前回、マンハッタン・トランスファーのアルバムからどーしても2枚だけといわれたら、まずは「Mecca for Moderns」と、レビューしました。 もう一つはコレ「Extentions」です。 1979年ですかね(老眼がすすみ、ハズキルーペ使用でも解説書の文字が見えない)。 プロデュースがジェイグ・レイドンってのは分かります。 なんでこのアルバムがいいのか。 思いついたまま書いてみます。
まずウェザー・リポートの「バード・ランド」ですよ。 そうきたか、って感じです。 当然オリジナルはインストですが、こちらはボーカリーズ風のアレンジがカッコいい。
5曲目「ボディ・アンド・ソウル」。 この難しい曲を見事なボ-カル・ハーモニーで仕上げてます。
そして6曲目「トワイライト・ゾーン」。 もう、マントラのイメージソングってところでしょうか。
もうひとつ挙げたいのは8曲目の「シェイカー・ソング」。 これ、編曲されてますが、スパイロ・ジャイラのカバーですよね? 確認すると、ちゃんと Music by ジェイ・ベッケンスタイン、とありました。 おしいい選曲です。
バックミュージシャンは、かなりTOTOっぽい。 列挙するなら、ドラム:ジェフ・ポーカロ、ベース:デビッド・ハンゲイト、ギター:ジェイ・グレイドン、スティーブ・ルカサー、曲によってはドラム:なんとアレックス・アクーニャ、ベース:チャック・ドマニコ、、、かなりオイシイです。
何といっても一発目のバードランドでつかみはOK、トワイライト・ゾーンで色づけ完了、といったマンハッタン・トランスファーの代表作といって過言ではないと思います。