「テクノ」や「トランス」といった電子音楽を聴いていると、あまりにも人工的で、オーガニックさやエモーションを感じず居心地が悪くなって、「こんな音楽を聴いていて、何か意味が有るのか?」と疑問が湧き上がって来るのですが、今作ではあまりそういう疑問は出ませんでした。「美メロのエピックトランス」というと、クラシックを基調とした西洋的な音楽を連想しますが、アジアやアラブの民族音楽みたいで驚きました。宇宙的で民族的な世界に圧倒されてしまいました。タイトルからもインスピレーションが次から次へ溢れ出て来ます。『2001年宇宙の旅』のオマージュのようなジャケットもクール。
動物の鳴き声で始まる1曲目『Firewater』は、創世記を連想させる宇宙的な曲。
2曲目『Orbitus Teranium』は、電子音が如何にも「テクノ」という感じですが、後半になると美しいピアノのメロディが宇宙的で泣けます。
3曲目『Flaming June』は、中国というか、日本のわらべ歌みたいで、宇宙的でありながら何処か懐かしい感じの曲。
5曲目『Memories In A Sea Of Forgetfulness』は、宇宙的であると同時に深海を連想させる曲。途中からアラブっぽい男性の歌が入ってきます。
6曲目『Solar Plexus』は、今作では異色の男性ボーカルによるハードロック調。後半に転調して美しいピアノのメロディが入ってくるのが泣けます。
10曲目『Content』は、クライマックスに相応しいピアノの美メロトランス。
ボーナストラックに『Flaming June』が入っているのも最高!
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曲目リスト
1 | Firewater |
2 | Orbitus Teranium |
3 | Flaming June |
4 | Lullaby For Gaia |
5 | Memories In A Sea Of Forgetfulness |
6 | Solar Plexus |
7 | Nectar |
8 | Remember |
9 | Love, Peace And Grease |
10 | Content |
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 14.22 x 1.02 x 12.45 cm; 113.4 g
- メーカー : Kinetic / Ada
- EAN : 0093624679929
- レーベル : Kinetic / Ada
- ASIN : B000005WLN
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 246,802位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 81位トランス (ミュージック)
- - 444位ハウス
- - 1,434位エレクトロニカ
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2004年12月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近トランスというジャンルを知り、今回初めてトランスのCDを買いました。
音楽にはあまり詳しくないので、本当、感想しか述べられませんが
妙に激しすぎない音楽で、こう・・適度なノリといいますか。
山あり谷あり、でも微かな(?)・・いや、土台なメロディーがあって。
曲ひとつひとつに魅力があって、どれも飽きないのでオススメです。
ちょこちょこと曲に出てくる女性ボーカル(?)の声は、とても綺麗で、やわらかくて良いです。
一枚のCDに、いろいろな音楽、ジャンルが入ってるようにも感じました。
ちょっと簡潔すぎましたが、なんにしろオススメです。
きっと、聞いてみればわかるはず。
音楽にはあまり詳しくないので、本当、感想しか述べられませんが
妙に激しすぎない音楽で、こう・・適度なノリといいますか。
山あり谷あり、でも微かな(?)・・いや、土台なメロディーがあって。
曲ひとつひとつに魅力があって、どれも飽きないのでオススメです。
ちょこちょこと曲に出てくる女性ボーカル(?)の声は、とても綺麗で、やわらかくて良いです。
一枚のCDに、いろいろな音楽、ジャンルが入ってるようにも感じました。
ちょっと簡潔すぎましたが、なんにしろオススメです。
きっと、聞いてみればわかるはず。
2013年3月17日に日本でレビュー済み
かの、名作ゲーム「AIR」で、サウンドデザインを手がけた「I've」に影響を与えたアルバムの一枚です。
あのゲームで泣いた人間は、買って損はしません。トランスという枠組みを超えて、名盤と断ずるに足る物でしょ
う。
購入したのは今から十年以上前の話ですが、今でも、新鮮に聴けます。素晴らしい。
あのゲームで泣いた人間は、買って損はしません。トランスという枠組みを超えて、名盤と断ずるに足る物でしょ
う。
購入したのは今から十年以上前の話ですが、今でも、新鮮に聴けます。素晴らしい。
2011年1月17日に日本でレビュー済み
アメリカ出身のエレクトロニカ・アーチスト、BTことブライアン・トランソーが1997年に発表したセカンドアルバムです。タイトルのESCM
とはElectric Sky Church Musicの略。内容はと云うとね、プログレッシヴトランスな一枚。BTの芸術的個性と先見の明あるクールなセンス
とが入り混じってかもし出されたのは超自然的な雰囲気。追憶と夢と幻想が配列されてるの。
さて、皆が名曲に挙げるのが代表曲の「Flaming June」。哀愁。ピアノが流れてきて、シンセがつきまとってくる、あとは重力から解放されて
さまようのさ。。
そして、ジャン・ジョンストンの閃きに冴えながら、なよやかに粘る現実離れした美しい歌声が素晴らしい「Lullaby for Gaia」。至福。
情緒さと綿密さの緩和ぐあいがいいの。夢見心地。
魔力的な異国情緒のなか神秘的な生命がたぎってるのが「Memories in a Sea of Forgetfulness」。動揺。
赤裸々なまでの感情表出にのせ炸裂する突き刺さるようなギターというロックな曲調から、まさかの格調高く洗練されたピアノへの展開へと
移行する「Solar Plexus」。狼狽。
またジャン・ジョンストンの歌声が美しいのが「Remember」。魅惑。これはもうドラマチックな充足に満たされるだけ。吸い込まれるだけ。
総じて、様々なジャンルを仲介させ不思議な物語性を帯びさせた美麗トランス。統一のない統一。両義性。万人受けしない万人受け。
つまりあれだよ。こう前向きにね、初々しいまでにね、忍耐力皆無なんだぜって人にお薦めなんだね(笑)。そのまんま捉えてれば
ナルシス的な理想の王国かもしれない。ただ伸縮自在であったとき間違いなく芸術的特権。
とはElectric Sky Church Musicの略。内容はと云うとね、プログレッシヴトランスな一枚。BTの芸術的個性と先見の明あるクールなセンス
とが入り混じってかもし出されたのは超自然的な雰囲気。追憶と夢と幻想が配列されてるの。
さて、皆が名曲に挙げるのが代表曲の「Flaming June」。哀愁。ピアノが流れてきて、シンセがつきまとってくる、あとは重力から解放されて
さまようのさ。。
そして、ジャン・ジョンストンの閃きに冴えながら、なよやかに粘る現実離れした美しい歌声が素晴らしい「Lullaby for Gaia」。至福。
情緒さと綿密さの緩和ぐあいがいいの。夢見心地。
魔力的な異国情緒のなか神秘的な生命がたぎってるのが「Memories in a Sea of Forgetfulness」。動揺。
赤裸々なまでの感情表出にのせ炸裂する突き刺さるようなギターというロックな曲調から、まさかの格調高く洗練されたピアノへの展開へと
移行する「Solar Plexus」。狼狽。
またジャン・ジョンストンの歌声が美しいのが「Remember」。魅惑。これはもうドラマチックな充足に満たされるだけ。吸い込まれるだけ。
総じて、様々なジャンルを仲介させ不思議な物語性を帯びさせた美麗トランス。統一のない統一。両義性。万人受けしない万人受け。
つまりあれだよ。こう前向きにね、初々しいまでにね、忍耐力皆無なんだぜって人にお薦めなんだね(笑)。そのまんま捉えてれば
ナルシス的な理想の王国かもしれない。ただ伸縮自在であったとき間違いなく芸術的特権。
2008年10月7日に日本でレビュー済み
あのSashaが発掘した天才アーティストの第二作。
処女作「Ima」と比べても音はかなり実験的になった。
山あり谷ありの音の構成で大げさかもしれないがそれはまるでミュージカルを見ているような感じがする。
世の中のトランスは元々の音を忘れどんどんと新しい方向に向かっているようだがトランスの原点ともいえるこのCDは現在でも全く色あせてなくむしろ未だに頂点に位置すると思う。
またこのジャケットは格好良さという面において絶賛に値するものがある。
処女作「Ima」と比べても音はかなり実験的になった。
山あり谷ありの音の構成で大げさかもしれないがそれはまるでミュージカルを見ているような感じがする。
世の中のトランスは元々の音を忘れどんどんと新しい方向に向かっているようだがトランスの原点ともいえるこのCDは現在でも全く色あせてなくむしろ未だに頂点に位置すると思う。
またこのジャケットは格好良さという面において絶賛に値するものがある。
2003年2月11日に日本でレビュー済み
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2002年5月26日に日本でレビュー済み
私が初めて、知人のオススメで買った、J-POP以外のCDです。 購入してジャケを見た瞬間、なぜか、ずっと昔にどこかで見たような、妙な懐かしさを感じました。不思議な肌寒さと言うか、涙腺を緩くする刺激がありますね。そして聴いた瞬間に、あっ自分の中の混沌が表現されてる、と思いました。あらゆる音に委ねられた無限の散らばり。新しい世界観です。 CDの中でお気に入りの曲は3の「FLAMING JUNE」(これは有名ですねっ)と、4の「LULLABY FOR GAIA」。特に「LULLABY~」は、女性ボーカルの方の囁くような歌声が美しく魅力的で、地をゆっくり這っていく感じのベース音がその声とどこまでも絡みあい、なるほど、大地の子守唄だなって感じで好きです。こういうどこにもないような、優しく静かなのに激しさがある曲を創れるBTさん。ある意味一つの金字塔を造っちゃいましたね!私は特に考え事とかする時に聴いたりしてます。
2010年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューを見て買ってみましたが、ひどかった。シンセでリズムをきざむだけで、抒情性や幻視的なところはなく、我慢して一応全曲聞いてはみましたが、一曲も最後まで聞けなかった。まあ、自分には合わなかったということだと思いますが、一応参考までに。エニグマやアディエマス、デリリウム、イーラなどの好きな人はやめたほうがいいかも。間違えて買ってしまいました。
他の国からのトップレビュー
Sarah A. Pedro
5つ星のうち5.0
BT - I love you!
2002年8月7日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Who else on the planet could orchestrate such a covalent, harmonious mess of orgasmic sound? This album is above and beyond the most beautiful, most energetic, best composed, liveliest, funkiest, sexiest, most raw composition of music I have ever heard. "FIREWATER" starts this album off with a bang, combining an altruistic, organic, foreign feeling lyric with a steady, reliable bass line that flys like an eagle over mountain peaks. The rest of the album delivers satisfying trips through Brian's imagination and creativity. The best use of [money] I have ever made in my life. I would have paid [money]. What a beautiful soul you have, Brian. Thank you for sharing it with us here. Bt never fails to satisy. BUY THIS RECORD OR REGRET IT THE REST OF YOUR DAYS!
Josh
5つ星のうち5.0
BT’s Masterpiece
2020年5月31日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This is just a stunning album, I could go on and on... it’s BT’s best and in my top 10 favorite albums of all time. It’s beautiful, cinematic, thoughtful and danceable.
Comicdiablo
5つ星のうち5.0
BT's best album
2013年8月9日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
I think that this is BT's best album, and it is quite an emotional journey. Admittedly, tracks 4-6 are a bit of a lag in the album for me, with an overreliance on vocals. However, tracks 1-3 and 7-10 are amazing and can be listened to many times over without boredom. This music gives me the urge to move, whether it be dancing, exercising, or similar to what a previous reviewer said, driving on the interstate.
Steven Dale
5つ星のうち4.0
A Good Album Even For The Quality I Purchased It In
2014年8月4日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
A Good Album Even For The Quality I Purchased It In, Used But Well Worth It! Been Trying To Find This For Awhile, Now I Got It! Great Music From BT. Remember Is My Favorite Joint On The Album. Had A Friend Of Mine Play That Song For Me Ova 10 Years
Ago & It Still Bangs Loud Now!!
Ago & It Still Bangs Loud Now!!
Howard and Shikha
5つ星のうち5.0
It finally grew on me!
2000年6月21日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
After listening to Ima for months and months, I foolishly expected to hear the same on ESCM. Artists need to take new directions after their initial album and BT journeys through a variety of styles on this CD: ambient, breakbeat/bigbeat, progressive house floor stompers, even a touch of drum n' bass and guitar riffs. The most notable tracks on this CD are Lullaby for Gaia and Remember. Open your mind to music beyond Ima and experience E.S.C.M. (and his newest album Movement In Still Life, the UK double CD version also available on Amazon). BT, keep up the great collaboration work...you always seem to be able to pick out female vocalists and make them shine(Tori Amos, Jan Johnston, Kirsty Hawkshaw)