当時、借りたレコードをダビングして何度も聞いたこのアルバム。ジェフ・ポーカロのドラムが良かったよなぁ、とふと思い出し、あらためてCDを購入しようとamazonを開くと。さすがヒット作、大量のレビューがありますね。皆様それぞれの思い入れがあって、購買のテンションが上がります。
中に音質比較のレビューが何件かあり、輸入盤オリジナルCD(MCAD-42245)の評価が高いのが目につきました。
ではそれを買ってみようかと思っても、amazonにはMCAD-42245の表記がありません。1988年発売のものとのことですのでそれに近い1990/10/25のやつをエイっと買ってみるとそれがMCAD-42245でした。当たり!です。
私と同様迷う方もいるかも知れないので登録情報を以下に記しておきます。2015/3/17時点で¥1,719でした。
登録情報
CD (1990/10/25)
ディスク枚数: 1
フォーマット: Import
レーベル: Grp Records
ASIN: B000002PI9
EAN: 0076742224523
裏ジャケ部分にはRe-mixed for CD at Room 335 by Rick Pekkonen, Re-mastered for CD by Bernie Grundmanとあり、Re-mixまでしていたのかと驚きでした。
比較がないので他の同アルバム商品とは比べられないのですが、一般的な感想としてはまずまずです。
楽器の定位もよく、聴き心地のよいソフトな音質。当たり前ですが、いかにもギターが主役でギターの響き、ヌケがよい。
次に鍵盤も非常に美音。ベースのバランスも無難。一方あえて難を言えば、ドラムスの音質かと思います。ハイハットの粒立ちもイマイチでシンバルはところどころ潰れています。他の楽器がよいので、これはそもそも録音時点の問題かと想像します。プレイが最高なだけにここが残念。
特に優秀録音、高音質でも無いと感じますが、マスターテープもフレッシュな段階でレベルも抑えた(ラウドネスウォーの真逆)真面目なリマスターだと思います。
むしろRe-mixの内容が知りたく、アナログのオリジナル盤と比較したくなりました。
当時スティーリー・ダンのレコーディングでスタジオ内の音楽監督のような役割だったラリーが、あの凝ったアレンジを支えている一方で、このソロアルバムではケレン味のないストレートなアレンジでプレーに集中しているのは非常に興味深いことです。