元Bibleというバンドをやっていた方の確かソロ1st。
アルバム2枚で終わったらしいBibleはあまり知りませんが、ソロになってから地味ながら良質な曲を作るアーティストとして名は聞いていたので、当時メジャーの割と大きい会社から日本盤が出ていたので買いました。繊細でリリカルでとてもいい作品だと思い、今でも愛聴しております。その後の日本発売はあまりなくなってしまいましたが(「Thanksgiving」という作品の邦盤は持っておりましたけど)、その後も売れなくても安定した活動をしてらっしゃる様でイギリスの良心と言ってもいいかも。
元Fairground AttractionのEddi Reader氏への楽曲提供でも知られているそうで、ソングライターとしても著名な活動があるらしいです。一曲目のサビの部分はNick Cave氏の曲から引用した物で、こういう所にセンスの良さを感じます。
何回か来日公演もしており、その内一回は都内のあまり大きくない喫茶店風の所で観た事があるのですが、ここからの曲が多く、本人も自身のカタログの中で気にいっているらしいです。
J J Burnel氏からStranglersのボーカルに誘われたそうですが、ちょっと謎だったりします(本人も断ったとか)。
Bibleは3rdがあって、お蔵入りだそうで、Booさんによると自分の最高傑作との事で今聴けるなら聴いてみたいです。
イギリスにはClive Gregson、Martin Stephenson、Luka Bloom、Ian McNabb、John Wesley Hardingといった、売れなくても活動を続ける良心的なシンガーソングライターが多くて嬉しいです(当人達は売れないのは忸怩たる物があると思いますが)。
イギリスの良心を体現していると言えるシンガーソングライターの多分最高傑作。是非ご試聴ください。
蛇足ながら、昔買った日本盤には曲数が多く、
12 The Ghost of Johnny Ray
13 Liberty Horses
14 Talk Me Down
15 The Ghost of Summer Walking
という風になります。念のため。