シルクは90年代に登場したヴォーカルグループの中ではダントツに息の長いグループです。2ndで早くもキーススウェットの手元を離れてしまいましたがHooked On YouやI Can Go Deepなど良曲が目白押し。コーラスワークや音的には続く3rdの方が衝撃度は高いですが純粋に曲のポテンシャルは高く滋味な作品です。唯一残念なことは看板となる曲がぼやけてしまっている点かなと思われます。
Silkと言う名のグループは他にも2組存在しますが、Preludeから2枚のアルバムをリリースした3人組ヴォーカルグループの2枚目が本アルバムです。 『U.S. Black Disk Guide』ではデビューアルバムの"Smooth As Silk"(後日レヴュー予定)が取り上げられていますが、本アルバムも内容は素晴らしいです。 リードヴォーカリストのMaurice Jacksonが歌える人なので、ソウルを楽しむと言う意味では安心して聴くことが出来ます。 ちなみにSilkでググっても90年代に大活躍したグループしか検索できないのは実に悲しい。まぁあのグループも悪かぁないですけど。
メンバーはMaurice Jackson、Eric Thomas、Arthue Reidの3名だが、ジャケットのクレジットにはDavid Horneが第4のメンバーであるような記載が。 収録曲は以下の通り。プロデューサーはGene Barge。サポートミュージシャンは幾人かクレジットされていますが有名処はいませんので省略します。 1.Things Haven't Changed 2.I'll Be Waiting 3.Answer My Prayer 4.Gone Away 5.Get Ready For That Day 6.Simply Beautiful 7.People 8.I Never Had Love(Like This Before) 9.Dogs Of War
クネクネ踊れるようなアップナンバーは1曲もありません。強いて挙げるならば3、7、9曲目かなと。"Answer My Prayer"は曲名がゴスペルみたいですが、全く違います。 フレデリック・フォーサイスの小説と同名の9曲目は最もアップテンポな曲ですが、ダンスナンバーとまではいきませんね。 "Things Haven't Changed"や"Simply Beautiful"はキャッチーなミディアムナンバーだし、"I'll Be Waiting"や"Gone Away"はこれぞ甘茶ソウルと言えるバラッドナンバーなんで、セールス的に大コケだったとは俄かに信じられません。
I love Silk!!...I have been looking for this CD at a reasonable price for awhile, I don't know why the price is solo high from other places..thank goodness for Amazon!!!