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Mathis De Maler - Symphony

4.7 5つ星のうち4.7 28個の評価

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CD, CD, シングル, 1995/7/3 CD, シングル
¥635

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曲目リスト

1 Mathis Der Maler- Engelkonzert
2 Grablegung
3 Versuchung Des Heiligen Antonius
4 Nobilissima Visione- Einleitung Und Rondo
5 March Und Pastorale
6 Passacaglia
7 Symphonische Metarmophosen- Allegro
8 Turandot, Scherzo, Moderato - Lebhaft
9 Andantino
10 Marsch

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 製品サイズ ‏ : ‎ 12.4 x 14.2 x 1.4 cm; 98.09 g
  • メーカー ‏ : ‎ Dg Imports
  • EAN ‏ : ‎ 0028944738926
  • 商品モデル番号 ‏ : ‎ 028944738926
  • SPARSコード ‏ : ‎ DDD
  • レーベル ‏ : ‎ Dg Imports
  • ASIN ‏ : ‎ B0000012WN
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 28個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2020年6月18日に日本でレビュー済み
アバド(Claudio Abbado 1933-2014)指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏で、ヒンデミット(Paul Hindemith 1895-1963)の以下の楽曲を収録したアルバム。

交響曲「画家マティス」 (Mathis der Maler)
 1) 第1楽章 「天使の合奏」 (Engelskonzert)
 2) 第2楽章 「埋葬」 (Grablegung)
 3) 第3楽章 「聖アントニウスの誘惑」 (Versuchung des heiligen Antonius)
管弦楽組曲「気高き幻想」 (Nobilissima visione)
 4) 導入部とロンド (Einleitung und Rondo)
 5) 行進曲とパストラール (Marsch und Pastorale)
 6) パッサカリア (Passacaglia)
7-10) ウェーバーの主題による交響的変容 (Symphonische Metamorphose von Themen Carl Maria von Webers)

1995年録音。

ヒンデミット生誕100年にあたるアニヴァーサリー・イヤーに録音されたもの。「画家マティス」はヒンデミット事件(ユダヤ人音楽家とわけへだてなく芸術活動を行っていたヒンデミットが、ベルリンフィルによる「画家マティス」の初演を機に、ナチスの芸術政策の批判にさらされ国外に退去。初演を指揮したフルトヴェングラーは、ヒンデミットを擁護し、抗議のためドイツ楽団をいったん退く)の原因となった楽曲で、このオーケストラにとっては、ヒンデミットの記念年に取り上げるということは、ある意味宿命的なものもあろう。

また、アバドの録音活動面での功績という観点で書くと、個人的にはムソルグスキー作品への積極的な取り組みとともに、20世紀の近代管弦楽作品にきわめて質の高い演奏を提供することで、その普及啓発に寄与したことが特に大きなものだと考える。当ヒンデミットの作品集も、是非指折られるべき名品で、世界最高のオーケストラの機能性と音響美を如何なく発揮し、これらの楽曲の美しさを理想的な形で表現したもの。当録音からすでに25年が経過したわけだが、その魅力は、一切色褪せていない。

「画家マティス」は冒頭から豊かな音色で、ゴージャスと表現したい響き。多少ねばりのある表現で、起伏を描き出し、エネルギーを高める手腕は、アバドとベルリンフィルの顔合わせならではと言いたいところ。第2楽章の木管に込められた歌の伸びやかさは絶品であり、説得力に満ちている。終楽章は合奏音のバランスが常に保たれているが、必要な迫力は存分に供給されており、王道の名演という貫禄をもって結ばれる。

「気高き幻想」は演奏機会の少ない作品で、録音も稀だが、アバドはこの音楽がもつアンニュイな情感を色彩感豊かに表現する。オーケストラの適度に柔らかな合奏音は、自在性があり、不確かなものを抱合して、柔和な方向に解決していく。その手段は、楽曲をわかりやすく伝えている。

「ウェーバーの主題による交響的変容」は、ヒンデミット最大の人気曲だろう。冒頭から、早目のテンポをとり、色彩感と躍動感に溢れた表現で、強靭なフォルテが相応しい。第2楽章の主題提示部の耽美性はオーケストラの表現力を堪能できるもので、深い情感に心打たれる。また、変奏部分では、機動的な展開力も美麗に決まる。第3楽章、第4楽章といずれも速めのテンポでキビキビ進む。フィナーレは熱血的で、オーケストラの能力が開放される。

アバドが遺してくれた、今後永く聴かれるであろう名録音。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年4月3日に日本でレビュー済み
Paul Hindemith(1895~1963)が1933年から34年にかけて作曲したのが、彼の代表作であるこの「画家マティス」である。作曲年が示すように、この作品はHindemith、そして初演者であったFurtwanglerの運命を大きく変えてしまった。

恥ずかしながら「画家マティス」とは、アンリ・マティスのことだとばかり思っていたのだが、Matthias Grunewald(c.1470~1528)のことだということをはじめて知った。アンリ・マティスはHindemithとほぼ同時代人であり、Hindemithが彼に対する讃歌を作曲したのだと考えていた。ところがGrunewaldは当時ほぼ500年ほど昔に生存した画家であり、その代表作は「イーゼンハイム祭壇画」らしいのだが、その絵についても初耳であった。

ところでこの「画家マティス」は1934年3月12日にFurtwangler、Berliner Philharmonikerによって初演されたのだが、前年政権を取ったナチスはHindemithのことを快く思っておらず、ことあるごとに圧力をかけていたようだ。Hindemithはユダヤ人演奏家と共演することもあり、また妻はユダヤ人であった。「画家マティス」は交響曲とともに、歌劇も作曲されていたのだが、歌劇はナチスによって上演禁止となってしまった。これに対してFurtwanglerは新聞に「ヒンデミット事件」という論評を投稿し、Hindemithを擁護した。ナチスはこれに対して、FurtwanglerをBerliner Philharmonikerから追放し、Hindemithの役職を解いてしまった。Furtwanglerはナチスの思惑もあって復職したのだが、これは大指揮者の戦後の命運を決する事件になってしまったようだ。また作曲家は、トルコへ逃れることになった。

管弦楽組曲「至高の幻想」は、バレー音楽として作曲され、1938年7月に作曲者によって初演された。Hindemithはのちに、このバレー音楽から20分ほどの音楽を抽出して、3つの楽章の組曲に仕立てた。また「ウェーバーの主題による交響的変容」は、4つの楽章を持つ作品である。

アバド、ベルリン・フィルの演奏は、迫力あるものとなっている。アバドにしては珍しく感情のこもった音楽で、★5つでもよいかもしれない。
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Alain Prévost
5つ星のうち5.0 Très belle version
2023年7月25日にフランスでレビュー済み
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Si ce n'est pas la "meilleure version" j'aime beaucoup Abbado dans ces trois oeuvres de Hindemith. Cerise sur le gâteau: la prise de son est excellente.
Mario S
5つ星のうち5.0 La scoperta di un musicista
2018年4月13日にイタリアでレビュー済み
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Non conoscevo questo autore ma da queste composizioni devo dire che Hindemith è veramente eccezionale. Abbado e i Berliner semplicemente fantastici. Consegna ok
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stevenrothbard
5つ星のうち5.0 Are there no limits to Abbado's genius?
2013年1月2日にアメリカ合衆国でレビュー済み
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Claudio Abbado is generally not known for his playing of Hindemith, but this recording shows that such an idea should be changed. There are few recordings of these well-known works as well played as they are here by the world's greatest orchestra lead by the world's greatest conductor, especially in such sumptuous sound. Just listen to the stunning ending of the Symphonic Metamorphoses in which every detail is clear as is the summer's sun, and you'll give special attention to this disc. It's interesting what Hindemith could do with the little pieces of Weber he was working with, and like Beethoven, he makes a great piece from minor material. The sound and playing on this disc are so good that I got up and conducted the music myself. It provided a good ti chi sort of work out we all need.
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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christoph Gumpert
5つ星のうち5.0 Herdamit
2013年11月25日にドイツでレビュー済み
Amazonで購入
Früher hieß es bei uns: Hindemith, Herdamit, Wegdamit. Diese Zeiten sind zum Glück lange vorbei. Heute sage ich: Herdamith. Das ist gekonnt gesetzte Musik mit eiserner Disziplin und mit schönsten Einfällen. Und wenn dann noch Abbado dirigiert und die Berliner Philharmoniker spielen, dann ist das Ergebnis nicht nur viel versprochen, sondern auch sehr viel erfüllt. Bravo.
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Jacques & Gilles
5つ星のうち5.0 Magnificent
2011年10月10日に英国でレビュー済み
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Doubt whether I have heard the metamorphosis for 25 years, since the days of a Szell vinyl that I had. I'm now making up for lost time collecting Abbado's back catalogue; he is amazing. This is an astonishing disc, which is really accessible, with memorable themes. As well as the brilliant playing, this disc is most remarkable for its colossal dynamic range which makes you sit up and pay attention. Tried it on a long tedious journey, but it's really too overwhelming for driving! One to listen to. My favourite disc of the moment.
15人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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