天才ベーシスト、チャーリー・ヘイデン率いるリベレーション・ミュージック・オーケストラの最高作にして現代ジャズ、ポピュラー音楽史上、未だに燦然と輝く大傑作。1969発表。フリー・ジャズをベースにしながら、スペイン民族音楽の叙情性も取り入れ、感動的な一大組曲として完成させている。曲の多くは解り易くダイレクトに訴えかけてくるものだ。作品の根底に流れる心情は、パンクにも通じる反抗精神であり、限られた最高のロック音楽にも通じるものがある。
70年代になると、マイク・マントラー(tp)とカーラ・ブレイ(p)は、ロックの要素も取り入れた数々の名作を発表する。