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競馬怪人 単行本 – 2002/3/1

3.5 5つ星のうち3.5 4個の評価

商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

競馬という世界に関わり、独自の世界を持つ人々の姿や、彼らの競馬に対する哲学を赤裸々に綴る。『書斎の競馬』連載「競馬怪人の過剰な書斎」に加筆修正し、書き下ろしを加えたもの。

抜粋

「中田さん、利潤を追求するということは善ですか?」
吉富隆安さんは、こう聞き返してきた。「競馬は何でできているのか」という、この本の無謀なテーマについての話をしていたときのことだ。
私にはどう答えていていいのかさっぱりわからない。誰もが利潤を求めて生きている。利潤を求めない人間の生き方など、この地上にはおそらくない。北朝鮮のような国家でも、人間が利潤という考えから逃れられているとはとても思えない。人間社会を根底から支えている大原則について、「善か、悪か」と問いかけること自体……。
そのとき私は、10年前の大井競馬場の薄暮を思い出していた。
午後から降り始めた雨の中を、九歳になる白い馬が、先頭で駆け抜けていった。競馬新聞の予想欄は上から下まで真っ白だった。この人に出会わなかったら、絶対に買えない馬だった。
「諸君の目は節穴か?」
畳一畳分にも満たないステージから彼はそう問いかけてきた。専門紙本紙予想の本命の目を黒板に書き、赤いチョークで大きくバツ印を入れた。
節穴でしかない目をして、それでもくたびれ果てた一日の負けを最後の二分で取り戻した私は、ほんのりと高揚しながら、もう用済みであるはずの予想屋さんのブースに向った。  -「シャバよりも競馬場のほうが美しい」より

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 流星社 (2002/3/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2002/3/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 212ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4947770155
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4947770158
  • カスタマーレビュー:
    3.5 5つ星のうち3.5 4個の評価

著者について

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中田 潤
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カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2017年12月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
水上学氏が推挙していた本。
今年9月に氏のブログ記事を読んで、ぜひ読みたいと思ってた。
しかし、当時この本はAmazonマーケットプレイスで只1冊のみ売られていたが、価格が1万円以上していたので青い鳥は文字通り手も足も出なかった(;,;'_ゝ`;□ヾ(・ω・`。) フキフキ

絶版で適度な価格では入手困難。
それが、つい先日青い鳥にも余裕で手が届く価格まで値下げされていた。

・・・なかなかの読み応え。

なかなか興味深い内容だった。

競馬最強の法則で出ていたバージョン8の考案者など、少なからずの人が後にさらに儲けようと競馬予想会社を作り失踪しているとか。

バージョン8なんか確か1冊2,800円とかしていて、けっこうな価格だった記憶がある。この手のの本を出した人に限って、競馬予想会社なんか作って失敗する。そういう傾向が強いような気がする青い鳥。

馬券で儲けることを考えず、他の手段(競馬予想会社)で儲けようとした報いだろうね('-д-)-3
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年7月2日に日本でレビュー済み
田原成貴元調教師だけでは物足りず清原の熱心なファンです。

麻薬取締官は、彼の本に出てくる人に目星を付けて調査したら、効率的かも知れませんね。
2016年3月21日に日本でレビュー済み
最近、競馬には、ほとんど興味が無いので、あまりテレビでも見ない。昭和50年前後「ハイセイコー」ブームの頃だろうか。馬が好きというより、競馬の儲けで生活できないかと模索していた。いろいろな馬券投資法を研究したが、一番気に入ったのが、当時、TBSテレビの深夜番組に出演していた金丸銀三氏の「複勝馬券ころがし術」。これは、手持ち資金を13等分して今でいうG1クラス、重賞レースの本命サイド複勝式馬券を13等分の1の資金で1点買いする方法。外れた場合は次のレースに1回目の3倍の資金をつぎ込む。又、外れた場合には、次のレースに、さらに2回目の3倍の資金をつぎ込むという方法。G1クラス重賞レースの本命馬が3回続けて3着までに絡まないことは無いだろうという発想。さらに、配当も160円ぐらいは出るという前提のもの。馬の予想は、使用レースのローテーション、馬体重、過去の成績を考慮する。当時、結構、話題には、なった。金丸銀三氏は、当時TBSテレビで、午後11時半ぐらいから1時間か1時間半の帯のバラエティ番組の中で金曜日、週末のメインレース予想という10分位のコーナーを持っていた。馬の覆面をした「ダービー仮面」という人と2人で予想をしていたと思う。彼の著書「利殖競馬入門」と共に、結構、話題になっていた。確かに、考え方は魅力的だが、なかなか、ギャンブルで蔵は建たない。当時、競馬評論家としても、1番人気があったタレントの「大橋巨泉氏」が「競馬は、利殖ではない。ロマンだ。」とか言って金丸氏の事をさかんに、批判していた。いつの間にか、金丸氏のコーナーも終わり、その後、プライベートでトラブルを起こして失踪したとかいう噂とともに消息を聞かなくなっていた。ある日、一般紙の社会面で彼が新潟県だったかで、自殺したかもしれないという記事を見たときは、ビックリしたのを記憶している。当時、60歳位だったか。その後、続報がなく結局行方不明。彼のことが書かれていて懐かしくて購入した。面白かった。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年12月2日に日本でレビュー済み
 畠山直毅、柏木久太郎(競馬専門紙トータライザー創始者)、上森小鉄(総会屋)、ターザン山本(元週刊プロレス編集長)タカモト式狂信者、そして田原成貴と古今東西の競馬界の「怪人」というべき人物の列伝が味のある文章で書かれています。紹介されている人物がみんなただ者ではない個性派揃い。馬券的には直接的に役にたちませんが、勝負の際の心構えとして参考になるかもしれません。「こんな凄いヤツいるのか」と思いながら読み物として楽しむのが正しい読み方だと思います。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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