。と書いてみると劇団という特殊な仕事でなくとも、全ての仕事、全ての人に活用可能である事が分かる。
2006年7月28日に日本でレビュー済み
ミュージカルをしない劇団の中で日本一の観客動員を誇る『演劇集団キャラメルボックス』の制作総指揮である加藤昌史さんが書く、「どうやって小劇場で行っていた劇団が20年続けてこれたのか」のエッセイ集というかノウハウ集。
劇団員の収入や、グッズの売上金額、ある公演の観客動員数(しかも券種やVIP招待の枚数まで)、「こんなことまで書いてええんか!?」とあけすけに劇団運営について書かれている。
いや、これは本当にビジネス本ですよ。有名人の成功体験よりもよっぽど「気づき」のエッセンスにあふれています。自分の子どもに「劇団プロデューサーになりたい」と言ってもらいたいという言葉はどんな仕事をしている人にも当てはまるはず。ウチもそういってもらえる仕事をやっていきますよ。
加藤昌史さんは今本当に大好きな「おっさん」です。
劇団員の収入や、グッズの売上金額、ある公演の観客動員数(しかも券種やVIP招待の枚数まで)、「こんなことまで書いてええんか!?」とあけすけに劇団運営について書かれている。
いや、これは本当にビジネス本ですよ。有名人の成功体験よりもよっぽど「気づき」のエッセンスにあふれています。自分の子どもに「劇団プロデューサーになりたい」と言ってもらいたいという言葉はどんな仕事をしている人にも当てはまるはず。ウチもそういってもらえる仕事をやっていきますよ。
加藤昌史さんは今本当に大好きな「おっさん」です。
2005年6月10日に日本でレビュー済み
これはビジネス書のコーナーに置いてあってもおかしくない。
エンターテインメント産業のみならず、あらゆるサービス業に関わる人に読んでほしい。
レビュー、説明はこの本の何も語れない。
とにかく読むべし。
エンターテインメント産業のみならず、あらゆるサービス業に関わる人に読んでほしい。
レビュー、説明はこの本の何も語れない。
とにかく読むべし。
2005年6月17日に日本でレビュー済み
キャラメルボックスが20年間も人気を保っているのは、ただ、お芝居が面白いだけじゃなくて、いろんなアイデアを駆使しているからなのだと納得した。情報の透明性(なんと劇団員のお給料や、グッズの売上金額まで掲載されている!)や、お客さんを大切にする姿勢など、不祥事だらけの企業は見習ってほしい。どこまでも前向きな発想に、自分ももっと仕事を頑張ろうとパワーをもらった。