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思想地図β vol.1 単行本 – 2010/12/21
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- 本の長さ384ページ
- 言語日本語
- 出版社合同会社コンテクチュアズ
- 発売日2010/12/21
- 寸法14.9 x 2.7 x 21 cm
- ISBN-104990524306
- ISBN-13978-4990524302
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登録情報
- 出版社 : 合同会社コンテクチュアズ; A5判版 (2010/12/21)
- 発売日 : 2010/12/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 384ページ
- ISBN-10 : 4990524306
- ISBN-13 : 978-4990524302
- 寸法 : 14.9 x 2.7 x 21 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 454,412位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 15,189位哲学・思想 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1971年東京生まれ。批評家・作家。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。株式会社ゲンロン創業者。専門は哲学、表象文化論、情報社会論。著書に『存在論的、郵便的』(新潮社、第21回サントリー学芸賞 思想・歴史部門)、『動物化するポストモダン』(講談社現代新書)、『クォンタム・ファミリーズ』(新潮社、第23回三島由紀夫賞)、『一般意志2.0』(講談社)、『ゲンロン0 観光客の哲学』(ゲンロン、第71回毎日出版文化賞 人文・社会部門)、『ゆるく考える』(河出書房新社)、『ゲンロン戦記』(中公新書ラクレ)ほか多数。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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という冒頭の文章で触れた大型ショッピングモール、
ヴィヴォシティの目の前に、偶然住んでいる。
本書の冒頭にヴィヴォシティについて触れられていたのは
偶然ではあるけれども、多国籍国家シンガポールに居を移して1年、
方々にある無国籍なショッピングセンターについて、
日本に居たときよりも色々と考えさせられるようになったため、
“ショッピング”という語に惹かれ本書を購入したことは事実である。
内容について、荒削りな点も無いわけではない。
しかしゆっくり文章を推敲している前に、世界は遠く先へ行ってしまう。
氏とともに、本書の続巻とともに、現在〈いま〉についての
言論を追いかけていきたい。
そしてやはり、他にも参加者がいるとはいえ、東・北田が参加したショッピングモールをめぐる討論がとても興味深かった。この二人を対称的に配置するといろんなことがクリアになる。家族をもった東さんと独身の北田さんのあまりに実存的すぎる会話がそのまま思想的・社会的な個別の文脈につながっていくのはぞくぞくしました。これぞ批評ではないか。わかりやすいうえに奥行きがある。今後もつかず離れずがんばってほしい二人。
あとは、文学における都市と郊外という30年前から言われているテーマを取り上げつつ、きちんと蓮実重彦さんを批判的に継承している宇野常寛さん(世代的には「クン」と呼びたいが)と、東さんのデリダ解釈を使ってドゥルーズを批判的に継承しようとする千葉雅也さんの論考がおもしろかった。一つの雑誌でこれだけ楽しめれば十分です。買い。
twitterでショッピングモールを社会的視点から詳細に研究分析した特集があると知り、購入しました。が、最初の対談(東浩紀氏・村上隆氏・猪瀬東京都副知事)の東京都マンガ規制からして非常に深く面白いです。
記事の充実度からすると安いと思います。
もちろん全てというのはレビューにありがちな誇張だ。
東氏が世界を見る視座がこの短い文章に端的に現れていて、
これから彼らが旅をする「地図」として過不足がない、力強い文章だと思う。
資本主義が生んだ消費という共通原語が、文化・宗教・歴史といった差異を消滅させていく。
私たちは、その変異を拒否することはできない。過去に戻ることもできない。
これから世界はもっとフラットになる。
そのことを受容しない言論は、「昔は良かった、昔に還れ」式の閉じた業界内の共感を集めるだけで、世界に開かれた言論ではない。
それを「多様性のなさ」と非難するのではなく、フラット化の極北で生まれる新しい多様性について考えよう。
フラット化の権化とも言える大型ショッピングモールで生まれる公共性について論じてみよう。
そこから考えると、実はこれまで「多様性」の名のもとに排除してきたものが浮かび上がる。
出版の方法も含めて、東氏の覚悟に敬意を表したい。
ここにあるのは、「ショッピングモール」についてのWikipedia的記述の羅列と、「ショッピングモール」の周辺をぐるぐると旋回するどこかで聞いたような議論だけです。
きっと、この虫たちは以前には「ショッピングモール」ではない別の何かの周囲を、ブンブンと耳障りな羽音を鳴らして旋回していたのでしょう。
この虫たちには、致命的なまでに「ショッピングモール」自体への驚きや好奇心がない。要するに知性がないということです。
本当にとてもガッカリしたのですが、ここでは「ショッピングモール」は一切語られず、「ショッピングモール内のカフェ」で繰り広げられるようなガールズトークだけがあります。
脂ぎったオヤヂ連中のガールズトークなんて、とてもじゃありませんが聞くに耐えられない。
現代に巣食う、そのような虫たちの生態に興味がある方にとっては、この本は一つの資料として有益でしょう。いつか良質な殺虫剤が発売されることを心待ちにしています。
何かに対して驚き、興味を持つことができるような知的な私たち一般人にとって、この本は何一つ値するものをもたらしはしないと言えるでしょう。
中古とはいえ、私は、金と時間を使ってこの本が私たち知的一般人にとって無益であることを突き止めましたが、礼や感謝は不要です。
みんなが別のもっと有意義な本に金と時間を費やせたという事実だけで、胸がいっぱいです。