完成度の高いスムーズ・ジャズ最高傑作。
作風・アレンジ・メンバー・演奏・ミックス・・・どれを取っても超一流。
GRPとしても特に力を注いだ作品だと思う。ラスとベノワの共作であるものの、全体的にやはりラス・フリーマンがリードしているようだ。
ラス・フリーマンの存在が圧倒的なのでベノワはやや女房役っぽい印象だが、楽曲の中に清流のように流れる爽やかなアコースティック・ピアノが良いスパイスとなっている。ホーン・ストリングス・セクションも惜しみなく投入されておりアルバム全体が豪華。
歌を含めてバックミュージシャン達は最高に上手い。グラミー賞をとらなかったのが不思議なぐらいの出来です。