1971年リリース作品。
M1のイントロのバイヴの魅惑な調べを聴いただけで、もう心を鷲づかみされる。
女性vo.のスキャットや涼しげなフルートの音色はソフトロックの王道といった風格すら漂う安定感。
あぁ、溶けてしまいそう・・・(笑)。
M2は「デュンデュンデュデュン、デュンデュデュン・・・」と軽やかなスキャットから始まる、
正調セルメン節。アウトロもスキャットでフェードアウト。爽やかです。
M3ではビートルズの「ノルウェイの森」のカヴァーにチャレンジ。
風のようなフルートの音色とひんやりしたスキャットは、春の森のよう。
以下、ジャズやボサノヴァのエッセンスを感じながら聴き進むと、これはこれは・・・。
M11などサイケな香りを漂わせる楽曲もあるじゃないですか。
M8では狂女のような戦慄のスキャットを披露。何なんだこのアルバム?
これはなかなか凄い作品です。