再結成パープル時代の「Slaves and Masters」(1990)、「The Battle rages On」(1993)と、リッチーはそれまでの音楽性にまた新たな境地を開きましたがそれが時期尚早であった為か当時はなかなかリスナーには受け入れられず、ファンとしても彼の昔のような音を望めなかったのではないでしょうか。
そしてパープルを脱退し、レインボーを再結成した彼の最後のHRアルバムです。
tr1から「これぞリッチー!」と叫びたくなるイントロから始まり古くからのファンは熱狂したはずです。またドゥギーの歌詞も楽曲にマッチしていて最高に格好いいです。やっぱり彼のアルバム一曲目は目が覚めるくらいなキラーチューンでないとしっくりきませんね!
tr3はオジーを意識したような楽曲で作曲にも幅を利かせています。
tr5は恋人キャンディスとだけのクレジットになっている曲です。暗い世界で浮遊しているような、そんな不思議な感覚が湧きます。ロニーの「Gates Ob Babylon」が中東を彷彿させるのに対し、こちらは夜の深い時間を彷徨っている感じでしょうか。キャンディスのバックボーカルもまたこれを名曲たらしめています。ちなみにジョン・ロードも絶賛したほどらしいです。
tr6は「Can't Happen Here」の亜種ですが、少しドゥギーのフックが弱いのかな。その為サビでもオリジナルより大人し目に聞こえます。
tr7は彼の音楽を5分半の一曲で表現した集大成ではないでしょうか。エキゾチックな魅力をHRにうまく取り込み(こういうことが大得意ですよね)、若いとき習っていたクラシックギターでのソロも曲のムードを崩すことなくうまくエレキギターに移行していく様もお見事です。歳を重ねるごとに曲全体としての魅力に力を入れるようになり、バッキングを控えめにするようになりましたがそれがここでもうまく生かされています。私的には彼の長いキャリアの中でもトップ5に入るぐらい好きな曲です。
tr9はグリーグ、ペールギュント「山の魔王の宮殿にて」からです。最後の最後までロックとクラシックを融合させるのが上手で、最高に盛り上がります。クレジットではキャンディスがほとんどを担当しリッチーはアレンジのみと書いてありますが実際はどうなのでしょうか。
tr10はヤードバーズの曲で1stアルバムでもカヴァーされてますが、ヴォーカルが入るのは初です。
ドゥギーが入ってからのこの作品はレインボーとして認めないと拒否し続けていたのに気づけば何度も何度も再生してしまうほど気に入っているアルバムです。
Stranger in Us All
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, インポート, from US, 1998/5/9
"もう一度試してください。" | インポート, from US | ¥749 | ¥90 |
CD, 1995/9/9
"もう一度試してください。" | 1枚組 | ¥3,300 | ¥1 |
CD, 追加トラック, 1998/5/21
"もう一度試してください。" | 追加トラック |
—
| — | ¥400 |
CD, インポート, 1998/4/21
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| — | ¥2,520 |
CD, 限定版, 2009/6/10
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥4,770 |
CD, 限定版, 2006/4/26
"もう一度試してください。" | 限定版 |
—
| — | ¥7,847 |
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曲目リスト
1 | Wolf To The Moon |
2 | Cold Hearted Woman |
3 | Hunting Humans (Insatiable) |
4 | Stand And Fight |
5 | Ariel |
6 | Too Late For Tears |
7 | Black Masquerade |
8 | Silence |
9 | Hall Of The Mountain King |
10 | Still I'm Sad |
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 13.97 x 12.55 x 1.14 cm; 80.32 g
- メーカー : Varese Sarabande
- EAN : 0030206101027
- 製造元リファレンス : 260967
- レーベル : Varese Sarabande
- ASIN : B0000060DX
- ディスク枚数 : 1
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年7月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年8月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リッチ―荷しか出せない音を聴けるとのうれしいのですが・・・
ニューアルバムで今までとは異なる突拍子もない楽曲を聴かされても困ったりしますが、
かといっていつもと同じ音でしかないのもさびしいものです。
「だれもが知っているストレンジャー」という原題と邦盤タイトルはかけ離れているような気がします。
ハードロックジャンルではなおさら残念なのが、アルバムに勢いを感じられない時・・・
勢いがあると曲が悪くても楽しめるのですが・・・
沢山のファンには恵まれ、良き理解者はいても、結局リッチ―ダンスの良き共演者には恵まれなかった。
と、オンリーワンな様式美という矛盾を追い求めた男の世界観が良く出ていると思います。
ニューアルバムで今までとは異なる突拍子もない楽曲を聴かされても困ったりしますが、
かといっていつもと同じ音でしかないのもさびしいものです。
「だれもが知っているストレンジャー」という原題と邦盤タイトルはかけ離れているような気がします。
ハードロックジャンルではなおさら残念なのが、アルバムに勢いを感じられない時・・・
勢いがあると曲が悪くても楽しめるのですが・・・
沢山のファンには恵まれ、良き理解者はいても、結局リッチ―ダンスの良き共演者には恵まれなかった。
と、オンリーワンな様式美という矛盾を追い求めた男の世界観が良く出ていると思います。
2017年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Ritchie最高‼
このアルバム、どの曲も好きで前々から欲しかったんです🎵
このアルバム、どの曲も好きで前々から欲しかったんです🎵
2017年6月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レインボーいいですねぇ~!
最高にカッコいいアルバムです♪
是非聞いてみて下さい。
最高にカッコいいアルバムです♪
是非聞いてみて下さい。
2017年6月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
再結成ディープ・パープルを脱退したリッチーが、レコード会社の意向によりレインボー名義で1995年にリリースしたアルバム。バンドのケミストリーは全く感じられないものの、音楽性は後期のレインボーを継承しており、随所にリッチーらしさは感じられる内容となっている。本品は2006年に紙ジャケット仕様で再発された貴重な限定盤。但し音質は1995年の初回盤と同じなので、あくまでも紙ジャケ・コレクターのアイテム的な作品といえる。音質にこだわるのであればBlu-spec CDの方がおすすめです。
2015年9月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まるでアニメやゲームの曲のようなクサカッコイイ曲が満載!
特にWolf To The MoonとBlack Masqueradeが気にいりました。
ボーカルはDioやグラハムのような強烈な個性は無いですが、超優秀な聴きやすい良いボーカルだと思います。
こういう系統でもう2.3枚アルバムを出して欲しかったです。
ホント何でリッチーはハードロック辞めちゃったんだろ...
特にWolf To The MoonとBlack Masqueradeが気にいりました。
ボーカルはDioやグラハムのような強烈な個性は無いですが、超優秀な聴きやすい良いボーカルだと思います。
こういう系統でもう2.3枚アルバムを出して欲しかったです。
ホント何でリッチーはハードロック辞めちゃったんだろ...
2010年12月10日に日本でレビュー済み
リッチーのキャリア的に、このアルバムの前のパープルのアルバムが、いま聞いても・・・余りにも酷い出来なので(兎に角曲に対してボーカルが浮いていた。)このアルバムに対して、かなり期待しすぎていた分・・・リリース時はちょっと肩透かしくらったアルバムでした。
メンバーがリッチー以外新メンバーだったのは個人的にはどうでもよく、(たとえコレがソロ制作からの発展形だったにしても)あまりにも定番な曲調・・・リッチー節といえばそれまでですが、2,3曲以外聴き手をぐいぐい引っ張るモノはほとんど無いです。
メンバーがリッチー以外新メンバーだったのは個人的にはどうでもよく、(たとえコレがソロ制作からの発展形だったにしても)あまりにも定番な曲調・・・リッチー節といえばそれまでですが、2,3曲以外聴き手をぐいぐい引っ張るモノはほとんど無いです。
2012年9月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リッチー・ブラック・モアが、再結成のディープ・パープルから
脱退して再結成したレインボー唯一の作品、過去のレインボー
の作品と比べても引けを取らない完成度、リッチー以外は
全て当事若手の無名のメンバーで構成された作品ですが
HR作品からバラードまでバランスよく練られた作品で
今までスルーしていたのがもったいないと感じました。
おやじロッカーにも是非聞いてほしい作品でたぶん
リマスターされてはないと思いますが、円高で
お得な値段で購入できるのでお勧めです。
脱退して再結成したレインボー唯一の作品、過去のレインボー
の作品と比べても引けを取らない完成度、リッチー以外は
全て当事若手の無名のメンバーで構成された作品ですが
HR作品からバラードまでバランスよく練られた作品で
今までスルーしていたのがもったいないと感じました。
おやじロッカーにも是非聞いてほしい作品でたぶん
リマスターされてはないと思いますが、円高で
お得な値段で購入できるのでお勧めです。
他の国からのトップレビュー
alessandro moscatelli
5つ星のうち5.0
Ottimo
2024年3月29日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Direi come sempre per tutto ok.
Grazie
Grazie
Fran C
5つ星のうち5.0
Rainbow en los 90.
2019年2月17日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
En su momento lo escuché mucho. Gran disco de Rainbow con Doogie White a la voz. Muy recomendable.
Amazon Customer
5つ星のうち5.0
Five Stars
2015年5月7日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Supper !!!
Olivaro
5つ星のうち5.0
Einfach gute Musik
2016年6月9日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
Als eiserner Purple-Fan muss mir deswegen nicht unbedingt jedes Album von Ritchie, ob nun unterm Regenbogen oder drüber, gefallen. Stranger In Us All ist für meine Begriffe definitiv eines der besten Rainbow-Werke, wenngleich sich auch 3 Titel darunter befinden, die ich eher unter Hard-Rock-Schema "F" ablege. Insgesamt ein in sich stimmiges musikalisches Konzept und beinahe ein Meisterwerk. Wenn Stranger IN Us All auch nicht den Rang eines Rock-Klassikers einnimmt, zu meinen Favoriten zählt es in jedem Fall. Der Erwerb lohnt sich allemal und ich kann das Album guten Gewissens weiterempfehlen.
Durand Amaury
5つ星のうち5.0
Bon album
2015年9月23日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Après l'aire Dio, difficile d'assurer au chant. Graham bonnet s'en sortait très bien dans Rainbow et le changement de chanteur donnait à réfléchir.
Il faut avouer que ce nouveau chanteur s'en sort plutôt très bien même s'il lui manque la hargne de ses prédécesseurs.
Malgrès tout, l'album est selon moi un peu mou.
Notons aussi l’apparition de Candice au chant... Ce qui annoncera la suite de la carrière de Ritchie.
Il faut avouer que ce nouveau chanteur s'en sort plutôt très bien même s'il lui manque la hargne de ses prédécesseurs.
Malgrès tout, l'album est selon moi un peu mou.
Notons aussi l’apparition de Candice au chant... Ce qui annoncera la suite de la carrière de Ritchie.